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「中国化」する香港のリアルな本音

こんにちは!

グローバルに活躍したい
経営者とともに未来を創り出す
関口千恵です。
(自己紹介はこちら

香港から出張に来ていた友人と
約17年ぶりに再会しました。

ここ数年の香港の中国化について
どんな風に感じているのか
非常に興味深かったので
シェアしたいと思います。


たった一人の見方ではありますが
想像していたのよりも合理的な
考えをしているのが印象的でした。

「今の香港の政治については
基本的に無関心なんだよね」と
言い出した彼。

これだけ色々あって、無関心って
どういうこと??と思い、
その真意を聞きました。

中国との関係から経済的な利益を
得ている人たちは中国政府を支持して
いる一方、

経済的に不利な立場にある人たちは
中国政府を批判する傾向にある。

自分はどちらかというと中国との
関係から利益を得ている方だから
そこまで現状をイヤだとは思って
いないけれど

もし自分が経済的に不利な立場に
あったとしたら、中国政府に批判的な
立場を取っていたかも知れない。
反政府的な人たちの気持ちも理解できる。

だから、自分はどちらを積極的に
支持するというわけではない。

「政治に無関心です」なんていったら
どっちのグループの人たちからも
怒られるから、こんなこと香港じゃ
言わないけどね。

彼は、アメリカで高等教育を受けた人です。

卒業後は香港に戻って就職していますが
米系の戦略コンサルでキャリアをスタートし
その後もずっと欧米系の会社でキャリアを
積んできました。

そんな人だから、イデオロギー的に
中国政府とは相いれない部分もあるのでは
ないかと想像していました。

でも、思ったよりも経済合理性で
判断しているところが意外でした。

中国という世界の超大国の一部で
いることは、そう悪いことではない
という認識なのでしょう。

中国化により、米国を始めとする
欧米企業が香港から離れたことで

ますます中国経済圏の中で生きて
いかざるを得ない状況も感じられました。

私が彼と出会った17年前は
香港が中国に返還されてから
まだ10年経っていなかった頃。

香港の人たちは、英語で教育を受けて
いることもあり、私たち日本人より
欧米文化に慣れ親しんでいる印象が
ありました。

女性の社会進出も、日本より進んでいて
その頃の香港は、少し欧米化されたアジア
というイメージを持っていました。

だから、私にとって2014年頃から始まった
香港の反政府デモは非常にショッキングで

ここ数年の急速な香港の中国化は
もはやここまで来たか・・という感じ
でした。

そんな中、イデオロギー的な部分で
折り合いがつかない人たちは
さっさとイギリスを始めとする
他の国に移住してしまったのでしょうね。

アメリカと中国の間に挟まれて
舵取りの難しい日本。

改めて、中国と「うまく付き合う」ことの
重要さを感じたのでした。






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