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イオンシネマ大日で映画 ワンデーフリーパスポート体験記

イオン映画各館にて開催中の、1日映画見放題・ワンデーフリーパスポートを使って映画を観てみました。

結果とタイムスケジュール

鑑賞したのは予定通り3本。
タイムスケジュールは以下の通りです。

1本目  9:40~11:35
ランチ
2本目 12:15~14:30
3本目 14:50~17:20

利用の流れ

朝9時、シネマ開館と同時に入館。係の人が「フリーパスポートの方は左の有人窓口へ」と案内してくれる。
窓口で代金2,500円を支払い、受け取ったパスポートの右上に署名。この時点で1本目と2本目に観る作品と座席を確定できる(1本目の指定は必須)。3本目以降の作品の座席は1本目を観終わった後にまた有人窓口にて指定する。
また、パスポートの提示でソフトドリンクMサイズとホットドリンクSサイズが飲み放題となる。

利用しての感想

朝一から夕方までで3本はまずまず余裕で観れた。
現状、緊急事態宣言下でレイトショーがなく20時営業終了となっているが、例えば17:30~20:00までの作品もう1本は物理的に観ることができたので、1日4本は一応不可能ではない(やるかどうかは別として)。さらに、レイトショー枠がある状態でこのパスポートが使えれば1日5本まではスケジュール的に鑑賞可能になりそうである。

とはいえ、お昼は11:35~12:15の40分間でランチ、トイレ、3本目の座席確保、ドリンクの注文まででギリギリだったので、他にやりたかった駐輪場の自転車の移動ができず、駐輪代を想定よりも多く支払う羽目になってしまった。さすがに時間的な余裕はあんまりない。

金額的には、2,500円は絶妙な設定だ。2,500円というと、だいたいサービスデイ料金で換算して映画2本分なので、3本観たら明らかにお得だが、同時期にそれほど観たい作品が3本もあるのかという問題がある。3本目以降はそこまで観たいわけではないが…となると、観放題ありきの本末転倒感も出てくるので。まあ自分の場合は、もともと絶対に観たかった1本+話題や評判で観たくなった2本の計3本をチョイスでき、かつタイムスケジュールも無理なく組めたので観に行くことにしたのでした。

鑑賞メモ1本目『映画 えんとつ町のプペル』

もともと観る気のなかった映画だけどYouTube界隈で鑑賞を前提にした動画があったりしたので気になって観ることに。
えーと、良かったです。ベタかもしれないけどディテールのバランスがしっかりしてるので引っかかることなく気持ち良く観れる。中身もいろんな比喩や皮肉みたいなものが散りばめられてますよね。そのわりにちょっと個人的にはカタルシスが弱い気もしましたがまあ、そこは受け手の感受性が摩耗してるのかもしれないってことで。

鑑賞メモ2本目『花束みたいな恋をした』

※若干ネタバレ気味かもしれません、お気をつけください。
これも全く観る気がなく、よくある量産型の邦画の1つぐらいにしか思ってなかったんですが、何か変に評価されてるようなのが気になって観ることに。
いやあ、そしたらこれはめちゃくちゃ良かったですよ。怪作というか。
サブカルカップルの末路、みたいなレビューをチラッと目にしてたので、勝手に「ああ、女の方がサブカルから離れてダメになったのね」と思ってたら真逆でびっくり。まあ男の自分から見ても男の言ってることの方がおかしく聞こえるのでイーブンな見方はできなかったですね。
2人が出会って最初の方で好きな作家を言い合う時に全然知らない名前ばっかりだったので架空の設定かと思いきや、その後に聞いたことのある名前が出てきて実在の話やったんかい!ってなったとこと、カウリスマキの『希望のかなた』が出てきたとこが個人的に印象に残ってて、好き。

鑑賞メモ3本目『ヤクザと家族 The Family』

そもそものお目当ての映画。期待通り良かった。
冒頭、ヤンキーみたいな綾野剛が遠目からスクーターを飛ばして近づいてくるシーン。ここでもしヘルメットをかぶってたらもう帰りたくなったと思うのでノーヘルでホッとする。
その後も巧みなリアリティがメインで、ところどころ劇映画らしい盛り上がり。まあ全体的に社会派ですよね。この監督の作品は初めてなんですが、気になりつつまだ見れてない『新聞記者』なんかも含めてそういうイメージです。
綾野剛はこういう役ができるのが一番の凄味ですよね。『日本で一番悪い奴ら』然り。あと、今回の役柄は個人的には『ハードロマンチッカー』の松田翔太がダブって見えました。

最後に

今回は3本とも良い映画で大満足でした。
が、なかなか同じ映画館で観たい映画が同時期に3本集まることはないと思うので、これに味を占めてすぐに次というよりは、本当に観たい映画なのかその都度慎重に吟味していきたいと思います。

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