大安心はどこかにあるのか

モノがあって私がそれを見ているのか。

音があって私がそれを聞いているのか。

私がいなくても、モノや音はあるのか。

私あってのモノや音か。

私とそれは切っても切り離せない。

私あってのそれだから。

それは私の様子だから。

環境が先に在って、縁あって（その中に）私が生じたのか。

私が生まれる前においても、環境は存在していたのか。

一秒前の過去と父母未生以前とでは何が異なるのか。

そんなものは、いま、（決して）存在してはいない。

ずーと、いまだけ（確実に）。

ずーーと前からいまだけ、これからもずーーーといまだけ。

「い・ま」は決してなくならない。

私がいなくても「いま」は存在するのか。

私と「いま」は切っても切り離せない。

私あっての「いま」だから。

私の様子が「いま」の様子だから。

だから安心。

ちなみに、私がいない「いま」では心配か。

私がいないとき、心配する私も存在しない。

（心配とか）「在る」と思うのは人我の見（思考）だから。