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医療的ケア児と家族を支えるNPO法人アンリーシュとのサポーター連携を開始| インクルーシブデザインスタジオCULUMU【ニュースリリース】

共創型リサーチを志向するCULUMUリサーチでの連携を深化

デザインスタジオCULUMU×NPO法人アンリーシュとのサポーター連携の概要

CULUMUリサーチは2024年春より提供している、共創型リサーチのサービスです。デザインスタジオCULUMUでは、共創のプロセスを取り入れたインクルーシブデザインのプロジェクトを多数実施してまいりましたが、この度稀有なN=1の当事者モニターとのマッチングとリサーチ機能を価値としたサービスとしてCULUMUリサーチは生まれました。

この度のサポーター連携により、医療的ケア児とそのご家族との共創型リサーチとインクルーシブデザインが可能となります。

医療的ケア児とは、医療的ケア児とは、医学の進歩を背景として、NICU等に長期入院した後、引き続き人工呼吸器や胃ろう等を使用し、たんの吸引や経管栄養などの医療的ケアが日常的に必要な児童のことです。

全国でおよそ2万人いると推計されており、東京都の医療的ケア児は約2千人と推計しています。医療的ケア児の数は年々、増加傾向にあります。

児童福祉法では、「人工呼吸器を装着している障害児その他の日常生活を営むために医療を要する状態にある障害児」とされています。出生後自宅へ移るまでの在宅移行期、小学校入学までの乳幼児期、就学以降の学齢期など、医療的ケア児には様々なライフステージに応じた支援・ケアが必要とされます。

医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律(医療的ケア児支援法)では、「日常生活及び社会生活を営むために恒常的に医療的ケア(人工呼吸器による呼吸管理、喀痰吸引その他の医療行為)を受けることが不可欠である児童(18歳以上の高校生等を含む。)」とされています。

医療的ケア児とそのご家族を起点としたインクルーシブデザイン
医療的ケア児とそのご家族を起点としたインクルーシブデザイン

医療的ケア児について知り、認め合い、誰もが自分らしく生きることができる社会を目指して。私たちの仲間になってくださる企業・自治体・団体の皆様、ぜひお声掛けいただければと存じます。

共同セミナー開催!

こども×インクルーシブデザイン
~医療的ケア児、発達障害児、海外にルーツのある子ども~

▼イベント詳細はこちら

【インクルーシブデザインスタジオCULUMUの理念】

ビジョン「障壁を生まない豊かな社会をデザインする」
ビジョン「障壁を生まない豊かな社会をデザインする」

CULUMUは、"障壁を生まない豊かな社会をデザインする"をビジョンに持つ、多様な人々・社会と価値を共創するインクルーシデザインスタジオです。これまでに、社会課題起点の新規事業支援やDE&Iに取り組む事業のデザイン支援をおこなってきました。

この度”多様な人々にとって真の代弁者となる”というCULUMUのミッションを体現すべく、社会的少数者(マイノリティ)・社会課題当事者の方々にアクセスし、今までスポットライトの当たることのなかった当事者のライフヒストリーや境遇・オケージョンに由来する暗黙知をより深く理解することに貢献するリサーチサービス『CULUMUリサーチ』の提供を開始しました。

本リサーチサービスを通じて、「典型的・標準的な生活者・ユーザーのニーズだけでなく、尖ったニーズやアイデアが欲しい」「ユニバーサル、インクルーシブなサービス・製品を開発しようとする際に社会的少数者(マイノリティ)の声にアクセスしたい」「合理的配慮(アセスメント、アクセシビリティ評価)の取り組みを開始している企業として、そもそもどのような多様性に配慮するべきか把握したい」といったニーズに応え、企業の成長機会を創出できればと考えております。

CULUMUリサーチとは

見過ごされていた人々の抱える多様な潜在的課題にリーチできるサービス

CULUMUリサーチは、インクルーシブデザ見過ごされていた人々の抱える多様な潜在的課題にリーチできるサービスvインスタジオCULUMUが立ち上げたリサーチサービスです。事業開発の企業支援を行い、高齢者や障害者、外国人など、これからの社会において多様な人々の声を取り入れられるユーザー中心のアプローチを加速させるリサーチサービスを目指しています。

CULUMUリサーチ3つの特徴

①特性・経験から候補者を募集できる仕組み

N=1に出会うための道のりが、デモグラフィック属性など、客観的に分かりやすい基本属性から選定するだけでなく、目に見えない多種多様な特性(特別な経験・障害・社会課題の取り組み)から調査対象候補者に出会うことができます。

②希少な属性モニターにも幅広くリーチ

調査依頼できる会員メンバーには、高齢者や障害者、マタニティ、LGBTQ+、発達障害児(者)、外国人、医療・福祉・教育関係者など多様な人々が登録しています。寄付プラットフォームSyncableに存在する3,000団体以上のNPO・NGOとの繋がりと社会的少数者(マイノリティ)や社会課題の専門家との豊富なコネクションを通じた希少な調査パネルを基に、数や割合など定量データでは表現できない、一人ひとりの価値観や心理の理解と発見のための定性的な調査手法を提供します。

③定性リサーチ専門スタッフによる手厚い支援

調査票設計・集計・分析など各工程において、専任のスタッフが目的を果たせる調査になるよう丁寧にサポートします。また、デザインスタジオが提供するからこそ、ご希望に応じてリサーチからその後の事業伴走やデザイン制作まで、リサーチに留まらない様々な企業ニーズ・案件を一気通貫でサポートできます。

インクルーシブデザインワークショップ、DE&Iワークショップのご案内

インクルーシブデザインワークショップ
インクルーシブデザインワークショップ

インクルーシブデザイン支援、UXおよびUIデザイン、事業開発の企業支援を行い、高齢者や障がい者、外国人など これからの社会において多様な人々の声を取り入れるユーザー中心のアプローチを体験できる『インクルーシブデザインワークショップ』(これまでの実績参加者総数1,000名を突破、満足度は97%超)を提供しております。

CULUMUがこれまで携わってきた案件やSTYZが支援してきたNPOの方々の体験をもとに開発したインクルーシブデザインカードを用いて、高齢者や障がい者など多様な人の視点でデザインするアプローチです。

自社サービス・プロダクトを使用する生活者のDE&Iのみならず、自組織授業員のDE&Iにもご導入いただいております。

今後の予定

今後もCULUMUリサーチはより簡便なモニターのリクルーティング、リサーチャー登録制度など、順次アップデートしてまいります。
また、デザインスタジオCULUMUでは継続的な情報発信に取り組んでおります。
主なセミナー情報は、下記よりご覧ください。

イベント

サービスお役立ちガイド

【医療的ケア児と家族を支えるNPO法人
アンリーシュ】

医療的ケア児と家族を支えるNPO法人アンリーシュ
医療的ケア児と家族を支えるNPO法人アンリーシュ

医療的ケア児とご家族に情報や繋がりを届け、安心感を持って自分らしく生きられる社会の実現を目指すNPO団体です。

社会に知られていないことで生きづらさや孤独感を抱えている方をひとりでも減らす活動を通して、多様性のある未来創りを行なっています。

〇Vision:医療的ケアを必要とする児童・家族・支援者が暮らしやすい社会を作る

(※暮らしやすい社会とは、医療的ケア児について知り、認め合い、誰もが自分らしく生きることができる社会のこと)

〇Mission:生きづらさや孤独感を解放し、弱さを支え合う

〇Value(大切にしている価値)

  • 誠実(支えられて生きていることを肯定する)

  • 謙虚(常に学び続ける)

  • 柔軟(多様性を認めて受け入れる)

  • 真心(やさしさと思いやりを持って行動する)

  • 挑戦(チャレンジしていく・チャレンジする人を応援する)

  • 参画(ユニーク、楽しむ)

事業紹介

1:医療的ケア児の家族や支援者向けWebメディア・動画の企画/運営
2:医療的ケア児と家族の生活に関する研修・イベントの企画/運営

実績

  • webメディア「アンリーシュ」総記事数200記事以上 月間5万ユーザー突破(2021年6月現在)

  • YouTubeチャンネル「アンリーシュ日記」動画数200本以上 登録者数1.4万人、月間再生数73万回再生突破(2021年6月現在)

  • 研修・イベント実績 多数

代表理事 金澤 裕香 氏

代表理事 金澤 裕香
2015年に重症心身障害児で医療的ケア児である長女を出産し、3年に及ぶ付き添い入院を経て在宅介護に移行。経鼻経管栄養・胃ろう・吸入・吸引・在宅酸素療法など様々な医療的ケアを行いながら育児をする。
その際に感じた「医療的ケア児の育児情報の少なさ」「主に母親の長時間介護による社会参加の低下と孤独感」などの課題を解決するためNPO法人アンリーシュを創業し、現在代表理事を務める。


【CULUMUについて】

CULUMUは、株式会社STYZが運営する「多様な人々・社会と共創する インクルーシブデザインスタジオ」です。高齢者や障害者、外国人など、これからの社会において多様な人々の声を取り入れられる(モノづくりの上流プロセスから巻き込む) ユーザー中心のアプローチをモノづくりの当たり前にします。

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