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【頬を撫でて風となる】




君の汗は光るもの
君の痛みは深みを増す
冬の千零さは強さ
夏の時は暑さよりも温かみを生み出した

望むことは無かった
長い時間のたったひと時の触れ合いだから

芯を乱され狂わさせることしばしば
君も風も…


左右で感じる温かさは脳の奥に
優しくこれからも居るだけ



ふと椿の頭が落ちただけのこと
落日と同じ


ただそれだけのこと



時が来たのだと

君の頬を撫でて風は思い出と化す

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