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ラーゲリから生還した男

12月9日公開の映画『ラーゲリより愛をこめて』。終戦後に旧ソ連の捕虜となり、極寒と飢餓と重労働のシベリア抑留中に亡くなった山本幡男氏と、厳しい監視をかいくぐって驚くような方法で遺書を家族に届けた仲間たち。実話のルポルタージュの映画化だ。
「ラーゲリ」はロシア語で「キャンプ場」のことを言うが、「強制収容所」の意味でも使われる。旧ソ連の独裁者スターリンの指示で、約57万5000人の元日本兵らが抑留され、国際法に反して強制労働させられた。約5万5000人が命を落としたとされる。
ロシアによるウクライナ侵攻について​、新関さんは「歴史の教訓が生かされていない」と嘆く。
「なんで昔のようなことが繰り返されるのか。馬鹿げていますよね。
武器で人を殺して物事を決めようなんてのは、もってのほかだと思う。
話し合いで解決するのが人間だと思うんだけどね。
ロシアの選手が大会に出場できないとか、スポーツや文化交流とかにも影響しているのもよくない。僕は抑留されていた時、ロシア人が憎いとか何もなかったですよ。国とか政治家が悪いんであって、市民同士は話し合えばいいんだから」

私の伯父さんもシベリア抑留されてました。(蒙古開拓団で戦闘員ではありませんでした。)
本当に運良く生きて帰ってこれたけど
晩年まで身体の不調と折り合いつけながら働く姿を身近にみてました。

あまり多くを語ってはくれませんでしたが
とてもとても過酷な自然と過酷な労働と過酷な待遇のなか
「生きて帰る希望を失うと死しかなかった。」と
「朝、目が覚めて「今日も生きてる。」と思ったら
隣にいた人は冷たくなっていることもたくさんあった。」と

まだ子どもだった私たちに二度と戦争にならないようにと
よく世の中を知りなさいと教えてくれました。


なぜ愚かな行為をやめれないのでしょうか?

人の生命を奪い合うこと、傷つけあうこと

悲しみの連鎖の終わることを祈ります💐

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