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別冊 MUSIC LIFE 80's

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about 80's Music... ファントマ、ミュートマ、SONY MUSIC TV、ベストヒットUSAで形成された“昭和40年男”のお気に入りから厳選した記事などをひとま…
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#アルバム

あれから40年・・・

アルバム「シンクロニシティー "Synchronicity"」の発売40周年を記念して、7月26日にCD6枚組のスペシャル・エディションが発売されるポリス(The Police)、オリジナル発売時のトレーラーがYouTubeで公開されている。 そのポリスのフロントマンは、みなさんご存じのスティング。 本名はゴードン・マシュー・トーマス・サムナー。熱帯雨林の保護活動家、国際的な人権保護運動家という側面を持つ。 1951年10月2日イギリス・ニューキャッスルの牛乳屋の家に生まれ

【名盤伝説】“Patti Austin / Every Home Should Have One” ジャズ・ボーカルに隠れたソウルフルな気質を見抜いた巨匠の慧眼に拍手。

お気に入りのミュージシャンとその作品を紹介しています。R&B界の巨匠クィンシー・ジョーンズがその才能を見抜いた、稀有のパワフル・シンガーパティー・オースティンのQwestレーベル移籍第一弾『Every Home Should Have One (邦題: デイライトの香り)』(1981)です。 パティは1949年US出身の女性シンガーで、幼い頃からテレビやラジオ番組で歌うなど活動していたそうです。名匠クィンシーとの出会いは、まだ彼女が10歳の時。以降クィンシーの秘蔵っ子として

【名盤伝説】 ”Bobby Caldwell / Heart of Mine” AOR四天王。永遠のNYダンディー。

MASTER PIECE AOR四天王ボビー・コールドウェルの日本での人気を不動のものにした5作目のアルバム『ハート・オブ・マイン』(1988)です。 ボビーは1951年USニューヨーク出身。その後マイアミに移り、様々なジャンルのバントでギタリストとして活動します。1976年にシングル「The House is Rockin’」をリリースして、その独特なソウルフルなボーカルスタイルが話題となり、その後1978年マイアミを拠点とするTKレコードと契約、1stアルバム『ボビー・

大人のロックとしての「産業ロック」

産業ロックで何が悪いか! タイトルは阿部寛さん主演ドラマ「結婚できない男」の各話タイトルのオマージュです。 とまあそんなことはどうでもよくて。「産業ロック」というとセルアウトした(売れ線)ロックというイメージで悪くしか語られないのですが、逆にいえばよく出来たキャッチーなロックなわけで、安心してその質の高さを味わえる音楽として愛聴しています。楽曲だって完成度が高い方が良いに決まっているし、演奏だって上手い方がいいじゃないですか。ヘタウマは確かに個性的で新鮮かもしれませんが、毎

【名盤伝説】 ” The Manhattan Transfer / Mecca For Moderns” ジャズ・コーラス・グループがポップに変身!モダンサウンドの名盤。

MASTER PIECE マンハッタン・トランスファーの鬼才ジェイ・グレイドンがプロデュースした2作目『Mecca For Moderns (邦題: モダンパラダイス)』(1981)です。 1973年にティム・ハウザーをリーダーとして、アラン・ポール、ジャニス・シーゲル、ローレル・マッセーの4人で活動を再開します。1978年に交通事故で負傷したローレルに代わり1979年にシェリル・ベンティーンが加入。同年ジェイ・グレイドンをプロデューサーとして迎えてアルバム『Extensi

【名盤伝説】 ” Nielsen - Pearson / Blind Luck.” TOTOフリーク必携。ハードでポップなサウンドにハーモニー抜群のボーカルが聞きどころのAORな名盤。

MASTER PIECE シンガーでコンポーザーのReed Nielsen(vo.)とMark Pearson(vo.)によるユニットの3作目『Blind Luck』(1983)です。 この作品は彼らの1978年『The Nielsen Pearson Band』、1980年『Nielsen / Pearson』に続くアルバムです。 参加ミュージシャンには、ギターにマイケル・ランドウ、ステイーヴ・ルカサー。ベースはニール・スチューベンハウス。ドラムはカルロス・ヴェガにヴイ