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第二見跡(けんせき)

経に依って義を解し、教えを閲(けみ)して跡を知る。

衆器の一金たることを明らめ、万物を体して自己と為す。

正邪辨ぜずんば、真偽奚(なん)ぞ分たん。

未だ斯(こ)の門に入らざれば、権(か)りに見跡と為す。

水邊林下跡偏多(水邊林下に跡が偏(ひと)えに多し)

芳草離披見也麼(芳草は離披(りひ)たり見る也、麼(またいなや))

縦是深山更深處(縦(たと)え是れ深山の更に深い處(ところ)なるも)

遼天鼻孔怎蔵他(遼天(りょうてん)の鼻孔、怎(いかでか)他を蔵(かく)さん)

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