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わずか2日間でクラファン目標達成した商品のパッケージデザインをした話し。

2年ほど前に仕上げたパッケージデザインの商品が、このたび発売されることになった。老舗のお茶屋さんが開発した「ファイバー抹茶TEA CARE」という機能性表示食品で、粉末をお水やお湯で溶かして飲むタイプのものだ。なんでも、イソマルトデキストリンという食物繊維の成分が入っていて、それによって整腸作用があるらしく、飲むとお通じが良くなるというものらしい。
健康食品の括りになるらしいが、いかにも健康食品らしいパッケージデザインは避けるよう心がけた。ターゲットは女性に向けて、ちょっとオシャレで、差し上げたら喜ばれそうな、そして日常の中で使うにしても、家族や同僚にそのパッケージを見られても、便が良くなるという要素がバレにくい雰囲気のものに仕上げた。そのために、女性の意見を取り入れた打ち合わせや、試作、修正を重ね、完成させたのだ。
販売にさきがけて、お茶屋さんがこの商品をクラウドファンディングで支援者を募集したところ、なんと?!驚くことに2日間で目標金額に達成したのだ。
クラファンは、星の数ほどある(言い過ぎかw)アイテムとそれを支援してくれそうな方に情報を届けるという手間により、目標額に達成するには時間を要するイメージしかなかったのだが…それが2日で目標達成とは、地球がひっくり返るくらい誰もが予想をしなかったと思えるくらいスゴいことという認識を私はしている。
支援者の方々の書き込みを見ると、パッケージデザインがステキで購入した。という意見が多く上がっていた。もちろん、中身が良いことは前提として、こういった食品の世界にもやはり"ジャケ買い"は通用するんだ、と、確固たる証拠を掴んだ気持ちになった。
あくまでも持論に過ぎないが、"売れる"法則とは、いろんな要素のタイミングが一挙に折り重なってシンクロしないと結果に繋がらないのではないかと。博打みたいだけど、そういうピントを狙って研究して成果(結果)が出て、初めて"売れる商品を作りました"と成功を重ねて自信に繋げていくのが商売の醍醐味であるのかもしれないと思ったりした。
そのお力添えをすることができて、本当によかった。赤飯冥利に尽きます。

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