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じゃあね。

漸く今日だけ春休みです。だって次年度の校内人事出てないんだもん。
公務分掌だけじゃなくて、学年すらわからない。
今年のカレンダー的に、少しでも早く分かっていたいのに。
管理職の事情も分からなくはないです。しかし理解はできるが同意はしない!
勿論ね、31日でもいいとは思う。そういうときもあった。
けど!今年は駄目だよー。31日に言ったら、準備が3日しかできない。
それは土日動くフラグだよ、働き方改革進めようよ……。

あ、修了式の日の打ち合わせで、「今年度お疲れさまでした」がなかったことは絶対許さない。だからめーこごとき中堅に「忙しいって「心を亡くす」って書きますもんねぇ。」とか言われる。
思ってないことは知ってる。けど、管理する人間として言うべきでは?


さて、木曜日に、2年生とお別れしてきました。
とはいえ、私はまだ来年度もいますので、控えめに控えめに。

というのも、2年目3年目に不本意な理由で担任を外れまして。
4年目に漸く2年生の担任として担任に戻れた時に、修了式の日にいろんな思いがぶわぁってこみ上げた結果、泣きながら卒業式ばりに別れの言葉を述べたら持ち上がったというね……。
子どもたちも一緒になって泣いてくれたもんだから、いやぁ、始業式気まずい気まずい(笑)「あ、今年も…ども。」「はぁ……よろしくお願いします…。」的な。
あ、以前の日記で語った、バレンタインに泣かせたあの子たちです。

子どもたちにはそんな話をしたうえで、一つだけ。
「だいじょうぶ、なんとかなるよ。」
その4年目の、涙涙でお別れした翌年、「同じことは繰り返さんよ?!」と子供たちに言った言葉です。
一生教職に戻れないかと思ったけど、3か月で復帰したし。
一生担任ができないかと思ったけど、2年で戻れたし。
一生病んだままかと思ったけど、5年もしたら「変」になることはなくなった。
(その代わり、ストレートに「胃痛」「頭痛」「血圧」に出るように…)
あれができないと教師になれない、これができないと学級崩壊する
統合失調症のせいもあっていっぱいいっぱい追い詰められましたが
そんなこたぁなかった。だって子供ら、普通に笑ってるもん。
死んでません、そう簡単には死ねません。まあ何とかなるもんだ。

「なんとかならなかったら、助けてくれる?」と聞かれたので
「あたりまえじゃない。いつでもおいで。」といいました。


なんとかなるよ。大丈夫。
だって今年も、なんとかなったじゃない。
音楽会も運動会も中止。楽しみにしていた遠足も規模縮小。
この子たちは、今年一回も「班を作ってー」をやってない。
給食だって1年間無言で食べ続けた。
休み時間も無くなって、友達と集まることさえ許されなかった。

だけどなんとかなったもの。
音楽会と運動会がなくなった代わりに、授業がたくさんできた。
遠足は規模を縮小したけど、何とか行かせてあげられた。
班は作れなかったけど、GIGAスクール構想のお陰で
カメラを使ってコミュニケーションが取れたし、
遅ればせながら、リモート授業もどきもできた。
給食は無言で食べたけど、無言で食べてたから食べるのが早くなって、食べられる量が増えた。背も大きくなったね。
新しい生活様式は、最初はしんどかったけど、
最後には「〇〇小で一番感染症対策をしている学年」って言われた。
「みんなで使うものを使ったら手を洗おう。」
「向かいに立つんじゃなくて、隣に立って話そう。」
「ドッジボール禁止だって?せんせー!モルック出して!」

だから大丈夫。悲観することばっかりじゃないよ。
この先、こういうこと、またあるかもしれない。けどだいじょうぶ。
なんとかなるよ。


あんまり語らないって言ったのに、しっかり語った後、「おしまい。」というと、当たり前のように「先生、1年間ありがとう。」って言われた。
ちゃんとおしまいができるの、素敵だね。

1年生が急に終わって、1年生のまま2年生になった
素直で可愛くて、けど打たれ弱くて、泣き虫で。
そんな2組さん。
ありがとう。またね。

……明日新学年発表されるよね?大丈夫だよね?

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