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ラオス1月インフレ率24.4%

ラオス統計局の報告によると、2024年1月のインフレ率は24.4%となり、2023年12月から横ばいに推移した。全品目の総合インフレ率は12月から1月にかけて変動が見られなかったが、特定の品目では大幅な物価上昇が見られた。

外食・宿泊は35.9%、衣類・靴は33.4%上昇した。健康・医薬品、食品・ノンアルコール飲料、家庭用品、アルコール・タバコも大幅な値上がりを記録し、その物価上昇率は22%から31.0%に及んだ。

同報告では、このインフレ傾向の要因が指摘されている。まず、祭事需要の急増が食品やアルコール飲料の値上げにつながった。加えて、製品価格制御からは、期待通りの効果が得られなかった。対ドル、対バーツでのキープ高にもかかわらず、市場業者の価格調整には直接的な影響はなかった。

このような経済的課題に対応するため、ラオス銀行(BOL)はキープ相場の安定に重点を置いた金融引き締め政策の実施を表明した。この動きは、2024年のインフレ率を9%まで引き下げるという政府の広範な計画に沿ったものである。

ソネクサイ・シパンドーン首相は12月26〜27日、関連部門に対して歳入徴収系統の現代化、新たな歳入源の確保、財政流出の最小化を指示した。


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