Official髭男dismって激エモバンドなんだぜって話

tattooというもう髭ちゃんが好きな人間の中の人間という人間を全員泣かせに来たんかってくらいの楽曲がリリースされて衝動で書いたので語彙力が今回もありません。多分タイミング的に語彙力がないんじゃなくて元から語彙力ないと思うんだよね。

激エモバンドってそんな軽い言葉じゃ表現出来ないくらいエモいんですけどね。
生憎、現代文苦手オタクやってきた令和の生き物にはエモいって言葉しか見当たらんのよ。

ってゴミカス前書きは置いておきましょう。

皆さん幼なじみでやってるバンドって知ってます?いきものがかりさんとかBUMP OF CHICKENさんとか。
私にも中学の頃からの仲の友達はいるんですけど、そのみんながみんな、同じ目標を持って同じ職場で、ましてや同じチームで仕事をし続ける、そんなことはふつう無いわけで。イツメンっていうのがいてね、中一の頃から仲良しで喧嘩だってしなければそこらのJKみたいにベタベタ触りあったりもしない、熟年夫婦みたいな4人組なんですけど、私は音楽業界を目指してるし、ある子は英語を勉強してるし、ある子は事務、ある子は未だに生態が分からない未確認生物なんですよ。足並みが揃ってるようで揃ってない4人。

仲はよくても好きなものだって目指すものだって違う。

だから幼なじみや同級生バンドが続いてるのってすごいなぁと思っているんです。

髭ちゃんは大学生の先輩後輩とか特に聡くんがバンド組んでたメンバーで構成されてて、同級生バンドとはまたちょっと違う。
幼少期を共に過ごした訳じゃないけど、それらと似てると思うんです。
結局は学生時代一緒に過ごしていたし、期間は短いけど、1番青春を共にした仲間だと思うんです。

それがエモい。

そんなこと言ってたら他のバンドだってそうだから、これだけでエモいわけじゃないんですよ。

ヒゲダンハウスってみんな覚えていますか。髭ちゃん4人が上京してからしばらくの間、共同生活をしていたっていうのは結構有名な話だと思います。
楢﨑さんだけ2畳半の物置に住んでたやつ(大事なとこそこじゃない)

同じ家に暫く一緒にいるって同じ職場で仕事するよりも濃密な時間だと思うんですよね。だって今だったら濃厚接触者認定、秒でなるじゃん?(そろそろその話は古い)
同じ家で同じ飯食べて同じ職場の同じチームで同じ夢を見て同じものを作る。
全てに置いて「共同」生活だった彼らなんですよ。 

リーダーを作らないであくまでみんなで対等な立場でいるのも「共同」って感じするよね。

ずっと一緒にいて飽きないし、喧嘩なんてする訳ないし、お互いがお互いの扱いや距離感を分かっている関係性なのも素敵だよね。
いつかどこかで大輔さんが髭男の制作での関係とか雰囲気を『熟年夫婦みたいw』って言っていたことを思い出した。お互いの言いたいことがわかるとかじゃなくて、お互いがやりたいようにやって、お互いがそれを受け入れて、だからこそ誰も損をしない制作をできるのってなかなか無いと思う。「喧嘩するほど仲がいい」にも一理あると考えるけど、髭男のコミュニケーションの形はぶつかるよりも受け入れて理解することにあると思う。全員適応能力が高いからぶつかる関係性でも成り立ちそうだけど、特に楢﨑さんは理解して黙って解決させるタイプだから、その背中を見てきたのかなとも思うんよ。
これが長年積み上げてきた結果とかじゃなくて、大学・高校の時から何から何まで一緒だった結果なのも他の仲良しバンドとは一味違う感じ。

私が年上組を夫婦みたいだなって思う理由の1番がこれで、声に出して家族(チーム)を引っ張る聡くん、聡くんの気分や声ひとつで全体の雰囲気が変わるのがお母さん(というか自分の母)によく似ていて、楢﨑さんは背中で語るとかキザな言葉使いたくないけど、表では頼りなさげだけど黙って行動で威厳を残していくところがお父さん(というか私の父)によく似ているんだよね。こうゆう2人がいるからこそ後輩2人も安心してついて行ってるんだなって年下組のインタビュー見てて思った。

TATTOOのMV、歌詞も映像も良くてずっと泣いてた。
基本的に髭男のMVは誰かの物語の中に時々思い出したみたいにバンドの演奏シーンがある構成をしているけど、今回の楽曲は恋愛や家族という意味合い以上に仲間、作詞者である聡くん(vo)のバンドへのクソデカ感情の方が大きいので、髭男の物語がメインになってるんだよ。バンドマンの等身大の姿ってファンクラブに入っていない限り滅多に見られないので、タイアップ曲のMVとしてこういったそれが世に広がるのはオタクとして嬉しい。ありがたい。
個人的に楢﨑さん(ba)が作ったご飯を食べるメンバーのカットが上京したての4人で共同生活をしてた時がよぎって全世界に幸せが溢れるだろこんなん。ネタバレしちゃうし好き放題やってるけど、なんだかんだでお兄ちゃんしてる楢﨑さんっていいよね。

ちょっと話が逸れるけど、楢﨑さんって髭ちゃんの中ではお兄ちゃんポジションだけど手の焼ける子供みたいな扱いされてて、でも彼らの中ではお兄ちゃんとしての威厳があるってすごいことだと思う。
これは本当にオタクとしての目線なので読み飛ばしてもいいんだけど、10周年企画のインタビュー読んでて、インディーズ時代に聡くんが周りに置いていかれたようで焦っていた時にふと楢﨑さんが零した言葉が今でも心に残っていることとか、ちゃんまつたんが最近考えるようになったことが大学生の時に楢﨑さんがよく言っていた人生を達観したみたいな言葉に似はじめていることとか、だんだん髭ちゃんの最終形態が楢﨑さんになってきているの面白いよね。最近、聡くんが書く歌詞が楢﨑さんの書く歌詞やマインドに似ているってオタクの間で(全私の中で)ざわついているんだけど、そうゆうのも、長年一緒にいたからとか、無意識に楢﨑さんに対しての尊敬とか見習いたい気持ちが出てきてるんじゃないかなって思った。
まぁそんなことも知らない楢﨑さんは今日も料理を作っているんだけどさ。

『もう意地でも繋ぎあっていようよ』って他メンバーが歌詞書いても出て来なさそうな愛情表現の仕方を作詞者本人じゃないメンバーが口ずさむシーンを大きく取り上げられてるのも大好き。

「消えない 消さない 消させやしない」

この歌詞、聡くん節がドカドカ盛られてるんだけど、それ以前に、「意地でも繋ぎ」あいたくて、「消させやしない」って思える友情ってすごいよね。これもそうだし、楢﨑さんは「髭男以外に弾きたいと思うバンドない」って言ったり、それだけメンバーにとってお互いが不可欠でOfficial髭男dismというバンドが不可欠なんだなと思わせてくれる。

髭ちゃん、一人一人の能力がものすごくて、ソロ活動やプロデューサー、バックバンド、新しくバンドを作るとか色々個人で活動できそうだし、それこそ聡くんが休憩中だから、あまり供給を与えられないマネジメントスタッフ側(妄想)からすると「大輔さん、ギターソロで曲出しませんか?」とか「楢﨑さん、タイアップ先見つけたので単独でどうですか?」とか言っちゃいそうなんだけど、他の3人は絶対やらないって言うんだろうな。実際、ライブもせずにレコーディングもぼちぼちな感じでCDもいつ出すか分からない状態でフィジカルの収入なんて入ってくるわけないから、私がメンバーだったらソロで活動してチームに還元したいとか考えちゃうもんね。それでもものすごくゆ〜〜〜〜っくり供給をしながら活動していく髭ちゃんって強いなっていうか、誰も置いていかない覚悟と絆がとんでもねぇやって思った。

それだけ、この4人で、Official髭男dismとしてやっていく気持ちがあるんだなって思ったし、それ考えたら涙ちょちょぎれまる(古)

古のオタクしてるとさ、あ〜変わったな…って思うことよくあるんだよ。
髭ちゃんもそう。
万物流転って言うから仕方の無いことだし、あの時が好きだったなって思うことだってある訳。
それでも髭ちゃんのイメージが崩れて嫌になることなんてなくて、段々と最終形態に近づいている感覚がしてむしろ面白い。
私は髭ちゃんの馬鹿みたいに恋愛して愛情に狂って一喜一憂する歌が大好きなんだけど、微かに震えながら誰かを抱きしめるんじゃなくて優しく包み込むようなハグをするファミリーソングが増えてきたから、共感はまだできない状態なんだよね。でも、それでも髭ちゃんが好きなのは音楽が好きな以上に彼らの関係性と彼ら自身が好きだと思えるから。聡くんの歌が楢﨑さんの作る歌に寄ってきているなと感じる度に「成長したんだな」「思うことが色々あったんだな」と思わせてくれて、そうゆう成長過程を見て面白いと思えるから応援し続けるんだよね。

これからも髭ちゃんが髭ちゃんとして活動し続けるなら私は応援し続けるし、好きでいると思う。
心配しなくたって、彼らは一生離れないよ。

11周年おめでとう。

1年後もその先も笑顔でバンド続けてください。

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