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工場からニットが編み上がるまで 1/2
cucumuのニットは工場で編み上がってから、直接お客様のもとにお届けします。
“良いものを適正価格で、なるべく多くの人に届けたい”
そんな想いからcucumuを立ち上げました。
どうして価格を抑えることができるのか、
cucumuのニットがどのような工程を経てお客様のもとへ届くのか。
2つの記事に分けて紹介します。
最初に製品の企画について打合せを行い、製造指示書を作成します。
編立技術者も参加し、素材の特徴を活かす編立を意識して開発をします。
![](https://assets.st-note.com/img/1672117433992-bkWXpn9LsI.jpg?width=1200)
まず素材に合った編み組織と風合いを確定するためにハンカチサイズくらいの編地を作ります。
仕上がった編地を確認し、ここからニットプログラミングに着手します。
編地で得た情報をもとに身丈、身幅等のサイズデータをプログラミングに落とし込み、編み機を使った試作にとりかかります。
![](https://assets.st-note.com/img/1671515207075-hAz7rBFNNe.jpg?width=1200)
データを作ってはじめて編み機から出てくるサンプルはベテランの技術者でも緊張の一瞬で、その仕上がりに一喜一憂します。
シルエットやサイズ感の仕上がりを確認し、さらなる修正を行います。
データプログラミングからここまで4~5日を要します。
![](https://assets.st-note.com/img/1671515675293-uSJolyQwbn.jpg?width=1200)
その後、企画で試着等のチェックを行います。
シルエットやサイズの変更を加えたサンプルアップを再び行い、納得のできる製品へと改良を続けます。
検品では検灯器に製品をあててキズやほつれ、汚れ等がないか一目ずつ確認します。
手順を踏みながら製品の端から端まで慎重に見ていきます。
見え辛いところや裏までじっくり見るため高い集中力が必要です。
時間配分にも気を配り、黙々と作業を進めます。
![](https://assets.st-note.com/img/1672098922716-GO8lpyFIup.jpg?width=1200)
検品は出荷までに計三回行いますが、編立工場で行う検品は問題なく編めているか確認する工程であるため、編立直後に行います。
もし問題があれば、編立している針や糸に不備がないか等も確認します。
見落としのないよう丁寧に見ていきます。
一着ずつ検品を終えてはじめて編立工場から製品がでます。
次の記事に続きます。
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