見出し画像

「着物でチャイナコーデ」の危険性


最近は、着物でチャイナコーデ
をよく見るけれど
危ないのでやめた方がいいと言う話。

中国では
「日本文化は中国の延長に過ぎない」
とよく言われます。

日本の着物を中国の漢服に
仕立て直すのが流行っていて
みなさまご存知の通り、数年で
ヤフオクの刺繍着物や反物の値段が爆騰している😅

ある中国人に
「日本の袋帯なんかを(着物は中国では批判の対象) 漢服に仕立てていいのか?」
と質問したら、
「もともと日本の文化は中国のだから問題ない」
とのこと😅

こんな突拍子もない言説が、
中国では当たり前の常識なのに
日本では知られていないのが不思議。

日本の服飾は中国の影響を受けているけれど
日本の服飾と中国のは別物で、
真似でも延長でもない。

中国の言説を思い出すと不快なので
着物のミックスコーデは好きではありません。

ミックスするには
相応の知識量が必要だけど
日本のチャイナ服に対するイメージはかなりズレてる。

とりまツインお団子で、赤い服にタッセルつけときゃいいい
みたいなところがある。

中国の文化を知りたいのだったら
宋や明の画を見たり、
明の出土品をよく観察するべきです。

そもそも中国と日本の服は、
サイズ感と衿の形が違いすぎて、
ガチでミックスするのは難しい。

私は中国文化を尊重したいので、
文化のミックスはせず、
出土品や絵画の伝統様式に則った中国王朝の服を着ています。

最近中国では、特に韓服批判もすごくて
韓服なんてものは存在しない
なんてよく言われますが。
中国はそう言うお国柄です。

着物は着物で
漢服は漢服で着る
これが両方の文化を尊重するということです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?