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満ちるとき

空を見上げる
いつも空はそこにある
どんな時も
どんな状態でも
見上げればそこには
空がひろがる

思えば、昔から見上げてきたんだね

夕方から夜になっていく瞬間が好きだった

あの綺麗な夕日のグラデーションが好きだった

それは今でも変わらない

そして満月も、星空も
根本的に好きなモノは

地元を離れた今でも、好きなまま

その日の記憶も、痛みも、喜びも

空の色と一緒に、記憶されているのかもしれないね

その当時聞いていた音楽を聴くと感情が蘇るように

時々デジャヴのように感じるのは

未練とかではなく

ただ純粋に想っていた頃の記憶

良いとか悪いとかじゃなくて

その時、その瞬間に心底想っていた誰かを
時々思い出す事があっても良いと思うんだ

だってボクたちは、記憶と共に
自分という物語を
これからも紡いでいくのだから

ねぇ、今なら素直に言えるかな?

…ありがとう

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