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【芸人考察】出川哲郎

こんにちは、耕作です。

マリエさんの問題については最後にちょろっとだけ触れます。

出川さんはどんな人かというと今も昔も「何も変わらない人」という印象です。

①リアクション芸について

出川さんは上島竜平さん江頭2:50さんと共に「リアクション芸」を発明した偉人です。
僕の印象では未来の教科書に「芸人」の紹介で載るのはさんまさんより出川さんだと思っています。
1人で10人以上の人を捌いているMCより、ライオンと闘っている芸人の方が写真映えするからです。

後はリアクション芸はいじめを「笑い」に変換でき、怖い、痛い、辛いなどの体験しにくい、又は体験したくない事を共有できる魔法みたいなものです。
イジる側からしても攻めた笑いをする事ができるので、いると物凄く安心します。

言葉で伝えれない事を一瞬で伝えることができる、一方で身体及び生命危険が伴うのでやりたがる人はほとんどいません。
今となってはだいぶ安全が保証されてきましたが、一昔前は本当に危険だったのでそれでも手を挙げ続けた出川さんの需要は途切れなかったと思います。
実際、出川さんは首以外の骨全部折れたって言ってますしね。

②嫌われてた理由

出川さんの特徴といえば、抱かれたくない男で殿堂入りしたいわゆる「嫌われ者」でした。
出川さんはずっとやっている事は変わりません。リアクションし、他人を褒め、場の空気を良くしようと頑張っています。嫌われてた時も好感度がある時も同じです。

ならなぜ今は好かれていて、昔は嫌われてたのでしょうか?
出川さんが出た当時はダウンタウンやとんねるず、島田紳助、タケシ軍団など、いわゆる荒くれ者がテレビのエリート達と対等に渡り合っていた時代です。
学はないけど、笑い1つで天下が取れるというダークヒーローが活躍する時代でした。
そういう人達が1番カッコ良かった時代です。

そんな人達がみんなに注目を浴びる中出てきたのがリアクション芸人です。
リアクション芸人は悪人としてダークヒーロー達に毎回成敗されてました。
成敗されているけど、1番面白く映ります。その時はリアクション芸人が輝いて見えます。
ただ、テレビの構図としては悪人に映るから当然嫌いな人が増えます。

また、成敗されると上下関係ができるはずです。
視聴者から見るとリアクション芸人は自分達より下の立場だと思い込みます。
けど、ダークヒーロー達と同様テレビに出ています。
あろう事かダークヒーロー達に気に入られているんです。
自分達より下だと思っていた芸人が憧れのダークヒーロー達と仲良くしているのを見ると強烈に嫉妬します。
嫉妬した結果、嫌いな芸人と思う事で自分達より下と思っていたんだと思います。

だからリアクション芸人は嫌われていたと思います。

③好感度が上がったことについて

これはSNSのおかげと思います。それまではテレビの情報だけが全てでした。
しかし、SNSによって多角的な情報が出てきました。そうなると、芸だけじゃなく人間性にも注目されるようになりまいた。

江頭さんでいう所の災害の救援、出川さんでいう所のロケなどの対応。知る人しか知らなかった情報が共有されるようになりました。

そうなると今までダークヒーロー達と仲良くしている理由がわからなかったから嫌っていた人達が、理由がわかって手のひらを返し始めました。

みんなが一斉に手のひらを返し始めたので、嫌われていた分反動で好感度が爆上がりしました。

出川さんは何も変わっていません。世間が変わっただけです。

④マリエさんの事件について

これは好感度が高い事しか知らない人達が増えてきたからです。
好感度が高い理由がわからないから叩く理由を見つけて、イキっているだけです。
なので反応する必要はありません。そもそも出川さんは好感度を上げる事が仕事ではありません。リアクションが仕事です。

リアクション芸は弱者の救済であるので、弱者を攻撃する為に反応するのはご法度です。

好感度がどうなろうと「リアクション芸」を守る為にマリエさんには反応しないで欲しいと思います。


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