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生落花生と誕生日


秋生まれのわたし。
今年の誕生日で、
いよいよというか、ついにというか、
第二の人生の始まりともいうべき、還暦を迎えることになりました。 

還暦は厄年でもあると聞きますが、 
まだ歳をとる前だというのに
ここのところなんだかついていない私。
一つ一つはそれほど大きくないけれど、
あまりに重なるのでいささか凹んでいます。 

思えば昨年も、せっかくの誕生日前に胃を壊し、お祝いの美味しいものもお預けになったり。

昔は、試験がダメでも失恋しても、なにがあろうと時分どきになれば必ずお腹が空いていたのに。
治ってみると
お腹が空くというのは何と幸せなことか、と思いを新たにしました。


そういったことも何年か重なったため、
近年は誕生日が近づくと、
これまで味わってきた嬉しさやありがたさに加え、何も起きませんように、と身構えるようになっている自分がいます。

年々このように心身ともにくたびれていく一方ですが😅
それと同じくらいの速さで、肩の荷物も減って
さまざまに自由の度合いも増え、
どうでもいいことを憂いなく手離すことも
ちょっとだけ上手くなり始めた気も。

楽しんで、健やかに幸せになる歩みを少しずつ進めて行かなくてはと思っています。

写真は、毎年誕生日あたりに出盛りになる 
生落花生を炊き込んだ薬膳ご飯です。

ピーナッツは太るというイメージがありますが、
バタピーなど加工されたものでなければ、
血糖値を上げる目安のGI値は寒天並み。
腹持ちも良く、良性の脂肪で安心。
様々な病気のリスクを減らしてくれるのに、
こんなにホクホクと美味しい!

還暦近い今、元気になりたくて、むいた生落花生に煎り黒豆、なつめ、竜眼(ロンガン)などあれこれ、生落花生とともに炊き込みました。
調味は塩と酒だけですが、
ホクホクとしてほんのり甘いご飯になります。
あまったらおにぎりや雑炊にも。

また、味噌とも良く馴染む生落花生。
殻ごと塩茹でにしてから剥き、
ニンニクを効かせた豚肉と野菜の炒めにたっぷり加え、
信州味噌と甜麺醤を少々混ぜてとろりと仕上げました。
あまり辛くない韓国の唐辛子を振って。

ただ、おいしくて身体には良いとはいえ 
かなりの高カロリー。 
塩味の茹で落花生についつい手が伸びる自分に
「食べ過ぎ注意」を発令しなくては。

またまた9回目の蔓延が始まっているコロナも侮れないこの秋、そして次にやってくる冬に向け、
食べもののチカラをなんとか味方につけて自分たちを衛ることができたら、と願っています。

元気でいましょうね。

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