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Just a Note - 旅、写真、学びなどのメモ

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Just a note トラベル、写真、学びなど - #Wordpressから引越し
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カナダのオレンジシャツデー〜真実と和解の日〜

家族でカナダのバンクーバーに2年間の滞在を決め、昨年の9月に来てからちょうど1年が経ちました。 今日、9月30日は、オレンジシャツデー(Orange Shirt Day)。 カナダは、多様な文化を尊重し、世界中からの移民を受け入れる国ではありますが、その歴史は植民地支配や長期にわたる先住民への非人道的な扱いに根ざしています。 カナダの先住民 カナダの先住民(First Nation)は約4万〜1万年前にシベリアから来たインディアン(モンゴロイド)とされています。 先

「白バラ」運動:平和と人道に対するメッセージ

反戦、平和、人権、人道…. ロシアによるウクライナ侵略など、多くの人たちの命が奪われた戦争が今も続いている…. 仕事の仲間にウクライナの方がいます。彼はウクライナの地方の街に住んでいるので、特に問題なく仕事を続ける彼と、何も考えずに仕事の依頼をする私たちですが、時にはどういう言葉をかけるべきか悩むことがあります。 多くの犠牲が払われた平和の世の中に… 以前、ドイツのミュンヘンを訪れたとき、ナチス政権下で戦争反対や人権と自由を訴えて処刑されたミュンヘン大学の学生たちの「W

1枚は飾っておきたい現代アート 〜ブレント・ハイトン(Brent Heighton)の作品

エッフェル塔が見える絵 "April in Paris" … とても素敵です。 カナダでもっとも人気のあるアーティストの一人とされるブレント・ハイトン(Brent Heighton)は、風景の絵画でよく知られています。彼の作品には印象派の手法が取り入れられており、パステルや淡い色彩、繊細な筆使いが人々を魅了しています。 1954年にカナダのバンクーバーに生まれた画家は、現在は家族とともにメキシコとスペインを拠点に活動しているそうです。ブレント・ハイトンは、大学を卒業した後

人生の"大事なこと"を考えさせられる「ボヴァリー夫人」(1857)

妹が送ってくれたので、ついに19世紀の最高傑作の一つと評される名著「ボヴァリー夫人(Madame Bovary)」を手に取り、母国語で読むということもあり、その中に没頭する素晴らしい時間を過ごすことができました。 この小説は、フランスの小さな町に住む医者シャルル・ボヴァリと彼の妻、エマ・ボヴァリの物語で、当時の一人の女性の人生を垣間見ることができる作品です。 自由で華やかな世界に憧れるエマは、結婚後、望んでいた人生とは異なり、「他の人と結婚していたら、自分の人生は違ったに違

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~Style of Grace Kelly ~ 美しきファッション・アイコン、グレース・ケリーを追いかけて 〜写真展 2014.9.8

モンゴルの音楽、日本人のアーティスト、シルクロードの会、ロシアの歌

偶然.... モンゴルの音楽、日本人のアーティスト、シルクロードの会、ロシアの歌...... Q: この人はどこの国の人なんでしょうか?モンゴル人? A: いいえ、日本人です。びっくりですよね。 先日、京都のあるロシアレストランで、京都のシルクロードの会が主催したモンゴル音楽会を聞く機会がありました。 そのレストラン「キエフ」というのは、歌手の加藤登紀子さんのお父さんのお店だそうです。ギターを弾きながら、「百万本のバラ」を歌う加藤登紀子さん... この歌は、ロシアの