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アルカンシェル/2007.08.20

自転車レースには特別なジャージがあります。
胸と腕に記された5本の線。1年に一回だけおこわなわれる
レースで優勝すると世界チャンピオンの称号が与えられる。
英語ではレインボー、フランス語ではアルカンシェル。
語意的には「」ですね。

これまで仕事場で何度も見てきました。
もちろんメカニックとしては側にいても
すごく誇らしい気分になります。
レースなので誰か一人だけが勝ち、ほとんどの選手は
負けるので特に世界チャンピオンは特別です。

日本人はまだ数人しか持っていません。
以前も話したように競輪界の中野浩一さんは
このアルカンシェルジャージを10枚持っています。
それも連続で。
これはこれまでの選手にはもちろんおらず
さらに凄い存在。

キャリアの最初は「日本代表チーム」でした。
選手団からは世界チャンピオンは出ませんでした。
それでもそれを目指す大会-世界選手権に行ったことで
人生が変わりました。

その後、レースメカニック時代はチームは多国籍チーム
でしたので日本代表のためには仕事はほとんどなく
現地でもニュートラルなサポートのために日本人選手を
ちら見しながら仕事の毎日でした。

チームからは当然世界チャンピオンが出た時もあり
うれしかった。
そんなアルカンシェルですが時々コピージャージが
市販されています。
もちろん自分で着ることなどないのですが
市販品ですから時々イベントで来ている一般人みかけます。
声をかけようかなと思うけどそれでもプロじゃないし。
お気に入りの選手のウエアーに身を包み競技場に向かう
ファンの方と思えば


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