言葉を肯定的に



私は、「こうするとこうなる」という、楽しくて面白い話の収集家です。

講演会で話をするのは、世の中を変えたいためではなく、友人から話を聞きたいと頼まれるので、話をしています。

なぜ頼まれるかというと、私の話には「心が暗くなる話」「楽しくない話」が出てこないからかもしれません。


私は「こうするとこんなに楽しいことがある」という法則の研究家なのです。

聞いていて楽しいようです。

自分の口から出てくる言葉を、半分以上、役に立つ話、面白い話、楽しい話、勇気づけられる話、励まされる話に限定してしまう。

そのような話をしていると、聞いている人は体が温まり、元気になっていきます。

さらに、周りに集まる人がとても素敵な人になり、対人関係や、対神関係(神との関係)も変わっていきます。


口から出てくる言葉を肯定的に変えた人を、これまでにたくさん見てきました。

そのままつまらない人生だった人は一人もいません。

すべてがあなたにちょうどいい。

自分にとって、一番心地のいい人が自分の周りに集まってきます。

小林正観
『日々の暮らしを楽にする』Gakken  より




『パナソニックを創業した松下幸之助さんは、幼いころからとても体が弱い方でした。

しかし、いつも「私は体が弱くてよかった。運が良かった。運が強かった」と言っていたそうです。 

松下さんは、小学校を中退していますが、 「もし大学でも出ていたら、恥ずかしくてわからないことを人に聞けなかった。学問のある人たちにたくさん聞くことができて、良い知恵を頂けた。私はついていた」 と言っています。 

十五歳の夏、海の上にあるセメント会社へアルバイトに通っていました。

そこまでは船で通勤していたそうです。 

仕事が終わり、帰りの船の船べりに腰をかけていたところ、船べりを歩いてきた男性が、ちょうど松下さんのところで足を滑らせました。

その男性が肩にしがみつき、二人とも海に落ちてしまいます。

二人が乗っていた船は、人が落ちたことにすぐ気がついて、助けられました。

まさに不運というほかないような状況です。 

しかし、松下さんは、「私は運が強かった。あれがもし冬だったら死んでいた。夏の夕方でとてもついていた。私は運が強い男だ」 と、生涯言い続けたそうです。

自分にとって都合の良いことだけが良きことでなく
不都合なことも含めて ありがたいこと幸運だと言いきることに
はかりしれない強さを感じます。

松下幸之助さんは本当に偉人ですね。
でも少しずつでも真似ることで自分の人生を好転させること出来ます。

自分の口からでた言葉(言霊)は、自分を取り巻く世界と繋がっています。

自分の世界を作っているのが自分自身であることを知ったら

愚痴や罵詈雑言を口からだしてそんな所に身を置きたくないですよね。

覚悟を決めて、言霊を選んでんいくことしませんか❣️


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