CUC学び支援「Challenge!」リリースへの想い「さらなる挑戦の土壌を育てたい」
「医療という希望を創る。」をミッションに掲げるCUCグループ。希望の創り手である社員自身が希望を持つために会社は何ができるか、そんな問いからスタートし、2022年2月に作られたのが学び支援「Challenge!」
読書会支援制度、2つの資格取得支援制度、オンラインビジネススクール受講支援の4本柱で構成される「Challenge!」全体を改めてお知らせするとともに、制度化に至る紆余曲折を、「Challenge!」生みの親である人事総務部・人事企画チームの柏原亜里沙さんにお聞きしました。
CUC学び支援「Challenge!」の4本柱はどんな仕組み?
「働きながら、もっと学びたい」多くの社員の声が上がり、制度化された「Challenge!」。学び続ける社員の姿勢を応援する体系的な仕組みとして、2022年2月にリリースされました。制度の4本柱をざっくりと説明します。
「CUCらしい福利厚生」が足りない?社員の声から始まった挑戦
_ 早速ですが、新しい制度づくりに力を入れ始めたのはいつ頃でしょうか?
きっかけは、毎年行っている社員満足度評価です。一昨年の結果を見た時、特に福利厚生や教育関連の評価点数が低く、なんとかしたいと思いました。ただ、やみくもに福利厚生を増やすのではなく「CUCらしい福利厚生」を増やしたいね、と議論が始まりました。
「CUCらしい福利厚生」とはどういうものか、実際に社内の意見を集めてみたら、社員の皆さんがほしいと思っている福利厚生は上昇志向や学びたい意欲をサポートしてほしいものだと分かりました。
社員の皆さんの学びたい意欲を応援する、「CUCらしい」学び支援制度とはどういうものか、悩みました。その後、まず最初に思いついたものが読書会の制度です。社員個人の学びと社員同士のコミュニケーションを応援する場として制度化しました。
続けて、資格取得を応援する制度も検討しました。資格の活用はいろいろな可能性を秘めています。学びたい思いや今後のキャリアをサポートし、後押しする制度を作りたいと知恵を絞りました。
話し合いの結果、応援したい資格一覧を作成し、その中からCUCらしい資格を厳選した結果、2つの資格取得支援制度が決まりました。こちらは2022年2月にリリースとなっています。
それぞれの制度をスタートさせるとともに学びを応援する制度を全部まとめて体系化し、CUC学び支援「Challenge!」と名付けました。
多くの人の議論から見えてきた様々な想い
_ 「Challenge!」発足へ動き出してから、一番苦労したことは何でしょうか?
資格取得支援制度の設計が難しかったですね。はじめ、取得にかかる費用を会社で負担したいという話だったのです。一方で課税や資格取得前に退職された場合の対応について課題がありました。
そこで直接支給ではなく貸付という形にして、約束の達成後に貸付を免除というルールにしました。私自身、制度を作るのは初めての経験でしたので、社内の関係者にご協力いただきながら、制度設計を進めていきました。不安もありましたが、それこそひとつの挑戦でしたね。
_ その不安はどうやって克服されたのでしょうか?
議論の過程で、部長が各部署で意見収集をしてくれていたのです。「CUCらしい福利厚生とは?」「どの資格を応援してほしい?」など細かくヒアリングをしてくださいました。
そこからこの制度化の話を聞きつけた社員数名から「制度はいつから始まるの?」「実は将来のキャリアで資格取得を検討していて…」と連絡をもらいました。想像以上に社員からの期待が集まっていることを感じ、頑張ろう、やりきろう、と思いましたね。
_ ところで「Challenge!」という制度名がとてもCUCらしいと思うのですが、どうやってつけたのですか?
これ、笑っちゃうんですが、勢いです。ネーミングを悩んで紆余曲折、ちょっとひねった名前を提案したのです。その際、経営陣から「一目見てその人が挑戦したくなるような、もっとわかりやすいものを」と言われ、「えいやっ」と一番シンプルな「Challenge!」というネーミングに決めちゃいました。
「Challenge!」リリース後の社内で起こった変化
_「Challenge!」を制度化した後の、社内の反応や変化はどうでしたか?
リリースした週内に何件か制度利用の申込みが上がってきて、「やっぱり待っていてくれたんだ。学びたい皆さんの後押しができた」と嬉しかったですね。
他にも、資格取得支援制度について電話をいただいたり、人づてに「制度ができてよかった」「嬉しい」という声をもらいました。想定以上の反応をいただいて、期待してくれていたんだなあという実感がわきました。
_ 制度のアクションで何か面白い事例があったら教えてください。
読書会支援制度ですが、部署ごとにプロジェクトで活用できそうなビジネス本を選ぶチームが多い中、経理部が行った取り組みは興味深かったです。
ストレングスファインダー(個人の強みを見つける自己分析本)の本を購入して、それぞれ診断を受けた結果を持ちよって話し合ったそうです。「あなたはこうなったんだね!」「やっぱりこのタイプね」と言った気づきが多く、チームの関係性の質向上に役立ったと聞いています。長期的なチームビルディングに読書会を活用した事例だと思います。
「希望を創る人」が希望を持つために必要なことを問う
_「Challenge!」のリリースから約5ヶ月、見えてきた課題はありますか?
制度ができたことで見えてきたCUCグループ全体の課題がありますね。特に資格取得は長期スパンで取り組むことなので、社員の皆さんのキャリアだけでなく、人生設計そのものに関わります。ライフイベントなど考慮できていたかというと、もっと検討できた部分もあるのではないか?という反省があります。
現在は社員の皆さんの声を聞いている段階です。継続して制度を見直し、検討して、ブラッシュアップしていきたいですね。制度ができて終わりではなく、皆さんの声や時代に合わせて進化する制度にしたいです。
資格一覧も、毎年度末に社員の皆さんに追加したい資格を募集して、社内会議で選考と審議をしていくので、どんどんご提案いただけると嬉しいですね。
_ CUCの人事総務部の皆さんは、社員一人ひとりの人生やライフスパンについて、ここまで考えて制度化しているのですね。
少なくともCUCの人事総務部は考えています。CUCのミッションである「医療という希望を創る。」ためには、希望の作り手である私たちはどうなっている必要があるのか、いつも因数分解しています。
私自身は、希望を創る人自身が希望を持つためには
働く環境が安全安心であり、かつ持続できるものであること
チャレンジする姿勢を応援する環境であること
の2つが必要だと考えています。CUCの人事総務部は熱い想いで動いています。
「Challenge!」は広がっていく。挑戦と応援の土壌をみんなで耕そう
_「Challenge!」のリリースは柏原さんご自身のチャレンジでもあったのですよね。
「CUCで人事をやりたい」というのが今の私の夢で挑戦です。制度化の議論が始まったのが2021年度の初め。当時私は、全社に関わる会議のファシリテーターでしかありませんでした。人事総務部の一員ではありましたが、当時は社内教育の観点においては未経験でした。
この会議内で「Challenge!」の制度化の話が進むにつれ、「ここまで参加したから、とりまとめてみたら?」とお声をいただき、「やってみよう」と飛び込みました。でも、たくさんの熱い想いと暖かい応援の姿勢を知ることができて、貴重な経験をさせてもらっています。
_ 今後の取り組みは?柏原さんは制度をどうしていきたいですか?
社内で展開されているCUCの人事制度ハンドブックに掲載されている代表・濵口さんの経営メッセージにこんな言葉があります。
「チャレンジをしている人や組織は、その分失敗も多いと思います。失敗を恐れずにチャレンジすることこそ、CUC の文化です。チャレンジを推奨するCUCの土壌をいかして、私もチャレンジを続けていきます。 一緒に『医療という希望を創る。』ミッションを実現していきましょう。」
このメッセージがすごく好きで、「Challenge!」はこのメッセージにぴったりはまった制度だと考えています。挑戦するのは怖いことでもあります。その勇気に応える制度にするために、必要なことを整えていきたいです。社員の皆さんからのご意見やご提案もたくさんいただきたいですね。
私はCUCが社員の皆さんの挑戦を応援できる会社であり、人事としてそのサポートをしたいと思っています。誰かの挑戦を応援するには、気持ちだけでなく、業務の見直しや効率化をして時間を捻出することも必要です。まずはそんな身近なところから、CUCの挑戦と応援の土壌を一緒に耕していければと思います。
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