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Kindleで電子書籍をリリースした経験から解ったこと

 KDP(Kindle direct publishing)を経験してみて、解ったことを整理しておきたいと思います。自分の本を出したいなーと考えている人にとって、一番手軽かつローコストで出版できる手段がKindleでの出版ですので、ご参考にして頂ければ幸いです。

①一般的には一番のハードルは原稿を用意することなのだろうけど、そもそもこのサービスを利用しようとする人にとって、そんな事はハードルではない。自分が書いた文章が読み手の心に響くかどうかを気になる人も多いと思いますが、noteで公開してtwitterと連動しておけば、自分の文章がどのように読まれているか把握できる。『電子書籍出版のための文章術』みたいな本やブログや有料noteを読み漁るくらいなら、原稿を書きnoteで公開し続けるほうが良いと思う。

②Kindleの規格で原稿が画面に移ったときにどう見えるのか、そのレイアウトを意識した編集作業のほうが労力がかかった。

③KindleはWordで原稿を作成してそのまま電子書籍化できる仕組みになっているのだが、どうやってもKindleのフォーマット上では図表が滲んだりボヤけたりした。編集作業はepub書式ですべき。色んなサイトで編集ツールやエディタアプリが紹介さているけど、MacのPageで十分だった。

④一番高いハードルは表紙作成だった。書店流通している書籍の表紙のような、格好良い表紙を自作するのに一週間かかる。いざ配信しようとしたら、サイズがKindleの規格に適合せず、イチから作り直しで、3日費やす。表紙作成は色んな人がCanva(https://www.canva.com)を勧めて、確かに使いやすく、芸術センス0の私にも格好良い表紙が作れた。ただ、課金しないとKindleの表紙フォーマットで指定されているサイズの表紙が作れないという大問題がある。結局、Canvaで作成した表紙を素材に利用し、表紙作成ツール(https://epub.works/createcover)というサイトで作成した。電子書籍での出版を継続するつもりなら、フォトショップなどの使い方を覚えたほうが良いかもしれない。

やたらKindleで電子書籍を出版するためのマニュアル本が出ていると思いましたが、確かに大変。ですが、①のところを説明しているのが多くて、②〜④のところが十分説明していない書籍が多い。結局、独学でなんとかしました。

これから電子書籍を出そう、もう原稿はある!という人は、kindle向けのマニュアル本より、編集やDTPの専門書籍を読んだほうが早いと思います。本文のレイアウト、もうちょっとどうにかしたかった(泣)



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