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【サイバーセキュリティクラウド】2023年12月期 第2四半期決算の概要

こんにちは!
サイバーセキュリティクラウド IR担当です。

本日、2023年12月期 第2四半期の決算発表を行いました。皆様に分かりやすく簡単に解説いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。(5分程度で読める内容です)

決算関連の資料は、下記をご参照ください。

決算短信
決算説明資料
決算説明動画
決算説明動画書き起こし
Q&A

決算ハイライト

 売上高はYoY+42.5%、営業利益はYoY+115.2%と高い成長を遂げています。売上高増加の背景には、これまでの新規受注金額が高水準で推移したことに加え、1Qに米国子会社を連結子会社化したことなどが挙げられます。
 営業利益に関しては、前期はオフィス移転に伴う一時費用が約20百万円発生したほか、当期は広告宣伝投資の内容を最適化したことにより、前年同期比で2倍以上に成長しました。下期は、採用活動の強化や広告宣伝投資を強化する予定です。
 通期予算に対して順調に進捗しており、下期も予算達成に向けて営業活動を強化してまいります。

ARRの推移

 ARRは、YoY+31.3%と高い成長を継続しています。
 2Qについては、解約が通常よりも多く発生したため、四半期比での純増額は鈍化しています。ARRの成長速度をさらに向上させるため、新規顧客獲得と解約抑制に注力していきます。

ユーザー数の推移

ユーザー数はYoY+20.0%を記録し、着実に増加し続けています。

解約率

 解約率はわずかに増加していますが、特筆すべき個別具体的な要因があるわけではなく、サイト閉鎖、アカウント統合やセキュリティ予算の見直しなど、何らかの理由で解約になってしまった企業が一定数発生しました。当社としては、多くのお客様にできるだけ長くご利用いただくため、カスタマーサクセスの強化と顧客の課題把握により、解約率を低位安定させてまいります。

営業費用(売上原価・販売費及び一般管理)の推移

 事業成長に伴い、国内外で採用活動を強化したことにより、人件費が増加しています。下期については、ラスベガスで行われるAWS 最大の年次カンファレンス『re:Invent 2023』への初出展に伴う広告宣伝費や、採用強化による人件費の増加などを見込んでいます。2025年の成長戦略達成に向けた投資を強化し、掲げた目標を早期に達成できるよう努めていきます。

従業員数

 エンジニアや米国法人の新規採用が順調に進捗していることに加え、昨年に比べ退職率が減少したこともあり、従業員数が増加しました。退職人数が減少した要因として、人事評価制度の刷新やメンター制度の導入によるオンボーディング強化、従業員の自己学習を支援する書籍購入補助制度の新設など、従業員が長く働きやすくなる環境を整備してきました。今後も、将来の成長に向けて体制を強化していきます。

紹介パートナー制度の新設

 当社は『2025年に向けた成長戦略』の中で、売上高50億円、営業利益10億円の財務目標を公表しました。この目標を達成するために、3つの重点施策を掲げています。
 1つ目の重点施策は『パートナー支援の強化』です。当社プロダクトを販売するパートナーがスムーズに販売できるよう、様々な施策を実施しています。8月より、通常の販売代理店に加えて『紹介パートナー制度』を新設し、営業リソースが限られた企業でもパートナーとして参加可能となりました。より多くの企業がパートナーとして参加いただき、当社プロダクトの導入を促進していきます。

WafCharmのプランアップデート

 2つ目の重点施策は「WafCharmのグローバル展開」です。
 2022年11月からAWS Marketplaceでの販売を開始し、2023年5月にはEU一般データ保護規則(GDPR)に対応したことで、世界220ヵ国以上での提供が可能となりました。グローバルで展開していく中で、「トライアルしてから使いたい」「少量だけ使いたい」というニーズに応えるため、時間単位での課金プランを新たにリリースしました。また、これまで日本で販売してきたWafCharmについては、新たな機能を加え、料金プランを刷新しました。

SIDfmの販路拡大と認知度向上

 3つ目の重点施策は「サービスラインナップの増強」です。
 ユーザーが抱える課題を解決するために様々なサービスを開発・提供していくことに加えて、2020年12月に買収した株式会社ソフテックの脆弱性管理サービス『SIDfm』を拡販することが事業成長のカギとなります。
 SIDfmはユーザーの半数以上が上場企業のため、情報資産が多い会社を中心にご利用いただいていましたが、MSP※事業者が一括購入し提供することで、小規模利用のユーザーにも対応できるようになりました。これにより、今まで当社がリーチできていなかった顧客へのサービス提供を推進してまいります。また、SIDfmとして初めてオフライン展示会に出展し、ブースとセミナーを通じ300名超にアプローチすることができました。今後も、より多くの顧客へ価値提供できるよう、様々な施策を検討していきます。
※MSPとは、マネージドサービスプロバイダーの略で、ITシステムの保守・運用・監視などを行う事業者のこと

中央省庁と連携しながらサイバーセキュリティ連盟の活動を強化

 当社が発起人となって設立した一般社団法人サイバーセキュリティ連盟が、中央省庁と連携して2回のセミナーを開始しました。
 1つ目は、6年ぶりに改訂された『サイバーセキュリティ経営ガイドライン3.0』について、経済産業省と共に、主に経営者やサイバーセキュリティ担当者向けに説明を行いました。
 2つ目は、厚生労働副大臣 伊佐氏や実際にサイバー攻撃被害に遭った医療機関が登壇し、医療機関のセキュリティ対策向上を目指すセミナーを開催しました。高い注目を集めたセミナーで、過去最高の集客数を記録しました。
 他業界向けのセミナーなど多彩なコンテンツを今後も提供し続けることで、日本のサイバーセキュリティレベル向上を推進していきます。

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