新人研修で医療現場に! CUCの新卒社員が見つけた「主体性」とは?
こんにちは、株式会社シーユーシー(以下、CUC)に2024年に新卒入社した坂口です! 入社して3カ月が経ち、新生活にも慣れてきました。
私が入社したCUCは、「医療という希望を創る。」をミッションに掲げて、医療機関の経営支援や、患者様のご自宅への訪問看護、がんや難病の方のためのホスピス型住宅の運営などをしています。
CUCでは、新入社員に向けて2カ月間の新卒研修が行われます。いくつかあるプログラムの中で、最も医療現場のリアルを体感できるのが、6週間にわたり行われる「現場研修」です。数人ずつに分かれてCUCの支援先の病院やクリニック、訪問看護事業所やホスピス型住宅に行き、その中で見つけた課題や解決策などを訪問先の管理者(院長、施設長など)にプレゼンします。訪問先は毎週変わるため、さまざまな角度から各事業の課題を捉え、その課題を解決する力を身に付けられます。
今回は、CUCに入社して経験した現場研修の内容を振り返りながら、私たち自身の学びや変化などを、新卒同期(坂口、姜、佐々木、林垣、福井)の対話形式でお届けします。
今回、私たちが実感したのは「主体性」を持つことの意義。新卒目線のリアルな学びをお届けすることで、入社を考えている方の一助になればうれしいです。
「研修=座学」の印象が覆った6週間
坂口:まずは、CUCの現場研修の流れについて振り返ってみようか。
姜:1週間のサイクルで、現場訪問をしてそこで見つけた課題の解決策などをプレゼンするのは、結構ハードだったよね。現場に足を運んで説明を受けるだけでなく、自分で仮説を立ててそれを検証するために必要な人を探してヒアリングをして、アウトプットをしなければいけないから、みんな必死。
佐々木:思っていた「研修」とは全く違ったよね。「研修」というと、大学の講義のように、受け身で取り組むイメージがあった。でも、ふたを開けてみたら、毎週金曜日の発表に向けて「どんな情報が必要か」「その情報をどう取りに行くのがベストなのか」を考えて、自分で行動を起こす必要があって。受け身だと全く通用しなくて、「主体性」をもって取り組まなければいけないと思った。
林垣:確かに大変だったけど、僕はみんなの成長が実感できた6週間だったと思うよ。回を追うごとにみんなの発表内容に磨きがかかっていったな、と。
坂口:どうして、だんだんと磨きがかかっていったんだと思う?
福井:それは……沢山の失敗をしたからでしょ(笑)。最初は全体的に準備不足だったなって。
「失敗」が気付かせてくれた改善のタネ
坂口:特に印象的だった失敗はある?
福井:現場研修の訪問先の病院や施設への連絡が遅れてしまったことかな。最初の研修の時、現場に行く前日に担当の方にメールをしたんだけど、十分なやり取りができないまま当日を迎えてしまって。現場に着いた時に、「結局どうやって施設内に入ればいいんだ?」と焦ったよね。結果的に、職員に聞いてなんとかなったけど、気が気じゃなかった。同じような失敗をしないために、起きたことを同期に報告して、確認のメールは前日ではなく2営業日前にすることにしたんだ。
佐々木:僕は、「事前の仮説立て」が足りなくて、職員にヒアリングをしても「興味本位の質問」しかできなくて、アウトプットの質が下がってしまったことがあった。
最初は職員もにこやかに応じてくださっていたんだけど、「その質問は自分の興味本位ですか? それとも仕事に関する質問ですか?」と指摘を受けてハッとした。仮説を立て、相手に意図を共有し、実のある質問をすることが欠かせないと思ったね。この失敗も同期に共有して、研修スケジュールに「仮説立て」の時間を設けることにした。
坂口:仮説立てをする前後で、情報収集の質はどう変わったかな?
佐々木:質が上がったように感じたよ。より注意深く現場の様子を見るようになったし、短い時間で踏み込んだ話を聴けるようになった気がする。
林垣:僕は、「仮説立て」をしたことによって、いい意味で遠慮がなくなって積極的に動けるようになった。最初は職員にヒアリングをしたくても「忙しそうだし……」とついつい遠慮していたんだ。でも、仮説を検証して、よい解決策を提案するためにも「聴くしかない」と腹をくくれた。
あるクリニックに行った時、患者様のご自宅の訪問が中心で、なかなか職員と話す機会がなかったんだ。でも、空き時間を見つけて、積極的に声をかけていったよ。でも、院長はかなり多忙で、いきなり「お話を聴かせてください!」と声をかけてしまったので、断られてしまったけれど(笑)。
坂口:大丈夫だったの?
林垣:翌日にあらためて時間を取っていただけたよ。僕も頂いている時間を有効に使わなければと身が引き締まった。クリニックの全体を把握されている院長に直にヒアリングをできたことで、課題がよりクリアになったし、こちらがきちんと意図を伝えれば、相手も誠意をもって対応してくださるんだなと思えた。
姜:私は、プレゼン後のフィードバックの仕組みを変えたのが大きかったなと思っている。
最初の1〜3週目は毎週のプレゼン発表のあと、「プレゼンを通して得た学び」をアンケート用紙に書いてシェアしていたんだけど、「お互いに評価をし合ったほうが、成長につながるのでは」と思ったんだ。そこで人事と話し合って、4週目から「プレゼンのフィードバック」を伝える形式に変えた。すると、みんなの資料が見やすくなったり、発表の内容も深みが増したりして、大きく変わっていったよね。
坂口:事前の準備をしっかりして目的を明確にし、仲間からのフィードバックを通して、アウトプットの質を高める。このサイクルがあったからこそ、変われたんだね。
それぞれが見つけた「主体性」
坂口:現場研修での学びを、これからどう活かしていく?
姜:研修では、人からの指示を待つだけでなく、「今できること」「やったほうがいいこと」を考えて、実行することの重要性を感じたよ。今後も、全体を広く見てから論理的な仮説を立てて、その正確性を検証するために、自ら動くことを大切にしていきたいな。
福井:僕は研修を経て、現場の不(不満・不安・不足・不便など)や負(マイナス、好ましくない状態)を見つけ、改善策を追求し続ける大切さを学んだ。今後も、さまざまな意見を解決策に変えて、自ら実行に移したり、周りの力を生かしたりして、解決に向かっていきたいと思う。
林垣:僕が実感したのは、事前の「仮説立て」の重要性。事前に準備をすることで、仮説を検証したいという探求心に火がついたし、「自分で何とかするんだ」という意志をもって取り組めた。今後も、このプロセスを大切にしていこうと思う。
佐々木:僕も、何かを実現するためには仮説を立てて検証を繰り返すことが大切だと学んだ。また、毎週フィードバックをくれた同期がいたからこそ、週ごとに仮説が磨かれて、成長実感もあったね。そうした意味では、チームのみんなで取り組むパワーを感じられた。今後も、チームで力を合わせて、課題の解決に向けて進んでいきたい。
坂口:みんなありがとう。「仮説立て」に対する言及が多かったよね。課題を自ら発見し、より良くするためにはどうしたらよいかを考え、必要な情報を取りに行く。その結果を受けて、また課題を発見して解決策を見出し、実行する。その繰り返しこそが、「主体性」なんだよね。
成長の根源となる主体性を引き出す会社
入社後2カ月続いた現場研修の中での私たちの変化についての体験談を紹介しましたが、いかがでしたか?
私たち新卒社員が得た「主体性」と、それを尊重し、支えてくれるCUCの環境を少しでもお伝えできているとうれしいです!
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