[造幣さいたま博物館]魅力あふるる、工夫に富んだ博物館!
どうも!明治大学博物館学生広報アンバサダーの中野陽登です!
今回は、さいたま新都心駅から徒歩約12分の場所にある「造幣さいたま博物館」にお伺いしました。そこで感じた溢れんばかりの魅力をお伝え出来たらな…と思います!
まず館内に入ったら、左手にある案内所で受付を済ませてください。入館料は、なんと無料(もちろん全年齢)です!お財布の中身を気にせず伺えるのは、とても嬉しいですね。事前予約も不要なので(20名以上の団体は必要です)、行きたい時にいつでも観ることができます!
子供心をくすぐるスタンプコーナーも設置されていて、ひときわ目を引くのは、造幣局マスコットキャラクター「キラキラ☆コインズ」です。2012年6月、造幣局や貨幣のことを分かりやすく紹介して、興味を持ってもらうことを目的に誕生したキャラクターとのことでした。他館よりも柔らかさやゆったりさを感じるエントランスで、とても入りやすかったです。
〇自動販売機で未対応の時があるから急いで使う、新500円玉
2021年11月の発行から2年の月日が経ち、もはや何の違和感もない…いや多少はある新500円貨幣の打初め式が行われたのが、造幣さいたま博物館のすぐ隣にある造幣局さいたま支局の貨幣工場です。
新500円貨幣は従来の500円貨幣と比べて、新たに3つの偽造・変造防止技術が施されています。細かすぎて日常ではほとんど気にしない技術ですが、この機会に目を凝らして見てはどうでしょうか。「ま…まさか!?」なんて思う場所に高度な技術が用いられていて興奮するかもしれません(私はだいぶ盛り上がりました)。
〇私的感嘆ポイント1「ポケット学芸員」
貨幣に関する情報(歴史や造幣過程)の展示はさることながら、私が度肝を抜かれたのは「ポケット学芸員」という展示ガイドアプリです!
自分のスマートフォンとイヤホンがあれば、手元で解説文を読んだり、学芸員さんの解説を聞いたりすることができます!更に!多言語対応もしているので、外国人観光客の方でも展示や博物館を楽しむことが出来ます。
館内にはFREE Wi-Fiまで完備されていて、バリアフリーやインバウンドへの万全な対応に凄さを感じました。
〇私的感嘆ポイント2「飽きさせないため、知ってもらうための工夫」
写真では伝わりづらいのですが、まずは下の写真をご覧ください。
液晶のタッチパネルを操作すると展示台が動く仕組みになっています。
従来の受動的に展示を観るのではなく、自分自身で操作して能動的に展示を観るという点に新しさを感じました。通常の展示だと、流し見してしまうことがあるのですが、観たい展示を自身で選択することによって、興味関心に基づいて飽きずに観覧することが出来ます。また、一度の訪問で全ての展示をきちんと観るのは難しいので、まずは知りたいものから知識を得るのも一方策です。
操作できる人数に限りがありますが、このような展示手法は「博物館の魅力向上」に寄与するものではないでしょうか!!…熱くなりすぎました💦
館内には他にもフォトスポットやミュージアムショップがあり、隣接した貨幣製造工場の見学も、平日のみではございますが、可能です!
キャッシュレス化が進んでいますが、馴染み深い貨幣の世界。工夫された展示で造幣の奥深さを理解できますので、ぜひ訪れてみてください。
インフォメーション
造幣さいたま博物館
住所:埼玉県さいたま市大宮区北袋町一丁目190番地22
アクセス:
・電車
JR宇都宮線・高崎線・京浜東北線「さいたま新都心」駅下車、東口より徒歩約12分
・バス
東武バス「新都心バスターミナル前」徒歩約3分
開館時間:午前9時〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
入館料:無料
見学所要時間(アンバサダー調べ):30分〜45分
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