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【うさぎの腎芽腫闘病記録】 手術編


手術を受ける病院を決める

先に結論をお話すると、
2021年10月18日(月)にA動物病院で
手術を受けることにした

ちょうどB動物病院でCT検査受けてから
1週間後にあたる。

A動物病院で手術する場合と
B動物病院で手術する場合の
メリットと心配する点をまとめてみた。
ただ、下記にまとめたことは
今回のCuoreのケースで考えた場合であり、
全てのうさぎさんに当てはまることではない
ので
その点に注意して読んで頂けたらと思います。

1番の決め手になったのは
「夜間でも様子を見てもらえるかどうか」だった。
少し言い方が悪くなるが、
手術前後の麻酔の準備段階や手術中で、
もしCuoreが力尽きてしまった場合だったら、
「最期までちゃんと闘って、よく頑張ったね。」
と思えるが、
無事に手術を終えて麻酔からも醒めたのに、
その夜に急変したらどうだろう?
対応してくれる先生がいるか、いないかで
命が助かる、助からないということが出てくるだろう。
その時、前もって
「うちは夜間に人はいない状態です」と
説明を受け、同意書にサインをしたとしても、
「あの時、こうすればよかった」とか
「誰か先生がいればCuoreは助かったかも」とか
絶対に後悔だったり、最悪の場合、
怒りを今までCuoreの為に尽くしてくれた病院や
先生たちにぶつけてしまうかもしれない。
そんなことはしたくないし、してはいけない。
と思い、いくらお金がかかってもいいから、
そのリスクが低い方を選んだという訳です。

あとは、これ以上Cuoreに
負担をかけさせることができないと思ったからだ。
B動物病院の場合だと手術までに
院長の診察と再度のエコー、血液検査を
する必要が出てくる。
そこにまた1週間弱の時間と
新たなストレスをかけるのは、
あまり良い考えではないような気がした。

CT検査を受けた次の日に
改めてA動物病院と連絡を取り、
手術ついて相談をして、
X先生が対応でき、
なおかつ夜間に先生をつけることが可能だった
10/18(月)に手術が決まった。

2021年10月18日(月) 手術当日

10:00 手術へ

Cuoreと3日分の牧草と食料(主に野菜)を
A動物病院に預けた。
事前にX先生にスマホで撮った
CT検査の画像を共有していたが、
改めてB動物病院でいただいた
CT画像のデータが入ったCD-ROMもお渡しした。

手術前のCuore
本当は手術も立ち合いたかったが、
それは不可能なので、
私の代わりにmakkuro usagi®︎さんの
さくらmemeちゃんをお供に
預ける直前のCuore

予定としては

  1. 手術前にレントゲンを撮り、血液検査をする。
    その後すぐに準備のため酸素室に入り、
    強心剤の点滴をする(心肥大があるため)

  2. そこから14:00頃に麻酔をかけて手術を行なう

  3. 手術が終了した時にA動物病院から連絡が来る

  4. 麻酔の覚醒具合を見て
    夕方くらいには面会を兼ねて、状況を聞く

という流れである。

しばらく私はCuoreを心配して来てくれた
うさぎ仲間さんたちと
近くのお店に入って、連絡を待った。
本当にうさぎ仲間さんたちが側にいてくれて助かった。

11:00 緊急事態発生

急にA動物病院から連絡が入る。
これからすぐに手術を行なうことになった。

どうやら酸素室で耳から点滴をする際、
なかなか血管が浮き上がらず、
そうこうしているうちに本兎が暴れて
血尿が出てしまったとのことだった。
これ以上は危険だと判断し、
すぐに麻酔をかけて手術に入ることになった。

この連絡を聞いた瞬間、頭が真っ白になった。
これはもう、動いているCuoreに
会うことが出来ないと覚悟をした。

その場にいたうさぎ仲間さんたちも
ビックリし、心配してくれた。
とりあえず、今は無事に手術が終わることを
祈るしかない。

12:30〜13:00頃 手術終了

A動物病院から手術が無事終了し、
これから麻酔の覚醒に入るとの連絡が入った。
腫瘍は取り除かれた。
あとは麻酔からちゃんと醒めるかどうかの問題だけだ。

14:00頃 1回目の面会

Cuoreが麻酔から醒めた。
今から面会が可能ということなので
Cuoreに会いに行った。
Cuoreは酸素室の中で腕に点滴をしている状態でいた。
少しぼーっとしている様子だった。
タオルに血尿の痕が残っていた。
なんとか無事に手術を乗り越え、
こうして面会できたことに、泣きそうになった。

そしてX先生から摘出された腎臓を見せてもらった。
発見時の3cmからだいぶ大きくなっていて、
目視で約5cm以上はあるように見えた。
(後日、X先生と一緒に手術にあたってくれた
Y先生から聞いた話、犬の腎臓より
大きさがあったとのこと…)

術後でまだ少しぼーっとしている状態
タオルに血尿の痕が残っている


摘出された左腎臓
思っていたよりも大きく
これがCuoreの体の中にあったのが
信じられなかった


たまにちょこっと動いたりしていた

一度、うさぎ仲間さんたちに
Cuoreの状況を伝えるために
待機していたお店に戻った。

16:00 2回目の面会

2回目の面会に行った時には点滴は外れていて、
酸素室から別室に移動していた。
完全に麻酔が抜けた様子で、
お得意のガン飛ばしをかましていた。
水と持って来た牧草と野菜が少し与えられていた。
水は飲んでいるところを確認できたが、
まだ食欲は無いみたいだった。
少し触ることができたので、
『よく頑張ったね』と声をかけ、
たくさん頭を撫でであげた。

少し野菜と牧草が与えられていた
お水を飲んでいるところ
大手術だったから疲れたよね
ゆっくり休んでね
本当、よく頑張った!
たくさん撫でてあげました。
でも、嫌だったよね…めっちゃ不機嫌。
「何しやがった!」って感じでガン飛ばし

摘出された腎臓について

X先生が撮った写真を元に
今回、摘出された左腎臓について説明をしてもらった。
大きさは5〜6cm以上あり、
腫瘍は破裂してない状態だった。
病理検査に出してみないと
良性か悪性かはわからないとのこと。
CT検査では血管の巻き込みは無いように見えたが、
実際は血管を巻き込んでおり、
腫瘍が悪性だった場合は
血液を通して遠隔転移の可能性がある。

摘出直後の左腎臓
予想以上に血管を巻き込んでいた
青丸の部分がCT検査の結果で
言われていた
正常に機能していた部分
緑丸の部分が腫瘍部分
腫瘍を半分に切った写真


術前と術後ではヘマトクリット値が
13%下がっていた。

良性か悪性かで今後が左右されるので、
摘出した腫瘍を病理検査に出すことにした。
手術前後に行なった血液検査の結果に
ついてもお話があり、
前後でヘマトクリット値が10%以上も下がっていた。

退院について

急変などの問題がなく、このままの調子で行けば
明後日20日(水)に退院できる予定だ。
今日はこれから1日中、
X先生が見てくださるとのことだ。

急変が無いことを願い、病院を後にし、
うさぎ仲間さんたちにも一通り現状を報告し、
家に帰った。

2021年10月19日(火) 手術から1日経って

朝10:00にX先生から連絡があり、
Cuoreの様子についてお話をしてくれた。
手術から一晩、何も問題はなく
術後の経過も良い状態とのこと。
(むしろ点滴を外しちゃうくらい動いて元気らしい)
食欲もあり、渡した牧草と野菜もしっかり食べていた。
朝の血液検査も昨日の術後のから
ヘマトクリット値が更に5%下がった。

この様子だと、予定通り20日に退院できそうだ。

右の10/18の数値は術前の数値
(時間が術後の時間になっていますが…)
10/19の数値は朝、再度検査した時の数値

本当はこの日も仕事を休んで
お見舞いに行きたかったが、
流石にここ2週間の間で急なお休みに、シフトの変更と
職場にもご迷惑をかけてしまったので、今日は我慢。

代わりに、うさぎ仲間さんたちがお見舞いに行って、
入院中のCuoreの写真を撮って送ってくれたり、
野菜の差し入れをしてくれたりと、
私を助けてくれた。
この時は本当に皆様、ありがとうございました。

手術から1日後の様子
酸素室ではなく通常の病室(?)で
くつろいでいる様子

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