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【シティ9位】月の残業時間が80時間な人間のヒスイゾロアークVSTAR【全文無料】

 こんにちは。ちさこと申します。
 3月21日(火)にバトロコ柏駅前店で開催されたシティリーグに参加しました。
 結果は4勝1敗の9位、オポ落ちという結果でした。


めっっっっっちゃくやしーーーーー!!!!!

4−1唯一のトナメ進出できなかった人間ってマジ?

 順位発表された時にリアルに机に突っ伏しましたし、足元がおぼつかないまま気がつけば近くのモディで洋服を爆買いしていました。
 ただ、起きたことに対して文句を言っていても結果は変わりません。素直に負けを認め、反省し改善策を模索した方が今後にも繋がります。「負けを認めなきゃ本当の悔しさなんて手に入んないのにさ」と凪誠志郎も言っていますし…。

ブルーロック、めちゃくちゃアツくて面白いので見てくれ

 そんなわけで自身の反省や備忘録も兼ねて1年ぶりにnoteを書こうと思います。はじめにデッキを握った経緯から話すので、デッキリストだけ見たい方は目次から飛ばしてください。

1.ヒスイゾロアークVSTARを握った経緯

 結論から申し上げると「時間がなかった」一択です。
 記事のタイトルを見て分かる通り、めちゃくちゃ社畜です。シティ前日も8時に出勤し、帰宅したら21時過ぎていました。土日も基本的に片方、もしくは両方仕事で潰れます。
 それに加えてこれは私のミスなのですが日曜日にディズニーシーに行く予定をたててしまいました。馬鹿野郎。めちゃくちゃ楽しかったです。

雲ひとつない青空のシー、エモかったのでお裾分けします

 土曜日?仕事終わりに秋葉原近郊に来たところで財布がないことに気づきジムバトルに参加できませんでした。アホ。
 以上の理由から調整・練習の時間が取りづらいというのが自身の最大の課題でした。
 この状態で練度の低いデッキを握るとデッキに対する理解が追いつかず、事故につながります。ならば普段から使い慣れているデッキを握ろうと思ったのがヒスイゾロアークだったわけです。
 ヒスイゾロアークは半年前から握っており、CLでも本戦に進めなかったものの勝ち越すことができたいわば相棒のデッキです。

 CLでのマッチングも8戦中6戦ギラティナで、ロストギラティナに対して全勝したこともありレギュレーションは違えどギラティナが環境上位にいるという事も、ヒスイゾロアークを握る決断の後押しになりました。

2.ヒスイゾロアークVSTARの特徴

 この章ではデッキ自身の強みと環境上位デッキに対する有利不利を紹介します。

(1)デッキの強み・弱み

【強み】
○考えることが少なくやることが単純
…ロスト、ミュウ、ルギアをはじめとした環境のトップに君臨するデッキは、正直ヒスイゾロアークよりも勝率が高いデッキではあります。しかし、これらのデッキの難点は対戦相手によって異なったプレイングを要求されることが多く、プレイングミスを誘いやすいことだと考えます。一方で、ヒスイゾロアークはベンチにポケモンを展開して殴るという立ち回りをすれば基本的にはどのデッキにも対応できます。立ち回りがシンプルだからこそ、プレイングミスを減らすことができ、結果的に勝利に繋がる良いデッキだと思いました。

○手軽に高火力を出すことができる
…ヒスイゾロアークVSTARは無色ポケモンであり、ダブルターボエネルギーに対応しています。そのため1回のエネルギー手張りで最大280ダメージを出すことができます。こだわりベルト等の打点をあげるポケモンのどうぐに頼らず高火力をだせることは、ヒスイゾロアークVSTARの強みであると考えます。

SARめちゃくちゃかっこいいですよねぇ〜

○VSTARパワーが優秀
…ヒスイゾロアークVSTARの「ファントムスター」は博士の研究と同じ効果を持っています。この効果があることでサポートが引けていない時も手札を補充することができたり、サポート権を使用しないためVSTARパワーからボスの指令に繋がりやすくなります。

○ヒスイゾロアークVも優秀
…ヒスイゾロアークVの技「うつろがえり」はエネ無しで30ダメージを出すことができ、尚且つゾロアーク自身とベンチポケモンを入れ替える効果付きです。組み合わせるポケモンによってはこの技の効果が相手の動きを妨害することに繋がります。

うつろがえりに救われた試合が何試合もありました

【弱み】
○大口の沼が引けないと始まらない
…いくらゲンガーの特性「ならくのうらもん」やダメージポンプがあるとはいえ、基本的に自身のポケモンにダメカンが乗っていないと火力を出すことができません。現状、ヒスイゾロアークと相性の良い、スタジアムを持ってくるポケモンやトレーナーズが存在しないので、素引きするしかありません。

○ベンチにポケモンを並べないと火力が出せない
…先述した弱みでも紹介したように、ヒスイゾロアークVSTARの技「のろいをきざむ」は自身のバトル場のポケモンのダメカンを参照してダメージが決まる技なので、ベンチにポケモンをフル展開かつダメカンが乗っていなければVSTAR突破ラインに届きません。悠長なプレイングをしたり、何も考えずにポケモンをトラッシュに送ってしまうと終盤火力が出せずに負けに繋がってしまいます。

 なお、よく「ヒスイゾロアークはダメカンが乗ってHPラインが低いから倒されやすい」と言われがちですが、私自身はそれは大きなデメリットには感じません。
 
というのも、現環境はワンパンが前提のデッキが多く、ヒスイゾロアークVATARよりHPが大きいポケモンもすぐに倒される傾向があるからです。
 もちろん要求札が減る可能性はありますが、そこまで戦況を大きく変えるものではないと私は考えます。そもそもHPが低いうんぬんで話を進めると、じゃあミライドンexはどうなんだ、という話にもなりますしね。

(2)対戦デッキの有利・不利

 あくまでも私の体感です。

【有利】
○ギラティナVSTAR(ロスト)
…よほど相手が回らない限り、攻撃準備はヒスイゾロアークの方が早いです。はやめにギラティナを狩り尽くしましょう。

 正直ゾロアーク握ってギラティナばっか当たっているので他の有利なデッキが紹介できませんごめんなさい…。ただ、ヒスイゾロアークがアグロ寄りなので、スロースターターなデッキには有利が取りやすいです。

【五分】
○ロストバレット
…型が豊富なので一概に有利不利が言えませんが、どこかでVポケモンを取ってサイドを2枚とらないと終盤捲られる可能性が高いです。ただ、今回採用したクレッフィやおはらいグローブがあれば序盤からロストをためさせない動きができるのでキツくはない印象です。

○ミライドンex
…不利寄りではありますが、まだミュウよりアグロレースができると思います。ただ、エレキジェネレーターでエネを加速された暁にはもう止まりません。また、ミライドンの特性「タンデムユニット」でポケモンをベンチに展開することが多いため、大口の沼の効果が発揮しづらい部分もあります。

【不利】
○ルギアVSTAR(一撃)
…実は練習できてないない相手なので速度勝負で有利を取れば勝てるかもしれません。雪道や神殿をはじめとしたルギアを止めるカードを入れることが出来ないのでアッセンブルスターを宣言されたら形勢逆転は難しいと思います。ただ、ノコッチがいればヒスイゾロアークをワンパンできるのはバンギラスくらいかと思うので勝機はありそうです。

○ミュウVMAX
…アグロ同士の戦いでは流石に負けます。特に、今回の構築だとドラピオンVを採用していないので余計にキツいです。

○サーナイトex
…場合によっては微不利寄りかと思いますが、安定感ではサーナイトには負けてしまいます。また、序盤はサイドを2枚とるポケモンが展開されにくいのもサイドレースをうまく進めることのできない要因になると考えます。

【絶対無理】
○ジュラルドン
…特殊エネ主体のデッキなので当たったらサイドにジュラルドンVMAXが全部落ちてることを願うしかありません。隣の卓でジュラルドンが戦っているのを見てヒヤヒヤしていました。

3.デッキ構築・採用不採用カードの紹介

(1)デッキ内容

 今回使用したデッキは以下の通りです。採用したカードのパートでも説明しますが、ロストを重くみた構築となっています。

画像タップで公式サイトに飛びます。

(2)採用したカード

一部抜粋して紹介します。

【ポケモン】
○ゲンガー 2枚

…このデッキの必須枠ですが、採用枚数が2枚か3枚かで分かれることが多いです。自分の場合、なるべくゲンガーに頼らずにベンチを展開したいのでトラッシュに1枚あればいいかなと思い2枚で採用しています。(もちろん終盤には2枚あった方が良いです)

○ノコッチ(ふしぎなすあな) 1枚
…一撃ルギアに採用されているイシヘンジンやバレット系のデッキに採用されているガラルサンダーVの対策として採用。数は多くありませんが、コライドンにも刺さると思います。

○マナフィ(なみのヴェール) 1枚
デッキの強み・弱みの章でダメカンが乗ることはデメリットにならないと説明しましたが、非エクを並べることが多いのでかがやくゲッコウガの「げっこうしゅりけん」でサイドを2枚取りされる機会は増えてしまいます。非エクを2匹とられることはサイドレースで不利を取るとともにヒスイゾロアークVSTARのダメージが一気に100下がってしまいます。そのため1枚採用しました。

○クレッフィ(いたずらロック) 1枚

このポケモンにたくさん救われました

採用してよかったカードその①。序盤にバトル場にクレッフィがいるとキュワワー、ウッウ、かがやくゲッコウガ、ミライドンexなどの特性持ちのたねポケモンにブッ刺さります。ヒスイゾロアークVのわざ「うつろがえり」によってクレッフィをバトル場に出しやすいのも相性がとても良いです。仮にバトル場に出せなくとも、ベンチで待機しているだけで相手はあなぬけのヒモが使用しづらくなるので、枠があればもう1枚採用して序盤に確実に場に出したいカードです。
ただし、クレッフィがバトル場にいる状態だと自身のマナフィの特性が消えることだけは要注意です。

○かがやくフーディン 1枚
…最後までベンチの枠がないんじゃないかと採用を悩んでいた1枚でしたが、蓋を開けてみると大口の沼やうつろがえりで乗ったダメカンを移し替え、足りない打点を調整し相手のポケモンを倒すことができたので、活躍する場面は多かったです。

【グッズ】
○ネストボール 2枚

…後述するスーパーボールと選択になると思いますが、確実にベンチにポケモンを展開する力はネストボールの方に軍配があがります。大口の沼の効果が得られなくともあとでダメージポンプなどで調整すれば良いです。

○ポケギア 2枚
採用して良かったカードその②。序盤は博士の研究をはじめとしたドローサポートのサーチに、後半はボスの指令サーチカードとなり、終始腐りにくいです。このカードで手札事故を回避できたり、終盤ボスを持って来れたりしたので本当に救われました。

【ポケモンのどうぐ】
○おはらいグローブ 1枚

私は入れ得カードだと思います

採用して良かったカードその③。本来はこだわりベルトの効果を受けないサーナイトex用だったのですが、キュワワーをはじめとした非エクの超ポケモンに刺さりました。ダメカンが乗った大体の非エクのたねポケモンであれば、おはらいグローブをつけたヒスイゾロアークVのうつろがえりでワンパンできます。ヒスイゾロアークVのわざ、そしてクレッフィとの相性の良さも採用しやすい理由になると思います。

【サポート】
○セイボリー 1枚

…現環境はベンチに並べるデッキが多く、特にミライドンexやミュウVMAXに対して形成逆転を狙えるのではないかと考え採用に至りました。ただ、今回マッチングしなかったのでその有用性は不明ですし、3枚ドローはやはり弱いので他のカードと入れ替えを検討しても良いカードかもしれません。

【エネルギー】
○ジェットエネルギー 2枚

手頃な価格なうちに買いだめしたい

採用してよかったカードその④。新弾「トリプレットビート」で登場したエネルギー。いれかえとエネルギーの両方の能力を兼ね備えるこのエネルギーが弱いわけありません。このエネルギーがあるだけでボスで前にゲンガーやビーダルといった逃げエネが重いポケモンが呼ばれても解決する場面が何度もありました。本当に採用して良かったです。

(3)不採用となったカード

【ポケモン】
○かがやくサーナイト

…Vガードエネルギーで対応できる場面が多いことと、exポケモンに対してはお荷物にしかならないことからかがやくフーディンを優先しました。

○ホシガリス(すあなにかくす)

すあなまえばシステムが決まった時はとても気持ち良いです

…特性によって捨てたくないカードを山札に戻すことができるのはとても魅力的で途中まで採用していたのですが、はたらくまえばの特性をもつビーダルと一緒に立てないと意味がなく、ホシガリスを置くベンチの余裕もないため不採用。

○ディアンシー(プリンセスカーテン)
…序盤にバトル場に出しておくとベンチのヒスイゾロアークVをボスやセレナで呼ばれることがないのは魅力的ですが、今序盤にバトル場に出したいポケモンはクレッフィなのでクレッフィと交代する形で不採用となりました。

【グッズ】
○スーパーボール

…ネストボールと違いサーチしたポケモンを手札に加えることができるので大口の沼の恩恵を受けやすいのは魅力的ですが、序盤山を圧縮できていない状態で使用すると、そもそもポケモンがひっかからないケースが多発します。先述したようにネストボールの方が展開しやすいと考え、不採用。

○あなぬけのヒモ
…はじめはいれかえとヒモを1−1で採用していたのですが、現環境ではバトル場に倒したいポケモンがいる傾向があると感じたのでいれかえ2に変更しました。ボスはなんとか引けます。多分。

○トレッキングシューズ
…唯一スタジアムをサーチできるグッズといっても過言ではないですが、枠が割けなかったので不採用。枠さえあればゲンガーをトラッシュできるチャンスにもなるので数枚入れたいカードです。

【サポート】
○ツツジ
…ヒスイゾロアークは常に有利でいなければならないのでツツジを打って相手の手札事故をお祈りしているヒマは残念ながらありません。

【その他】
○基本超エネルギー

…基本超エネルギーがあることでゲンガーの技を打つことができますが最大100ダメージと心許ないダメージ量であることから形成逆転には繋がりにくい印象です。加えてジェットエネルギーを採用したほうが安定感が増すので入れ替わる形で不採用となりました。

4.おわりに

 思えば1年前に初めて参加したシティリーグでは2勝3敗の負け越しでした。ポケモンカードを始めて数ヶ月のことです。参加するにあたって初めて環境を読むということをし、一から自分なりにデッキを組み挑みました。緊張感につつまれた中での真剣勝負はとても面白く、その後noteに構築を初めて投稿したのも思い出深いものです。

 そこから参加するたびに成績を残すことができるようになり、1年後の現在では4勝1敗までたどり着くことができました。noteを書いていなければ、これまでの自分のポケカ人生を振り返ることができなかったと思うと、執筆して良かったなと感じます。
 これからも社畜として練習が思うようにいかないこともありますが、後悔のないよう引き続き頑張りたいと思います!(noteも今度こそ頑張って投稿頻度を増やしたいな…)

 ここまで読んでくださってありがとうございました!
 仕事の関係上記事を有料にすることができないので、スキをぽちっとしていただけるだけでも励みになります。ではまたどこかで!

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