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【試し読み】vol.1 新年あけまして 初夢ドリームランドツアー|えくすとら

本記事は、公式アプリ「クトゥルフ神話TRPG ルールブックPLUS」にて、有料プラン加入の方向けに公開中のアプリ限定コンテンツ、「クトゥルフ神話TRPG えくすとら」の試し読み記事です。

2023年1月にはじまったえくすとら、初回は新年ということで、クトゥルフ神話にまつわる夢の世界・ドリームランドについての紹介です。

#コラム


 あけましておめでとうございます!
 外で過ごすには寒い季節ですが、家の中ではセッションにぴったりの季節ですね。『クトゥルフ神話TRPG ルールブックPLUS』では“クトゥルフ神話TRPG”をちょっと楽しく・ちょっと面白くするための番外編、『クトゥルフ神話TRPG えくすとら』を今月から配信します。

ドリームランドとは?
 クトゥルフ神話の伝承で語られる夢の世界がドリームランドです。幻夢境とも呼ばれ、クトゥルフ神話の息づく地としては比較的平和な場所であることも特徴です。
 ドリームランドは人々の夢やある種の集合的無意識が集まってできていると言われていますが、定かではありません。大事なことは想像することです。俗世の科学や文明に染まった者の前に、夢の扉は開かれません。時間と空間を越えて確かにそこにある幻想の世界、知られざる異郷を文字どおり夢見ることでドリームランドへの道は現れます。
 世界の雰囲気は中世ファンタジー……いわゆる「剣と魔法の世界」に近いでしょう。人々の衣服は素朴な自然素材でできており、武器は弓や槍。明かりはたいまつか、ごくまれにアラビア風のオイルランプかもしれません。これは現実世界にあるものがドリームランドに根付くには数百年という長い時間がかかるためです。ドリームランドが持つ「目に見えるものを修正する能力」は現実世界よりも非常に強く、銃や懐中電灯を持ち込んでもふと目を離した隙に姿かたちが変わってしまいます。
 そして最も大きな違いとして、ドリームランドに潜む脅威はドラゴンやゴブリンよりもはるかに恐ろしいものです。人智を越えた神話生物が跋扈する危険なエリアも少なくありません。ドリームランドは夢の世界です。素晴らしいイマジネーションの結晶と同様に、悪夢の化身もまた「そこにある」ものとして存在するのです。
 ドリームランドを訪れる方法はいくつかありますが、最も有名な方法は夢の中で長い階段を下りていくやり方です。美しい装飾に彩られた七十段を降りれば、門番であるナシュトとカマン=ターが来訪者の素質を見極めるでしょう。神官でもある彼らのお眼鏡に叶った者だけが、その奥へと続く深き眠りの七百階段を許されます。ちなみに、ドリームランドへと続く階段はあるソーシャルゲームの口上でも登場しているので、聞き覚えのある方もいるのではないでしょうか。夢の中の階段を下りるほかにも現実世界に開いた門を通る、どこかの海を航海している白い帆船に乗る……などさまざまな方法があります。

初夢のルーツ
 せっかくのお正月ですので、初夢についてもおさらいしましょう。

「クトゥルフ神話TRPG えくすとら」Vol.1

続きは公式アプリ「クトゥルフ神話TRPG ルールブックPLUS」にてご覧ください。

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