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【うさぎの腎芽腫闘病記録】 CT検査編②

2021年10月11日(月)

再びB動物病院へ。
今回は前回のα先生ではなく、
新たにβ先生が対応してくれた。
改めて、β先生に今回の経緯と、
前回α先生に観てもらった時のことを話した。

本題のCT検査について

無麻酔のCT検査でも転移があるかは見れるが
エコー以上に所見が見られる可能性は低く、
また、腫瘍にどのくらい血管が巻き込まれているかなど
より詳しく緻密に見る場合は、
全身麻酔をかけて血管造影をしながら
CTを撮らなければならないと説明があった。

無麻酔と麻酔をかけての血管造影。
どちらにするか悩んだが、麻酔のリスクを承知し、
最悪、この検査でCuoreが
命を落とす可能性あることも覚悟した上で
血管造影をしながらのCT検査をすることにした。

検査内容としては、全身麻酔をし、
そこから心拍などの数値をモニタリングした上で
問題がなければ、腕を一部毛刈りして、
造影剤を流して、CTを撮っていくとのこと。
CTを撮り終わった時点で麻酔の覚醒に入る。

麻酔をした時点で心拍に問題があった場合は
すぐに検査を中止する。
また、極稀に造影剤によるアレルギー反応が
出てくる可能性もあり、その点についても同意をした。

検査内容、金額の内訳について最終確認をして、
頭金として1万円を払い(CTの機材を稼働する関係上)
そして麻酔を使用することについての同意書、
検査についての注意にサインをして、
Cuoreをβ先生に預けた。

検査の間に

検査が終わり次第、B動物病院から連絡があり、
それからお迎えに行く予定になっている。
それまで、この検査の時点で
Cuoreが命を落とす可能性がある恐怖に
ただただ怯えている訳にはいかない。
その間、飼い主は飼い主で
出来ることをしようと思った。
ということで、うさぎの腎芽腫について調べる為に
国会図書館に行ってみた。
そこでうさぎの腎芽腫について
書かれている論文を探し、読んだ。

うさぎの腎芽腫については
下記リンク先にまとめたので
合わせて読んで頂けたらと思います。

検査が終了、再びB動物病院へ

15:30頃にB動物病院から連絡が来た。
ちょうど無事に検査は終了して、
Cuoreも麻酔から醒めたとのこと。
まだ少し麻酔が抜け切れてなく、
『ぼぉ〜っ』としている状態らしい。
1時間後の16:30に検査結果を聞くことになった。

約束の時間に再度B動物病院に行った。
今度はβ先生ではなく、
再びα先生が対応してくれた。
α先生から今のCuoreの様子を聞き、
Cuoreの様子を観させてもらった。
検査から約1時間経っても、
まだ麻酔の影響でフラフラしている状態だった。
Cuoreの様子を観つつ、検査結果を聞いた。

検査結果について

まずは右腎臓の画像を見せてもらった。
右腎臓はちゃんと造影剤が腎臓から尿道まで
綺麗に流れているところが写っていて、
問題なく機能している状態だった。

【右腎臓の画像】
左上が下から撮った図、左下は横から撮った図、
右下は正面から輪切状に撮ったもの
腎臓から尿道までしっかり通っている(左上の図)

続いて、左腎臓の画像を見せてもらった。
見た目からA動物病院でエコーを撮った時よりも
少し大きくなっているような感じがした。

【左腎臓の画像】
エコーの時と同様、明らかに大きさが違う。
腎臓の左半分の黒いのが腫瘍部分とのこと(右下の図)

α先生曰く、腎臓の中から腫瘍が出来ていて、
腫瘍部分に造影剤が写ってないことから
見た目では腫瘍に血管が
張り巡らされている感じではないとのこと。
また左腎臓の半分は機能していることも分かった。
しかし、機能している半分を残して、
腫瘍部分だけを摘出するということは出来ず、
腫瘍を摘出するとなると完全に全摘出になる。

結果から、仮に手術で左腎臓を摘出しても
右腎臓がしっかり機能しているので、
術後も1個の腎臓で問題無く過ごせる可能性が高い。

これで完全に手術に踏み切れると思った。

結果は聞き終えたが…

なかなかCuoreのふらつきが治らなかった。
先に午前に払った頭金以外の会計を済ませ、
もうしばらく待合室で様子を見させてもらうことに。
しかし、30分経てども全く様子は変わらず、
時間も夕方のラッシュ時に迫ってきたので、
ゆっくり帰ることにした。
焦らずゆっくりとキャリーが揺れたり、
何かにぶつからないように
全神経を集中させながら家に帰った。

家に着いて、すぐにCuoreをケージに戻し、
水分補給をさせ、牧草を食べさせたが、
いつもみたいにすぐに食いつくことはなく、
まだどこか『ぼぉ〜っ』としていた。
いつもの睨みの聞いた目になり、
完全に状態が戻ったと感じたのは
家に着いてから約30分後くらいのことだった。

個人的な考えだが、
B動物病院は少し強めに麻酔かける傾向があるのか、
それか、実はこの時点で、
既にCuoreが麻酔に耐えられないくらい
状況が悪化してる可能性があるのかと思った。
後者だと、あまり時間がない状況である。

家に着いた直後の様子
水以外にも水分があるきゅうりも与える
まだふらつきがある状態で牧草を食べている
上の写真から30分後の様子
少し目の睨みが出てきて、
牧草にも食いつくようになった

手術に向けて

取り急ぎ、A動物病院にも
今日のCT検査の結果と画像を共有した。
そして、この時点でA動物病院で
手術をすること決め、手術の予約を入れた。
A動物病院で手術をすることに決めた点については
次の手術編で書きたいと思います。

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