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お茶のセラピーと陰陽五行からみる1日のお茶

朝起きて、顔を洗って歯を磨き、さぁ、何を飲みますか?
一番おすすめなのは白湯なのですが、
これはとても知られている事であり、ちょっと検索すれば白湯の効能などが書かれた記事があると思います。

では一日を通して、いつ、何を飲みますか?

正直なところ、好きな飲み物を自由に飲めば良いと思います。
仕事や家事の休憩時間やお茶の時間くらい、自由にしたいものです。

ただ、疲れたなぁ、イライラしちゃったなぁ、冷えるなぁ・・・といった、いつもの自分と少し違う状態を感じた時、いつものお茶時間をセラピー時間に変えていく事ができます。ここで大事なのは「いつもの自分を知っておく」事です。

𖧷 いつもの自分を知る

 これは自分の「健康な時の状態」を知っておくことです。
長年連れ添う自分のカラダの体質や、仕方のない不調を把握できていると思います。
それを受け入れた状態の自分の良いコンディションを知っておくことです。
いつもはよく眠れるのに眠れなかった。お通じがなかった。今日は頭が重い。朝は平気だったのに、午後からのぼせた感じがする等。いつもと違う状態をお茶で整えていきます。

いつもと違う状況を受け入れたら、ちょっと分析してみましょう。

𖧷分析してみる

分析というと大袈裟ですが、何が原因かを知るために、ちょっと過去を振り返ってみましょう。昨日は冷えていた、夜遅くまで本読みをした、朝バタバタした、急用が舞い込んだ、ストレスを感じた・・・ちょっとしたところから乱れが生じている事が多いです。
そしてその不調が慢性化しないように、その日のうちに整えて行く事が大切であり、それらのセラピーはお茶が得意とするところです。

ではもう一度、冒頭の文章に戻りましょう。
「一日を通して、いつ、何を飲みますか?」
そこそこ体調もよく、普段からお茶のセラピーを取り入れるとしたら、まず陰陽五行説からみてお茶を飲んでみるのも一つです。

陰陽五行説についても、白湯と同様に検索するとすぐに出てくる内容なのでここでは詳しい事には触れず、お茶との関係に焦点を当てていきたいと思います。

𖧷陰陽五行からみる1日のお茶

自然界のすべての物は陰と陽の調和で成り立ち、自然界の5つの物質(木・火・土・金・水)はバランスを保ちながら絶対的な循環をしていると考えるのが陰陽五行説です。四季はもちろん、1日もこの陰陽五行の循環と共に時間が巡り、また明日が来るという絶対循環を繰り返しています。

陰陽五行説からみる1日

季節と時間を合わせると、
木=春= 6時
火=夏=正午
土=季節の変わり目=午前午後の9時・3時
金=秋=18時
水=冬=深夜

・・・と考える事が出来ます。
ではここにお茶を当てはめてまいりましょう。


朝: 木の時間は春の芽吹きと同様、目を覚まし伸びやかになりゆく時間。
    ➡目覚めのお茶・エネルギーとなるお茶・温性のお茶・涼性のお茶
     𖠚՜ 薄荷(涼性)・よもぎ(温性)・ローズヒップ

正午:火の時間は夏の陽に満ちあふれると同様、
   エネルギーが盛んで活動的な時間。
    ➡熱を持つ時間帯なので涼性のお茶
     
𖠚՜ 薄荷・菊花
 
中間:土の時間は次の季節に移行準備と同様、
   身体も食べた物を栄養に変え、調子を整える時間
    ➡疲れを取る甘いお茶
     
𖠚՜ なつめ・枸杞子
 
夕方:
金の時間は秋の陰が徐々に増えると同様、
   疲れを取り、静かな時間を増やしリラックスを始める時間。
    ➡状態に合わせて温/涼のリラックスのお茶
     
𖠚՜ マイカイカ・陳皮・五味子 (温性) / 菊花・洛神花 (涼性)
       ※マイカイカ=薔薇 洛神花=ハイビスカス
 
夜: 水の時間は冬の陰に覆われた時間と同様、
   身体を温めて冬眠のごとく睡眠をとる時間。
    ➡身体の芯を温め、深呼吸を深めるお茶
     
𖠚՜ マイカイカ・桂皮(シナモン)・陳皮


絞りに絞ったお茶をそれぞれ当てはめてみました。

数多くのお茶を自宅にお持ちの方もいらっしゃると思いますが、
私自身、日々飲むお茶は限られておりまして、自分の「お茶の救急箱」として手元に置いています。
種類は少ないです。それで十分なんです。
いかに自分の体質に合った、自分好みの、自分の不調にあったお茶を手元に置いておくか、がお茶のセラピーに大切な事と思います。

これをお読みくださった皆様も、「お茶の救急箱」をこれからご用意してくださったら嬉しく思います。
お茶のセラピーのお話は続きます。

お読みくださり、ありがとうございました𖤣 ⚚ 𖥧


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