見出し画像

41歳、妊活記録⑥ 体外受精に踏み切る時の、複雑すぎる気持ち

結局、体内受精で結果は出せなかった。



この半年で1番頑張り、あんなに頑張ったのに…という、やるせない気持ちと同時に、これまでの半年間、妊活への考えがいかに甘かったかを思い知った。


100%何が何でも妊娠する!という決意に至らないまま妊活を始めたこともあるけど、次第に真剣になるまで時間がかかってしまったなと、…自分の気持ちが固まらなかったことを残念に思う自分がいた。

そして、心のどこかで、通ってるクリニックで何の異常もなく健康体だと言われたことによって、
”私はなんだかんだいって自然妊娠できるだろう…”
という甘い気持ちでいたんだと思う。そして、その想いは、自覚していた以上に、自然妊娠できると、勝手に信じ込み期待してたんだと思う。



…当然、それは完全に舐めた考えだったと、思い知った。




なんとなく今回も妊娠できてない気がする…と悟った頃から、(ようやく)体外受精について、詳しく調べ始めた。


いろんな人の体験談も読み漁った。


そして、ただでさえ注射が苦手なのに、毎日しないといけない可能性があると知った時。
震え上がり、…次のステップに進む勇気が持てず、でも決断を何かしらしないといけないというプレッシャーに駆られ、どうしようもない感情に包まれた。



複雑な思いで詰まりに詰まった中で、
妊娠してないことが確定した、その日。



私は我慢してたお酒を少し解禁した。
(気晴らし兼ねて、控えめの量を)



ひさしぶりのお酒。
私の身体は(残念なことに)すぐさま反応した。


…溜まった感情を爆発させる、という形で。




お酒により、一生懸命蓋しようとしてた感情、想い、気持ちが一気に爆発し、旦那さんに八つ当たりしてしまった。



本当にごめんね。
失礼なこともいっぱい言ってしまったね。



でも、実は気持ちをぶちまけながら、
気付いたことがある。



”あぁ。私って意外と諦めがついてないんだな”
って。




体内受精を3度もやって、実らなかったと分かった時。

正直、悲しい、とか、落ち込む、って感情は、
…なかった。


どちらかというと、
妊娠するという目標を達成できなかった
という、

自尊心の問題というか…
できること100%やらないまま終わらせられない、という、悔しさだったり、私の完璧主義な面が変な形で出てしまってるって、思ったんだ。

できると思ってたことができなかった。それは、まだできること全てやりきってないのだから、結果が出てないだけ。
なんか妊娠できなかったことを認めたくない、
というか。


…そう、やっぱり諦めきれてないんだ。


そんな、極めて自己中心的な理由だったり感情を理由に、沢山のお金や体力をも使って体外受精に挑戦して良いものなんだろうか、
という不安が募って。


なんというか、自分の強欲を満たすため、最後までやりきるため背中を押して欲しい。でもなんかその決断をするのに、1人で決断したという”責任”を負いたくない、という自分勝手な考えで、旦那さんに“本当に子供が欲しいと思うのか”“体外受精を望むのか””覚悟はあるのか”なんて(失礼なことを)聞いてしまった。


いや、正しくは、“聞いた”じゃなくて“迫った”という表現のほうが当てはまりそうだし、…どちらかというと、無理矢理“YES”と言わせてしまった気がする。



ごめんなさい。




幸いなことに、優しい旦那さんは、そんな私の言葉を真摯に受け止め、その後、体外受精をするための転院や受診にすごく理解を示し協力してくれている。




なので、…無理矢理ではなかった、
そう思うようにしようと思ってる。







色々と自己嫌悪に陥る毎日。
こんな夫婦の元に、
コウノトリは飛んできてくれるのかなぁ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?