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ズレ・ハネ系譜面を光らせるには、デバイスに対する慈愛の心が必要

 こんにちわ、でるそるです。気が向いたときに筆を執るnoteですが、今回はズレ・ハネ系の譜面を光らせる為に何が必要で、どんな練習をすべきかについてまとめてみることにしました。(正直自分の飯のタネでもあるので、あまり言語化したくはないというのが本音ですが)
 基本的にやりたくない譜面傾向でもそれなりに上位に位置する(でるそる調べ)ズレ・ハネ系譜面ですが、あることを意識するだけで割とどうにでもなるものだったりもします。

ズレ・ハネ系譜面、なぜ光らないのか

 ズレ・ハネ系譜面のコツですが、これはタイトルにしているものがヒントになっています。そう、慈愛の心です。皆さんは、鍵盤を叩いたりパネルを踏んだりする時、親の仇のように強くプレイしますか? それとも、横で眠っている赤ん坊が操作音で目を覚ましてぐずらないよう、静かにプレイしていますか?
 これらのアプローチは、基本的に単発~高密度の譜面を処理していくためのものになりますが、ズレ・ハネ系譜面でこのアプローチを行うと、実に全く光りません。面白いくらいに光りません。何故なら、今挙げたアプローチは基本的に4分や8分の、いわゆる「綺麗なリズム」を取るときに適したものだからです。ずっと同じテンポで操作する関係上、一定の位置から一定の力でデバイスを操作することで安定したスコアを狙うことが出来るし、一度リズムを取れてしまえばそのリズムをキープするだけになるので、譜面認識にそこまで意識を割く必要がありません。
 対してズレ・ハネ系譜面のリズムは、そういった「綺麗なリズム」ではなく、対して表現するならば「汚いリズム」なので、一定の位置から一定の力でデバイスを操作しても、安定したスコアを狙うことはできません。リズムが汚いので、譜面をしっかり見てノーツを取る必要が出てきます。ズレ・ハネのリズムを掴むまでは、どうしても譜面認識に意識を割かなくてはならなくなるので、「綺麗なリズム」と比べて光らせるのは容易ではありません。では、どうすれば光るようになるのでしょうか?
 以下、私がズレ・ハネ系譜面を光らせる際に意識していることをざっとまとめてみました。

1 ズレ・ハネ系譜面を処理する際は、デバイスを撫でる意識を持つ

 例えば、ビートマニアで1鍵と3鍵の同時押しが降ってきた場合、それぞれの鍵盤を同じタイミングで押して同時押しを取ります。当然、この時1鍵を推す指と3鍵を押す指先は、鍵盤に触れた段階で同じ高さに揃っているはずです。そのまま指を落とせば、そのままズレることなくノーツは取れますね。
 では、1鍵を押す指先と3鍵を押す指先の高さが違っていればどうなるでしょうか? もちろん同時押しがズレます。そのまま指を落とせば、より鍵盤に近い指が先に鍵盤を押します。当然ですが、これがズレ・ハネ系譜面の取り方の基本になります。
 この方法でズラして鍵盤を押すことで、「汚いリズム」でノーツを光らせることが出来るようになります。このとき、コツとしては鍵盤を撫でるように押すのがポイントです。特に隣接した配置でのズレた2連などを片手で処理する場合では、かなりの効果を発揮します。両手で処理する場合は、大きく撫でるようなイメージで押しましょう。

2 ズレ・ハネ系譜面のリズムキープは、アクセントをつけたりF/Sをうまく利用する

 ズレ・ハネ系譜面のリズムキープをする際は、とにかくノーツの切れ目ごとにアクセントをつけることが重要です。タタッタタッではなく、タッタッ。特にDDRのようにノーツのリズムが色分けで可視化されているならば、頭の色と同じ色のノーツでアクセントをつけましょう。
 また昨今の音ゲーでは、最高判定を基準にFAST/SLOWなどで処理したノーツが早いか遅いかが可視化されます。つまりはFAST/SLOWの表示が出た段階で最高判定よりも早いか遅いので、視界に入った瞬間アクセントを入れる際に即座に調整することもコツです。

3 どれにも言えることだけど、その曲にノる

 まず大前提ですが、音楽ゲームは音楽を使ったゲームです。その曲にノれなければ意味がありません。曲にノるということは、体でリズムを取っている訳です。視覚情報だけに頼らず、体にゆだねることも超大事です。ズレ・ハネ系譜面で目押しする必要はないので。
 また体にリズムを教え込むなら、普段から聴く音楽のジャンルを変えるだけでも効果はあります。結構馬鹿にならない話ですが、曲を聴きながら体を揺らすだけでも案外リズムって刻まれるもんです。

4 当然、ズレ・ハネ系譜面を触り続けること

 これも当然ですが、ズレ・ハネ系譜面はズレ・ハネ系譜面をやらなければ上手くなりません。しかもこの技術は本当にこれしか上達せず、身に着けたとしてもズレ・ハネしか上手くなりません。
 さらに言うならズレ・ハネ譜面のシェア率はどちらかといえば中・低難度帯が主であり、上の難易度ほど少なくなっていきます。結局最後には地道にやってきた人間に一日の長があるんです。(あたりまえ体操)

結局のところ……

 私がズレ・ハネ系の譜面を光らせる際に意識していることは以上となりますが、そこまで特別なことをしているのではありません。結局は地道にやっていくことが重要です。ですが、ズレ・ハネ系譜面を地力でねじ伏せてもスコアが安定しづらいため、少し意識してノーツを処理するだけで非常に強力な武器となります。
 特に可視化されづらい技術であるズレ・ハネ系譜面の処理ですが、これが出来るだけで選曲に幅が広がりますので、この記事を読んで少しでもズレ・ハネ系譜面に触れてみようと思ってくださる方が増えれば幸いです。「上手い人間は何でも出来るから上手い」ので、一般的な地力に直結しない個人差の技術だからやらないのではなく。一般的な地力に直結しない個人差の技術だからこそやる必要があると思います。(私は上手くないので大きなことは言えませんが)
 それではまた!