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『コーアクティブを大学生に届けよう』#7 〜自分の「一貫性のなさ」を自覚するということ〜
CTIジャパン、ファカルティの「いろり」こと青木聡美です。
今回はプロジェクトの大学生メンバー「やんちゃん」こと寺社下弥生(じしゃげやよい)さんが、コーアクティブを日常で活かす例として「就活」についての経験を語ってくれています。
それは「就活」に挑む新しい道筋とも言えそうです。
これを読んでくださっているみなさんにも、似たような経験があるかもしれません。お楽しみください。
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こんにちは。大学生インターンとしてCTIに関わらせてもらっているやんちゃんこと寺社下弥生です。
プロフィール:
1999年愛知県名古屋市生まれ。海外経験は無いものの好きだった英語を極めたいと思い「国際英語科」の高校に入学するも、海外経験豊富で英語が流暢なクラスメートに囲まれ人生で初めての挫折を経験。「この先どれだけ英語を頑張ってもこの人たちには勝てない」と諦めが過ったのと同時に「自分にしかない武器を身につけたい」と思い高2で台湾の大学に進学することを決意、中国語を猛勉強。2年半学んだのち2017年9月に台湾の大学に入学し、映像制作やグラフィックデザイン、メディアを専攻。2020年にコーチングに出会い、同年10月にCTIジャパンの基礎コース受講。コーチングが人に与えるインパクトだけでなく「Co-Active」という概念が自分自身にもたらした強烈なエネルギーに感銘を受け勢いのままに上級コースを受講。2021年11月上級コース(羅針盤チーム)修了、2022年3月にCPCC®︎取得。2022年6月大学卒業予定。
シーシャとASMR(咀嚼音)が大好きで、ダイエットと発信が苦手。何かご縁を感じてくださった方は、Facebook や上述の通り発信苦手なので全然呟けないTwitterなんかもお気軽にフォローください^^
過去にもCTIのnoteにて記事を出しているのでご興味ある方はぜひご覧ください^^
今月は「コーアクティブコーチングが日常生活でどう活かされているか」というのがテーマなので、
自分にとって最近まですごく身近だった「就活」という切り口から覗いてみたいと思います。
私は、コーチングを学び始める半年前くらいに、いわゆる「就活」を始めました。
就活を始める、という言い方もおかしいですが、
日本の就活の流れとして定着しつつある「自己分析」、「エントリーシート作成」、「面接対策」、みたいなことを私ももれなくやっていました。
最近の就活は(いや、前からそうかも?)すごくシビアで、選考をクリアしていくためには
「いかに話に筋が通っているか」、つまり「一貫性」が不可欠で、その一貫性はしばしば自分の「軸」だったり、企業から見た「信頼」に形を変えます。
「一貫性」の他にも、「結論ファースト」だとか、「簡潔さ」だとか、
そういうことが大事なんだよ、
ということは嫌というほど、就活を終えた周りの友達や先輩から言われていて、
どうしてもそういうわかりやすい表現をすることがゴールにある以上、無意識に最初からわかりやすくまとまった自己分析をしようとしていました。
私はどんなことを成し遂げられたとか、
強みは何だとか、
過去こういうことで成果をあげたから将来こういうところで活躍できそうとか、
とにかく自分の中にある「一貫性」や「プラスに機能しそうな要素」をかき集めることに必死でした。
もちろんそれはそれとして、自己分析の一つの方法として間違っているとは思わないのですが、
そのあとに学ぶことになるコーアクティブコーチングで、自分の中にある「矛盾」に触れることのインパクトを目の当たりにします。
自分の中にある矛盾。
チャレンジは好きだけど、成功する確証が得られないと飛び込めない。
組織の中で自分にフォーカスが当たるのは嬉しいけど、発信は苦手。
頑張りたいけど、怠けたい。
人のことは、好きだけど無関心でもある。
コーチングを受けるという体験の中で、
これまで目を背けてきたけれど確かに存在する矛盾に何度も出逢いました。
ただ、そういう自分の矛盾と対話する中で分かってきたのは、その矛盾の中にはもれなく「願い」やそれが叶わないことへの「葛藤」が起こっているということ。
飛び込めない時何が起っているのか?
発信しようとする時、どんな声が聞こえるのか?
「怠けたい」声をもっと聞いてあげると、本当に訴えていることは何か?
人の何が気になるのか?何に興味がないのか?
そんな対話を通して自分を知った時、
やってきたこと、成し遂げた成果、強みを綺麗に並べて話していた時よりも、
さらに奥底にある自分の願いやモチベーションの源泉との確かな繋がりを感じた上で自分を語ることができるようになりました。
自分の表面上でうまく語れる願いや自分の強さだけでなく、
うまくは語れない、どんなロジックかもわからない、でも確かに存在している自分の矛盾の存在に向き合った上で会社を選ぶ、生き方を選ぶ、ということができて本当に良かったなと思います。
何を選ぶか、きっとそれ自体は何を選んでも間違いではなくて、
それよりもどんな自分で選ぶか、そこが大事なんだろうなあと思います。
どんな強みやスキルよりも、その矛盾の中に生まれている葛藤が紐解かれた先にある訴えや願いが、その人自身の大きなエネルギーに繋がっていくような気がしました。
皆さんは、自分の中にどんな「矛盾」がありますか?
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