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For T.Sさん

昨年作品展『わをん』を主催されたメンバーのお一人T.Sさんへ
キャンドルを作成しました。
それは図らずも誕生日直前の新しいスタート前のセレモニーとなりました。

わをんのメンバーはA.Nさん、A.Yさんとの3名
その3人目のキャンドルは
キャンドルアーティストとしてあるまじきものに…!?
私としては葛藤の連続の作品となりました。


--対話


最初からブルー!

始める前から色は決まっていました。
モロッコブルーを使おう!

中心はいつもの通りホワイトから。
順調に、それはそれは順調に制作が進む。

もしかしたらいろんな葛藤があったんだね…
そこを超えての今なんだね…

そんな会話をしながら
モロッコの顔料を使ってブルーを足していく。

丁寧に丁寧に

1枚1枚の花びらを
2色遣いしながら作っていく

シンプルよりもこだわり
規則性より遊び心

そんな声を聴きながら

白の花びらの中に青のキャンドルを垂らす
 時には混ぜてマーブルにしたり
 時には自然と無抵抗に滲むように混ざっていく様を
一緒に観察するように
そこを楽しむように
1枚1枚ずつ花びらを作っていく

今何を感じている?
今何して遊びたい?

そんな会話をする


丸く丸く重ねていく

コロンと丸く

収まり良く

完成形のように整えて

濃いめのブルーが他の人のより早くやってきて
まん丸の小さなキャンドルが出来上がる。

あー安心なんだな。
もう大丈夫なんだね。
こんなにも力強さを秘めて出ようとしているんだね。

どこか安堵感

わー可愛い♡
綺麗なキャンドル♡

そう思って手を止める。
完成だ!

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一旦キャンドルを横に置き
他のキャンドルに取り掛かる…

(*実はこの日A.Nさん、A.Yさんの分の3つを平行に作っていたのです)

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濃い青を足そう!

他のキャンドルを作っている時に
突然そう思いT.Sさんのキャンドルに戻ってきた。

深い深い青、
青緑のような青、
浅瀬の海のような青、
いろんな青を出したかった。
濃紺?
漆黒の青?
色を作れど作れどピンと来ない…

それでもいろんな青を足す。

量の問題なのか?
選ぶ染料の問題なのか?

汚い!😱

せっかく綺麗なモロッコブルーで
形も綺麗にコロンとできたというのに

この色を足すの!?

それはそれは何度も色を作り直し
横に巻きつけていくが
調和を乱す気がして
私の中で
ありえない
バランス

それでも
そのアンバランスから離れられず
青を探しながら
周りに花びらを足していく

花びらの最後の方はなかなかくっつけていくのが難しいのだけれど
このキャンドルは何度つけても
外れてしまう
3枚も付け足していくと

壊れる

また付けるが

外れる

仕方ない
周りの花びらを冠のように作ってから
中心にコロンと綺麗なキャンドルを入れてみる

そして完成してみてわかった。


壊れるキャンドル


それを作りたかったのだ。

キャンドルを作ってきたものとして
美しいものを作りたかったものとして
あるまじき
配色であり形であった。

”私”という個として葛藤した

これでいいのか?
これを渡せるのか?

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出来上がったキャンドルをそっと持ってみた。
手の中に包むように持ち
そして
そっと机に置いた。

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パラっと花びらが動いた
ふわっと花びらが開いたように。

新しいフェーズに入るために
まだまだ持っている古い鎧を下ろして
気が付いていない外側をみて
まだ残り香のように残っている
殻を破り出て


そんな風に言っているようだった。
これで良かったのだ。
壊れることが必要なのだ。
もしかしたら沢山葛藤したかもしれないその葛藤が
枯れ朽ちて落ちなければならなかったのだ。

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まさかの打逆転でとっても不自然な形となったキャンドル
綺麗には通常の観念とは違っても良いのだということ
必要な、その人にとってあるべき

というものがある。
そんなことを学ばさせてもらえる対話だった😊


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-- 色


ホワイト、青、ネイビー、ロイヤルブルー、アクア、ミッドナイトブルー


-- キャンドルからのメッセージ

厚い 強い 芯
それを繊細なベールで包んでいる

ただその外側も剥がれ落ちようとしている

さっさと脱いで

中心の青いキャンドルのようなあなたを

スタートさせて


<補足>
お渡しの日、キャンドルがなぜ不安定に作り上げられているのか、
どう使って欲しいのか容器から出して説明した。

<使用方法>
”殻を破って欲しい”
その思いから色味の違う周りの花びらは外れる時がもうすぐ来ます。
その時中心のキャンドルに火を灯してください。
そこからご自身のあらたの何かがスタートすると。
新たに飛躍しその強さが前に出てくると...



数日後
容器からキャンドルを出した時、
図らずも周りが壊れたそうです。

「なのですぐ灯しせたよ😊」

さすがだ!!


-- T.Sさんのご紹介

そんなT.Sさんとは
ティミーこと清水智明さん。
エネルギー肖像画を描かれるアーティストさん。

絵の具をキャンパスに描くように
私も花びらの中で絵を描かせていただいたような感じでした。

ティミーに描いてもらった私のエネルギー肖像画はこちら

エネルギー肖像画

この肖像画は自分自身♡

眺めているととってもエネルギーが巡ってくるんです。
興味のある方はティミーに連絡とってみてね。

清水智明さんのFacebookはこちらから


それにしてもティミー
私はビビったよ!!
壊れかけのキャンドルを作ることになるとは
もう不要の昔のエネルギーだから
濁ってたり、トーンが違ったりしてて良いってことだったんだね。
ある意味もう朽ちている状況だから…

ティミー深いわ〜😊
作らせてくれてありがとうね♡

身体にどこまでも良いキャンドルを求めて研究しています。 サポート頂けたら嬉しいです😊❤️