2022冬アニメ感想(3,4話まで)
どうもです。
今回は、1月から始まった2022年冬アニメの感想です。
noteでは総括感想や話数単位10選等の記事しかアニメを取り扱ってこなかったので、そーゆー意味では初の試み。2021年秋アニメを以てTwitterでの各話感想ツイートをやめてみたのもあって、今後noteでの活動を増やしていけたらと思っています。
では早速、以下から感想になります。計9本。何話までの感想か記載しておきますが、もしネタバレ嫌な方はもしかすると書いちゃうかもなので注意してください。
『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』(~4話)
今期イチバン楽しめている、満足しているのはこの作品です。コメディタッチで世の中や警察官を嘲笑うかの様な、ちょっと皮肉ってる感じがとても良い。自然なギャグとして機能している場面も多々あって。演技によってより笑いを誘ってくるのもアニメ化した甲斐があるんじゃないかなと思います。そんな皮肉や厭味があっても、絶対に一線は超えてこないだろう。って云う安心感が警察官と云う職業で守られていたり、大切な事を教えてくれたりする時に説得力が増す感じもズルいなと思います。因みに原作作者・泰三子さんは10年間警察に勤めていた元女性警官だそうです、道理で(笑)
警察官である前に、そもそも人間ってこーゆートコあるよね?って深層心理を突く様な場面も結構好きです。2話のディスり方だったり、3話の同性間、異性間の話題だったり、4話の見て見ぬフリなんかも。言葉そのものの切れ味とテンポが良いよなと。オマケで何だかイイハナシダナーってなるのはハマる時とハマらない時で若干ブレがあるけど良いんじゃないかなと。構成自体は上手ですし。引き続き、最後まで楽しめそうです。
『東京24区』(~4話)
1話は大分良かったんですが、4話まで見てみて正直微妙かもしれない…と少し心配になっています(笑) 近未来的な管理社会で、ハザードキャストでも護れない限界をも護れるのが人間だろう、ヒーローだろう。と奮闘する姿はかなり好みではあるんですけど。1話は王道の熱くなる展開でしたし。
懸念してるのは、かなり見づらくなっている事。ストーリー構成・脚本担当の下倉バイオさんは、ニトロプラスのシナリオライターさんですが、ゲームシナリオは尺が長い事で有名で、やっぱり書きたい事が沢山あるせいで結果的に見づらくなってるんじゃないかと勝手に思ってます。2話の回想混じりの掘り下げ方や、3話ラストまでの運びも嫌いではないんですけど、如何せん見づらい。詰め込んでるかと思えば、すっ飛ばした展開にもなるし、ちょっと待ってくれ…とツッコミたくなる。まぁそんな感じで重箱の隅をつつく事はできるかもしれない内容ですが、それ以上に挑戦的で前衛的な姿勢には未だに惹かれているので、最後まで見届けたいなと思います。まだ全然挽回できますし。あと、音響効果の小山恭正さんは相変わらずキレキレで最高です。小山さん今期はプリコネ2期やジョジョ6部も担当してますが、見てないので、そーゆー意味でも今作は見て(聴いて)おきたいなと思ってます。
『平家物語』(~3話)
本気度が窺えるスタッフ・キャスト陣の今作品。それもあってアニメとしてはかなり良いモノである事は間違いなく感じているんだけども、今のところ物語が面白いかと聞かれると素直に頷けない感じ。
キャラや相関関係、舞台などを把握するのも結構大変で…。そもそも学問的に日本史や古典は苦手だったので、未だに抵抗感がある(笑) 名前だけでうっ…って(重症)。でも、その辺りの情報はぼんやりしていても、最後まで一定の期待と好きな処はあって。びわの未来(さき)を見ることのできる能力はやっぱりどこか不気味で関心が持てるので、どーゆー結末を迎えるのか楽しみだなとは思います。美しさや心地良さに惹かれる中で、胸が苦しくなる様な展開がいつ来るのかと…ヒヤヒヤしてるけども(笑) あとは、劇伴とED曲を担当してる牛尾憲輔さんの音楽が好きなので、このお蔭で見れている部分も大きいです。特にED曲は素晴らしかった。無機質で抽象的で、それでいて組み上げられたサウンドは確実に世界観を表に突き出している。相変わらず型に嵌らないアプローチを続けていて感動しましたね、agraphとしては5年半ぶりリリースですし。ラップで参加してくださったスチャダラパーのANIさんもカッコよかったです。
『スローループ』(~4話)
のんびり見れるモノかと思いきや、気が抜けない作品になってます。ハッとさせられる瞬間があると云うか。フォーマットは間違いなくきらら作品なんだけど、急に叙情を帯びる。妙に人間ドラマっぽさが強いのは何なんでしょうね。咄嗟に出る淡い表情や、いつの間にか手繋いでるし。
4話まで見てみて、ある程度キャラも揃った処で言えるのは、キャラの性格や境遇、感情の動きを絵柄(キャラそのものやキャラが使ってる道具)で伝えようとする意識が強い作品だなと。デフォルメの使い方も含めて。なので、気が抜けない(笑) 原作からそうなのかは確かめられていないけれど、大して動きが無い部分はきっとまんまな気がする。ただ、3話は言葉も大分前に出てたかなと(3話だけ脚本が大知慶一郎さんだからか?)。あとは、ある特定の人物を、それ以外の人を通して間接的に描くのも上手だなと。1話はひよりを通して、ひよりのお父さんの存在がどうであったかが凄く伝わってきたのを覚えています。関係性も解るし、一石二鳥です。そんな感じで最後まで、気を抜かずに見て行こうと思います。
『からかい上手の高木さん3』(~4話)
もう3期だし、相変わらずバケモン級の安定感で、何も書く事がないのが正直な処です(笑) 凄い好き!って訳でもないんだけど、やたら刺さる場面があったり、むっちゃ笑えたり…。結局好きかもしれん、謎。
2期は1期よりも高木さんがかなり攻めてきた記憶(てか、雰囲気はもう付き合ってるんよw)があるんですが、3期は何かわざとデレる可能性が強い方面で揶揄ってます?西片に与えるチャンスがデカくなってると云うか。まぁ、西片も西片なりに成長してるので、きっと気のせい(笑) ともかく、2人の間で、これだけ共に時間を過ごせば少しずつ思い込みと願いが一致しつつあるのかなぁ…って。ロマンチックな情景も多くなった気がしますし、何故か見てて飽きない。策士すぎる高木さんに対して、西片はどこまでチャンスを物にできるのか、3期も最後まで気楽に見届けようかなと。
『その着せ替え人形は恋をする』(~4話)
好きなモノを詰め込みました!!みたいな、“作った感”と云うか、作者の"思惑"や”計算”が透けて見えすぎる作品を久々に見た。それ自体は嫌いではないんだけれど、1話の印象はそこまで良くなかったです。イラストのテイストは好みでした。細身で煌びやか、割ときめ細かいですし。
で、4話まで見てみて、設定分を超える位は魅力的に見えてきて良かった。でもキャラ単体って云うよりかは、2人の関係性が良いなと。安心できる。2人とも好きなモノの事になると自分の世界に入ってしまう感じは共通項として徹底して描いてる印象を受けたのが大きい。恥ずかしいと云う概念がどっか行ってしまう位には。それでいて、ちゃんと我に帰る瞬間、弁えも抑えてあるのは愛されるキャラになる様に配慮が行き届いてる証拠かなと。まだ序盤なのもあるけど、どちらかが一方的に感情移入を促す様な作りが目立つ(五条君目線や、敢えて境遇や理由を伏せる)ので、少し落ち着いて?2人の何て事ない自然なやり取りも見れてら嬉しいなって思います。
『明日ちゃんのセーラー服』(~4話)
『着せ恋』とは逆で、キャラ付けや話運びは良いのに、イラストのクセが強めで前のめりには見れなかったのが第一印象。本屋で並んでるのも見た事あったし、原作絵から既にクセ強いのを忠実に再現してるなと(笑) どの子も割と輪郭とパーツ位置が同じで、そのバランスが苦手なタイプ。でもこればっかりは好き嫌いの問題なので、我慢して慣れるしかないなと。
作品そのもののこだわりが強いのに、アニメとしてのこだわりも強すぎて、色んな意味で"怖い"のも未だに感じてます。これに怖いとか、違和感を感じない人がいるとしたら、それがもっと怖いけど(笑) 描き込みの多さ、自然な連動性の確保、光の再現など自体は素晴らしいのに、素晴らしすぎて"怖い"が加速してる印象。明らかにキメに来てる処以外は割りと見れてるけど、ちょっとキツイな…って思う瞬間もあるのが正直な処です。でも、物語の方は結構面白く見れてます。明日ちゃん変な子だけどイイ子ですし(笑) 周りの家族や友人も温かくて安心して見れてます。自然と内面を視てるヒロイン達、だからこそ内面にまで想いを馳せて幸せを願ってしまう作りになってる。それも単純に分かり易いフェチ要素だけでなく、言葉遣いや仕草までもこだわりを表現する手段として用いてるからかなと。以上、最終回見終わる頃には絵柄に慣れてる事を祈るばかり…。
『リーマンズクラブ』(~1話)
遅れて始まったこの作品。でも、12話まであるみたい。視聴キッカケはオリアニだったのと、劇伴がfox capture planだったから、以上。ライブ見に行った事ある位には好きなので、こーゆー形で聴けるのは嬉しかったですね。実際、試合シーンでの音楽はカッコよかった。美しさと獰猛さを兼ね備えた旋律がやっぱ好き。バドミントン描写も最後までずっとこのクオリティなら十分な満足感を得られそうです。バドは音もイイから見てて楽しい。
物語の方は、オリアニにしては無難なスタートダッシュだったので、程々に期待しつつ見ようかなと。あと、強制的に関係性が出来上がる作りは嬉しかった。仕事とバド、お互いに活かし合う作りになりそうな雰囲気もあるけど、このまま無理せず何か1つ心に残る様なエピソードを見せてくれたら感謝の極みです。オリアニ頑張れ…。
『進撃の巨人 The Final Season』(~79話)
丁度一年前、2021冬アニメぶりになるPart2。原作勢ですが、むっちゃ楽しませて頂いております。相変わらず丁寧すぎて感心しつつ、ありがとうのお気持ちで一杯です。アニメに合わせた細かな改変に加えられた工夫、声優さんの演技で更に深みが増してる印象です。
初回76話では、どこまでも”犠牲の上で“成り立っている事を常に意識させる惨状の数々をありありと描いてくれました。絶句して動けなくなるのも、元から技術的な面や、対人戦闘に於いて格差があったので頷けてしまうから憎いのよね。また、話数毎のサブタイトルの真意を突くような作りを徹底してるなと思います。この辺りは原作を読んでいても、理解がより深まると云うか、復習+αを得られている実感があるので、凄い面白いです。原作もまた読みたくなります。この作品も遂に終りが近づいてきてますが、今作が描き続けてきたものは相変わらず一貫しているなと改めて強く感じてます。「長生きして欲しい」とかが分かり易いけど、やっぱり呪いや悪魔的一面に囚われた者達への""愛""を感じるのよね。最後まで本当に楽しみです。
ーーー以上、2022冬アニメの感想でした。
本当はもっと早く上げてファーストインプレッション的な記事にしたかったんですが…。申し訳ない。次回は8話辺りで書くかもしれないし、良い話数があった作品のみを取り上げるかもしれないし、総括感想までもう書かないかもしれません。感想や要望等があれば何でもお気軽にコメントください。また、反響が大きいほどモチベーションはやっぱり湧くので、もしよければまた次回のアニメ記事も覗きにきてくれると幸いです。
とゆーことで、ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
ではまた!