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ランランリンコウ/2007.09.25

りんこうと書いて「輪行」が浮かぶ方。
かなり自転車にお詳しい。
いわゆる、自転車を袋に詰めて電車などで
運ぶあれです。
名前は知らなくても駅前で自転車を
分解したり組立てているならそれは
輪行です。

移動手段を別の移動手段に「気軽」に乗せられる。
自転車の魅力の一つ。
スケートボードなんかも。
移動できる距離が違いませんか。

輪行は自転車を少しだけ分解して
袋に包みます。
実は日本だけの仕組み。
ヨーロッパなら自転車をそのまま乗せられるから。
最近は日本でも「サイクルトレイン」なんて
各地で広がりつつありますが、まだ普及には
時間がかかりそう。

袋に包む。

なんだか風呂敷の文化がある日本らしい。
そんなことも言われていたほど。
確かに自転車自体をむき出しにせずに
包んで運ぶのは少し日本だけの文化として
誇らしい。

でもこれを普及した時代には「有料」だった
ことはあまり知られていません。
その昔、自転車を乗せること自体はまず
乗車券とは別の手数料を支払う必要がありました。
手回り品切符」です。
いまならICカードやタッチ決済なので自転車を
運ぶために別のチケットを買うなんてビックリされる。
でも、その切符を廃止させた先輩達に感謝なのです。

その包む袋のことを「輪行袋(りんこうぶくろ)」と
呼びます。
時々、袋に入りきれない自転車のハンドルとか
サドルが出ているのを見かけますが
これは実は違反。
改札を通れないことは少ないかもしれませんが
駅員さんからは指摘されます。
もちろん何でもいいのでゴミ袋で覆えばOK。

業界ではその移動手段をあえて乗らないので
ワープ」という隠語を使うとか

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