トレーニングのはなし 強くなる?上手くなる?
「練習」についてこのところよく考えます。
できないことをできるようにしたい。だから練習をしたくなる。
向き合っていると上手く行かないことにもちゃんと出会う。
そうすると色々考えるし調べたりもする。
今日は「練習にも種類があるな」と思ったことを書きます。
強くなるための練習
上手くなるための練習
まず思ったのは2種類の練習があるなということ。
強くなるための練習は、筋トレとか走り込みとかそう言うもの。
調べてみるとフィジカルトレーニングと呼ばれてるらしい。
上手くなる練習は、新しい動きを試したり、反復して身につけていくもの。
試行錯誤して、見直して、やっと見つけたら今度は安定するまでやり込むもの。
こちらはスキルトレーニングと呼ばれているらしい。
強くなる
フィジカルトレーニングの主なものは筋トレ。
筋繊維に負荷をかけて、傷めた筋肉が回復するときに以前より繊維が太くなる、超回復を利用したトレーニング。
体を壊さない程度に高い負荷をかけることと、十分に休息をとることが重要。
もう一つの主なもので持久力に関わるトレーニングがある。
体のエネルギー代謝を高くするために、エネルギー切れを起こした状態で、さらに体を使い追い込むことで「代謝をもっと強くしないと生きていけない」と細胞を追い込んでエネルギーの利用を高めるトレーニング。
筋肉から出てくる乳酸からエネルギーを取り出しやすく細胞を作りかえると言うこともあるらしい。
疲れた体に鞭打つイメージの練習はこの持久力に関わっている。
上手くなる
スキルトレーニングは体の使い方のトレーニングですが、何を強めるかというと神経回路。主に脳を作り変えるトレーニングのようです。
脳のシナプスは何度も同じ刺激を与えることで結びつきが強くなる性質がある。なので体の使い方を脳に覚えさせる、さらには神経の反射にまで関与することもあるようです。
スキルトレーニングには三段階あるらしい。
1つ目は「初めてやってみる」こと。
そりゃそうだ。やったことないことは身につけようがない。
ここで大切なのは決して誰からも口出しされないことらしい。
とにかく見様見真似でやってみる。上手くいかなくても当たり前。
だから自由に色々と試しながらやることが大切。
2つ目は指導を受けること。自分の中の感覚は練習段階ではまだまだ正確性に欠く。なので外から見た目で適切な指導を受けて改善をすることが大切になるらしい。1つ目の段階では指導は不要でお手本があればいいのに対して、ここでは調整のお手伝いを指導者に頼むのが大切らしい。
3つ目は自動化するまで反復すること。綺麗なフォームやいい動きができるようになったら最後は自動化。何も考えなくても同じ動きができる、意識しなくてもできる。そう言うレベルまで脳を作りかえればスキルを身につけたと言えるようになるらしい。
きっと他にも種類はあるだろう
フィジカルとスキルの他にも、知識を身につけることとか、感覚の精度を高めることや、センスをよくすることとか、色々な練習はあると思う。
どうやって練習するんだろう。研究とかされているのだろうか。
今自分に必要な練習はフィジカルとスキルだと思っているので、まずはひたすらに向き合いたいです。
順番が大事だった
私が陥った落とし穴が一つありました。
まずは強くなりたかったので、一日の練習メニューを「フィジカルトレーニング」をしてから「スキルトレーニング」の順番で行っていたのです。
そう、フィジカルトレーニングで体が疲れ切った状態になってからスキルトレーニングをしていたのです。
そうすると当然、疲れた状態での体の使い方を覚えてしまいます。何かとうまくいかなくて当然な状態です。
スキルトレーニングは体が疲れる前に行うのが基本のようです。
フィジカルトレーニングはその後に行って筋繊維や持久力を追い込む。
考えれば当たり前のこの順番に気づけなかった。
一日の練習は「ウォームアップ」→「スキルトレーニング」→「フィジカルトレーニング(筋トレ→持久力)」→「クールダウン」そして「しっかりと睡眠・休息をとる」この順番が強くなるし上手くなる練習のようです。
できるようになりたいことが、できるようになること。
人によって、その時々によってみんな違うけど、何かしら練習をしている人は多いですよね。
楽しみながら取り組んで、できることが増えた自分になりましょう。
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