見出し画像

ぼーっとすることの大切さ

遠くの山を眺めたり、星や夜景を眺める時間を少しずつ増やしている。

これまでは仕事で余裕がない生活だった気がするが、だんだんと仕事のことを考えなくても良くなった。そうすると、脳に余白が生まれる感じがして、ごちゃごちゃした頭の中が整理されてきた気がする。

空を眺めたり、草花を観察したり、小学生の頃は自然とできていた。PCが家庭に導入され使用頻度が増えて、不安から色んな情報を集めるようになった。生活の余白は失われ、その隙間はネット情報で埋められるようになった。

これが原因かは分からないけど、当時はだんだんと不安や恐怖に支配されるようになった。学校も家も何も楽しいことがなくて、ただただ怖かった。

今はそれほど、恐怖は感じないし、未来もどうにかなるんじゃないかと思っている。

日々、雲の形を見たり、風の流れを感じたり、月や星を眺める。特に夜は、自分と周囲の空気との境界線が薄くなるような気がして、夜に紛れるような気がして、気分が楽になる。外で星や月を眺めてると、他に何もいらないなと思う。

オフィスでパソコン作業をするよりずっと大事なことだった

ビルの隙間から辛うじて見える星は数個だけ。貴重なその星も飲食店の明かりでほとんど見えなかった。何より時間が少なくて、そんなことをしていられなかった。

空が狭いところに住んでいると、何となく心が窮屈になる気がした。空が広いとほっとする。空間が自分の気分に影響を与えるものなんだなと思う。

何もしない時間は無駄ではない。

現代は、スマホで色んな情報を入手してみんな脳が忙しい状態だ。何か情報を詰め込まないと、置いて行かれるんじゃないかと不安になる。そんなときに瞑想がいいと知ったけど、なかなか続かなかった。

ぼーと外を眺めているのは、目を開けたまま瞑想しているようなものなんじゃないかと思う。目を閉じての瞑想は瞑想は苦手で続かなかったけど、目を開けてなら結構無心でいられるものだなと思う。

ひらめきやアイディアも、トイレや風呂の中など何もしていないときに、出てくるものみたいだし。何かしないと!って追い立てられて何かをやるよりは、好きな事、楽しいことを見つけて、とりあえず試してみたい。

もっと何もしない時間を自分に与えてもいいんじゃないかな。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?