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カーボン知識/2007.01.09

あの頃はコソ連ならぬ「コソ勉強」が
楽しかった。
知らないことを学ぶことが。
でもそこからが苦労しました。
こんなに知らないことが多すぎるとは。

そうですよね。
知っていることなんて人生おいても少ないはず。
知らない方が圧倒的に多いのはしょうがない。
スポーツ自転車にも使われている
カーボンとうい素材。
正しくは「カーボン」という素材はなく

CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)

炭素繊維強化プラスチックなんです。
プラスチックてあのしょぼい素材と思われています。
でも古くから自転車に限らず大きなヨットなんかにも
使われており今ではゴルフとかフィシング、テニスなど。
意外なところでは飛行機の機体にも。

でもこれは天然素材では無く加工されているので
その実態、つまり作るところなんて知らない。
当時にYouTubeとかあれば絶対に製作過程を
見られたと思いますがそれは時代です。

当時の知識入手方法はやはり書籍から。
でも自転車になっているのはその中でも
完成品。
だから最初の素材の時を知らないし
触ったこともない。

つまり「知識だけは一流(のつもり)」。
それで満足してれば良かったのかも。
でも、メカニックとしてこの素材が折れた時に
びっくりしました。
ちなみに素材をみればわかるんだけど
曲がったり凹むのは基本的には金属。
このカーボンは破断する。
つまりポッキリ。

レースでのアクシデントでその状況を見た時に

これはきちんと勉強しないとダメだ

と感じました。
それでも学ぶ時の順番もわかりません。
それで悟ったのは勉強が全て。
その中で簡単にですが繊維である糸から
作る過程を学びました。
やっぱり知らないことを目の前でやってもらえるのは
興奮します。
そして何も知らないことを学ぶのです。

そこで学びながら木製の自転車についても
自然素材にも凄いのがあるんだと。

もちろんあれから17年経ちますが
まだ勉強中です。
なんとか死ぬまでには私が抱えた疑問を
知りたいんだけどな

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