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赤ちゃんが欲しいと思うことにした。

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妊活の「漠然としたしんどさ」を少しでもやわらげられたら、という想いであの時の私に読んでほしいことをまとめていきます。 === 2020年 37歳 埼玉にて妊活スタート(タイミング…
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#不妊治療

【妊活⑦】不妊治療に必要なのは「わからない」を解ること。

◆しんどさの秘密 ゆるい時期を含めて、丸二年ほどでしょうか。 長く不妊治療を続けた私。 振り返ればとても尊く、「よく頑張った!」と 言ってあげたい期間ですが、 実際の私は何度も泣き 「絶望」に近い気持ちになりました。 病院の待合室で、 専門の雑誌を読んでもなぜか責められている気がする。 周りを見渡しても、目の合わない同じ立場の女性たち。 この世のどこにも救いがない感じ。 あれは…一体なんだったのだろう? その正体、 少し遠ざけてみて始めて 輪郭がわかってきた気がします

【妊活⑥】不妊治療を考えたら読んで欲しい1冊の本と『らいおんハート』

◆暗闇から抜けたのは1冊の本との出会い 相談センターへの来訪や、病院行脚。 考えられるアクションをいくつか起こしてはみた私でしたが 最終的に最も救われたのは1冊の本との出会いでした。 それがこちら。 タイトルの通り、 「不妊治療」という言葉が頭をよぎったら、 ネット記事を読んだり 雑誌をいくつも読むよりも、 まずこの本を読むことをお勧めします。 ◆不妊治療を考えたら読む本、の良さ この本は医学博士が書かれているだけあって、 非常にロジカルで、明確。 一番良かった

【妊活⑤】不妊治療でお医者様との相性にどこまでこだわるか

◆不妊治療は、お医者さんと精神的二人三脚が理想 かかりつけ医であれ、歯医者であれ。 どんな治療も、最も大切と言えるのは お医者さまとの相性だと思います。 ましてや非常に長い戦いになる可能性の高い不妊治療は、 そこに求める部分は多いのでは…と個人的には思うんです。 と、そう言うのも理由があって… 正直言って、わたしの場合、 その「先生との相性」が良いとは言えず。 診察時間の非充実感がストレスになっていたり、 精神的に落ち込む外因になっていたのはあきらかだったから。 そして

【妊活④】赤ちゃんができた日

◆「おめでとうございます」は突然に 「おめでとうございます」 その言葉を聞く日は 驚くほどに突然やってきました。 いつものように 先生の机の上に静かに置かれた 白い紙には「陽性」の文字。 「妊娠反応が出ていますよ。 おめでとうございます」と先生。 毎回淡々と結果と次の予定だけを伝えてくれ、 感情的なことを一切仰らない先生が、 はじめて口にした 柔らかいことばでした。 ◆とにかく実感がない私が最初に出した声 妊活を始めて3年が経とうとしており 40歳を目前に人工授精

【妊活②】「赤ちゃんが欲しい!」妻はそう思うことにしたけれど…

妻の決心 前回の記事を書いたことが 私にとってはとても良いデトックスと心の整理になり… ヘッダーのようなイラストを描いてみました。 「愛する夫との子供はどんな子だろう。」 「初めて抱く子、どんな気持ちになり、どんな触感なのだろう。」 「どんな子育てをしよう」 それを具体的に想像することが、 自分にとってはモチベーションになりそう。 ということがわかっただけでも 一つ、前進かなと思っています。 もうやめてしまおうか… 一時期そうも思った妊活でしたが、 とことん落ち込んで考

【妊活①】活動=苦しいものというイメージを疑ってみた話。

◆まずは私の現状を毎月生理前にくるメンタル崩壊期 退職/引っ越しをきっかけに、 妊活に本気で取り組み始めてから、1年ほど。 8kmほど離れた不妊専門の婦人科へ言われるがまま通い、 タイミングの期間を経て現在は人工受精3回目。 ほとほと思い知るのは、 例え医学の進歩を持ってしても、 受精→着床とは奇跡のようなもの。 運を待つしかないのだ、と知ってはいても 毎回「もしかして!」と妊娠を期待してしまう 生理前のモヤモヤする時期が特に苦手です。 ◆そもそも『妊活』ってなんだ?と