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[岩槻人形博物館]良いものを知る!日本人形の魅力

どうも!明治大学博物館学生広報アンバサダーの中野陽登です!
今回は、さいたま市岩槻区の「岩槻人形博物館」にお伺いしました!

入館して直ぐ右手には、総合案内とミュージアムショップがあります。図録や所蔵品をモチーフにしたグッズが並んでいるので、来館記念にもってこいです。
そして、左手に進み会議室に入ると、西澤笛畝 にしざわてきほ さんのコレクションの魅力を西澤さんが歩んだ軌跡と併せて映像にしたものが流れています(こちらは不定期での上映となっております)。

Who is Tekiho Nisizawa?

人形通の方ならご存じかと思います。
知らなかったアナタ!はい、一緒に学びましょう!

西澤笛畝(1889-1965)は、日本画家として活躍する一方、莫大な量の人形や玩具を蒐集し、人形を趣味の範疇から、学問や芸術の分野にまでスケールアップすることに生涯をささげた人物です。
人形を集め、調べ、描き、その魅力をもっと世の中に伝えるべく奔走し、30冊近い書物を著し、しかも彼は世界の人形にも目を向け、正にその姿は人形界のアンバサダーであったと言えます。

↑ド迫力のひな壇

遠くから見ても間近に見ても思わず舌を巻くのは、人形や小道具その一つ一つが名品だからなのでしょう。展示品を通してそれぞれの当時に思いを馳せる、なんだか自分が小さくなったかのように感じます。

↑独楽

一見、少年が独楽遊びをしていて何やら楽しそうだな、で終わってしまいそうですが、実際に観ると凄い表現力なのです!独楽を勢い良く投げるために低く沈み込み、紐を引いた後の躍動感。目の前で動きだしそうな写実感。高い芸術性を感じますよね!

↑修復事業、大事

博物館を訪れて、昔から続く伝統的な人形を鑑賞できるのも、ひとえに職人・技術者の方々が適切に修復してくださっているからに他なりません。経年劣化が進む人形の修復は決して簡単ではなく、時間も費用もかかります。
つまり、今ある人形を観て、それぞれが素晴らしさを感じ、この文化を継承できるように応援する(ファンになる)ことが大切だと思います。

熱く感想を記してしまったので、隣接する「にぎわい交流館いわつき」内のYoroken caffé(ヨロ研カフェ)をご紹介をして、締めたいと思います。

Yoroken caffé(ヨロ研カフェ)

↑ヨロ研カフェ

岩槻人形博物館の隣には「にぎわい交流館いわつき」が併設されおり、毎月、様々な体験講座や実演イベントが開催されています。岩槻人形博物館を訪れる際はぜひチェックしてください!
Yoroken caffé(ヨロ研カフェ)は、この「にぎわい交流館いわつき」内の店舗です。さいたま市内の農家の協力により栽培される年間約70種類ものヨーロッパ野菜を仕入れていて、食事はもちろんのこと、直売所コーナーでの購入も可能です!私はミネストローネをいただいたのですが、さすが地産地消!野菜が濃く感じられて絶品でした。
にぎわい交流館いわつき、お見逃しなくお立ち寄りください!

インフォメーション

岩槻人形博物館
住所:さいたま市岩槻区本町6-1-1
アクセス:東武アーバンパークライン(野田線)岩槻駅東口から徒歩約10分
開館時間:午前9時00分~午後5時00分(閉館時刻の30分前までに入館)
休館日:月曜日、年末年始(12月28日から1月4日まで)
観覧料:一般300円、高校生・大学生・65歳以上150円、小中学生100円
見学所要時間(アンバサダー調べ):20分〜35分

ヨロ研カフェ
住所:埼玉県さいたま市岩槻区本町6-1-2 にぎわい交流館いわつき1F
アクセス:東武アーバンパークライン(野田線)岩槻駅東口から徒歩約10分
営業時間:
・平日 ランチ10:00-14:30、カフェ14:30-17:00(L.O.16:30)
・土日祝 ランチ10:00-15:30、カフェ15:30-18:00(L.O.17:00)
定休日:年中無休


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