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善光寺の住職さんと考えたスキーとマインドフルネスで見つける「自分らしさ」

長野県立大学ソーシャル・イノベーション創出センターでは、大学内外の様々な人や資源を結び付け、社会課題の解決や新たな取組みを生み出す土壌づくりを支援しています。この記事では「学生コーディネーター」として活動するメンバーが、地域での様々な取組みをご紹介します!


友人と進路について話していた時に、そもそも自分らしさって何だろう。そんな問いが生まれました。そんな時に善光寺で宿坊を営む山ノ井さんという住職さんに出会い、スキー×自分らしさを考える企画が生まれました。その名も「マインドフルネス寺SKI」。この企画に辿り着くまでのプロセスと募集についてnoteを書きました。ぜひ読んでみてください。




出会いのきっかけ

ある日CSI(※1)の須藤さんから、「学生にスキーを教えたいというかたがいるんだけど内田くん一緒にやってみない?」とお誘いを受け12月に初めて、山ノ井さんにお会いしました。

イベントの企画を進めていく中で、ただスキーを教えるのだとつまらないから、どうせやるなら今までにないものをつくりたいという想いがお互いに芽生えていきました。

ちょうど最近、友人と進路について話をした時に、「自分らしさって何だろう?」という問いが生まれたことを思い出し、そんな悩みや問いに向き合う何かヒントを与えるイベントにしませんか?という提案をしました。
その提案に対し山ノ井さんが「それならマインドフルネスという自己対話のノウハウが役に立つかもしれない」と言っていただき、今回の企画が生まれました。



僕と山ノ井さんの考える「自分らしさ」の見つけ方


どのようにしたら「自分らしさ」に気づくことができるでしょうか。

僕たちなりの答えは「自分の好き・嫌いに目を向ける」、ということでした。

ここで大切なのは、正しい・正しくないではなく、好き・嫌いということです。

好きや嫌いという判断基準は、主観的なものであり、外からの影響を受けづらいものです。
そこに目を向けることで自分なりの価値観を知ることができ、そして自分らしさを知るヒントを得ることができると考えています。


好き嫌いの見つけ方

ここで大切なことは、自分の感情に対して敏感になること。そして「小さな好き」や「小さな嫌い」を見つけられるようになるということです。
この能力を鍛える事こそがマインドフルネスなんです。
マインドフルネスとは、一つのことに集中し没頭することで自分の感度を高め、湧き出てくる大小さまざまな感情に向き合うというトレーニングを指します。
マインドフルネスと聞くと少し敬遠する方もいるかもしれませんが、実は最近では科学的にうつ病の治療に効果的であることが証明されたり、ビジネスの現場などでも注目されてきている「トレーニング方法」なんです。

ただ、既存のマインドフルネスというと、瞑想や写経などすこしお堅いものばかりで、なかなか挑戦しづらいというのが現状です。

そこで私たちはスキーを楽しみながらマインドフルネスを体感するプログラム「マインドフルネス寺ski」を企画しました。


なぜスキーなの?

マインドフルネスで大切なことは、自分の感覚を研ぎ澄ますこと。実はスキーはその点においてとても優れています。

スキーは常に変化する雪面に対して、スキーの上でバランスをとる必要があり、自然に自分の感覚が研ぎ澄まされるスポーツだからです。

今回のイベントでは、
①スキーを通して自分の感覚を研ぎ澄ましながら、
②講師である住職と対話を重ねることで
③自分の感情を引き出すことができます。

下記がイベントのお知らせです。みなさんとご一緒できること、たのしみにしています!
URL:https://forms.office.com/r/Up2Wi4zNmB



主催者紹介


◆講師:山ノ井大樹
信州善光寺玉照院住職・SAJ準指導員取得
10年数年前より通常の坐禅や写経に加えて、マインドフルネス椅子坐禅・寺ヨガ・寺ウォーキング・イタリアン精進料理・お数珠づくり体験等、さまざまな手法にて仏教の本意である「心と身体を整える活動」を発信致しております。
活動舞台を、寺院から自然豊かな山に移したのが「マインドフルネス寺SKI」です。せっかく大自然長野に学びの場としてこられた4年間、身体を動かすことで心を整え、冬を大いに楽しみましょう!マインドフルネスを知り、新しいジブンと出会いましょう!

◆企画運営:内田大晴
長野県立大学グローバルマネジメント学部グローバルマネジメント学科1年
CS学生コーディネーター
北海道で生まれ育ち、幼少期からアルペンスキーを通して地域への関心を抱く。長野県立大学入学後、地域とかかわるいくつかのプロジェクトに参加し、地域で活躍するパワフルなプレイヤーにあこがれを抱く。学生コーディネーター就任後は、CSI合宿でソーシャルイノベーションやマインドフルネスなどを学ぶ。学生生活を営む中で「自分らしさや自分のやりたいことが分からない」という悩みを多くの学生が感じていることを知り今回の企画を立案した。

書いた人:内田大晴
長野県立大学グローバルマネジメント学科6期生
2004年北海道生まれ。幼少期からアルペンスキーを通して地域への関心を抱く。長野県立大学入学後、地域と関わるいくつかのプロジェクトに参加し、地域で活躍するパワフルなプレイヤーにあこがれを抱く。


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