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話数単位で選ぶ、2020年TVアニメ10選

 どうもです。

 2020年の総まとめ的な記事、第3弾。
と同時に企画記事になります。
 なんの企画かというと、題目にもある通り「話数単位で選ぶ、2020年TVアニメ10選」企画。新米小僧さんのブログ「新米小僧の見習日記」から変わって個人ニュースサイト「aninado」さんが今年から集計してくださることになったそうです。ありがとうございます。昨年はツイッターのモーメントだけで、noteでブログ活動始めたのは今年からので、初参加です。よろしくお願いします。

 ちなみに、選定ルールは以下の通り。

・2020年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。

 では早速ですが、以下より、コメント付きで選定していきます。
また、視聴当時の感想ツイートも貼り付けときます。


●Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 第18話『原初の星、見上げる空』

・脚本:桜井光
・絵コンテ/演出:温泉中也
・総作画監督:高瀬智章
・作画監督:Moaang、川上大志、温泉中也 

 神回が続きっぱなしだったバビロニア2クール目。毎週映画を見ているようだった。その中でも18話はずーっと最高の時間で初見時は放心状態。ギルの演説…牛若丸との応戦…大迫力のケツァルコアトルvsティアマト戦…そして、ラスト藤丸の「それでも…立ち止まる訳にはいかないんだ!」よ…。徹底的で圧倒的な没入感、作品から溢れる熱量そのままに受け取って、気づいてたら泣いてました。何度でも見たい圧巻のエピソードです。



●ちはやふる3 第20話 『なにしおはば』

・脚本:柿原優子
・絵コンテ:芦野芳晴
・演出:細川ヒデキ、米田光宏
・総作画監督:濱田邦彦
・作画監督:北尾勝、福士真由美、吉岡勝、阿部純子、WooJinu、LeeBang-won、KimBogyeong、Hwanglljim、LeeMinbae、KimYuseon、LimJihyeon

 クイーン戦と名人戦が遂に決着したエピソード。過去・仲間・家族・成長・希望、色んなものを汲み上げて感動を魅せてきてくれました。こちらとしても此処に至るまでの、彼、彼女の姿を沢山見てきたからこそ湧き上がる感情も間違いなくあって…。完璧とも思えるそこの繋がりの分だけ、感動の極点は今作品屈指に高かったです。どの子も主役で、ほんと良かったね。って嬉しくなるし。『ちはやふる』大好きです。



●無限の住人 -IMMORTAL- 第23話『焉舞百景-えんぶひゃっけい-』

・脚本:ケンゼン
・絵コンテ:坂本一也
・演出:山内愛称、山崎立士
・総作画監督:箕輪豊、中智あすか、北原広大、なまためやすひろ、奥野倫史
・作画監督:池田志乃、古瀬登、鵜池一馬、岡田正和、黒鳥剣、山口光紀、
清水勝祐、吉岡勝、鎌田均、小澤円、南伸一郎、青野厚司、門智昭、山村俊了、後藤孝宏

 一挙に終結した最終決戦。男性陣の戦闘描写もむっちゃ良かったんですが、このエピソードは女性陣の姿、言葉が素晴らしかった。4人とも違う人を想い、違う未来を目指しているけれど、共通するのは"想い人が存在する未来"…。ただそれだけを強く願い、突き動かされているからこそぶつかり合ってしまう。どのキャラも魅力的だったので、感情移入も良い意味で慌ただしく、満足感が半端なかったです。原作を今でも買いたいと思っている…いつか必ず!



●BNA ビー・エヌ・エー 第5話『Greedy Bears』

・脚本:うえのきみこ
・絵コンテ:今石洋之
・演出:宗廣智行
・作画監督:すしお 

 ボルテージの上げ方が異常なんだけど、届くものはむちゃくちゃストレート。言葉一つ一つが突き刺さって感動してしまった。みちるの正義感溢れる人物像からくるものも勿論あるけれど、諸星すみれさんの演技が素晴らしかったです。エピソード単体で見ても、感情の起伏が綺麗で十分楽しめる話数だったと思います。ジャッキー君も面白くて、愛らしいキャラで…作品が終わる頃にはすっかりメイン級になってたし(笑)



●継つぐもも 第9話『刺客』

・脚本/絵コンテ/演出:倉谷涼一
・作画監督:阿部達也、谷津美弥子、北村友幸、山本正嗣、田中宏紀、牛島勇二、安田好孝

 アクションが2期になってからよりパワーアップしてて凄かったんですけど、この話数はダントツで良かった。フィールドを強く意識した画作りや動きは大迫力だし、技を決める瞬間とのメリハリも最高にカッコいい。それに、お色気シーンもいつも通り魅せてくれたので、『つぐもも』という作品を象徴するような要素が詰め込まれていた回でもありました。2期は悲しい終わり方だったので、3期が本当に待ち遠しいです。桐葉さん…。



●フルーツバスケット 2nd season 第21話『あったんだ。確かに』

・脚本:岸本卓
・絵コンテ:鈴木理人
・演出:平向智子、土屋康郎、池田智美
・総作画監督:秋山由樹子、重國浩子、竹本佳子、徳永さやか、番由紀子
・作画監督:秋月彩、小美戸幸代、能條理行、本田創一、森七奈、山田香央里

 2期は本格的に草摩家の事情も絡んできたのもあって、由希の内面の成長というか、変化が著しく、本当に見る度に彼を好きになっていきました。中でもこの21話と15話は特に気に入っています。天気や音など、アニメだからこそ表現できるもの全てを以って内面を映し出してくれたのが凄い良かったです。加えて、透ちゃんとの出逢いだったり、彼の発してきた言葉だったり、過去回との繋がり方も嬉しくなる要素だった。



●天晴爛漫 第11話『Rain in the Dark Night』

・脚本:橋本昌和
・絵コンテ:許琮
・演出:藤井康雄
・作画監督:宮崎司、水野紗世、三浦菜奈、石井かおり

 もう本当にダメかも…とか、俺の所為で…とか、天晴らしくない部分をありったけ見せてからの、一皮剥けた彼の奮い立つ姿がむちゃくちゃ良かったです。小雨の言葉も。マイナスをプラスにしていく部分が物語全体として、多く見受けられていたんですけど、特にこの第11話はそれが顕著でした。両端までキッチリ魅せてくれると、その振れ幅の分だけ感情移入した際の反動はやっぱし大きい。回想の入れ方とか、仲間の鼓舞とか、まぁベタではあるんですけど、こーゆーのはいつまでも大好物です(笑)



●GREAT PRETENDER 第14話『CASE3_4: Snow of London』

・脚本:古沢良太
・絵コンテ/演出:金森陽子
・総作画監監督:浅野恭司
・作画監督:石橋翔祐、髙部光章、西原恵利香

 Case3はシンシアさんメインシナリオで、もう雰囲気とか諸々良かった!彼女が今作に登場してからずっと好きだったっていうのもあるけれど(笑) でもそっからまた知れば知るほど好きになってしまった。トーマスとの関係性も大好きです。だからこそ、感情移入しまくりで、切なくなり嬉しくなり、でもやっぱり切なくて…。シンシアさんの満足そうだけど、少し感極まってるようにも映ったワンカットとかヤバかった…感情ぐちゃぐちゃ。挿入曲「Someday feat. Emarie」は涙を誘うし、本当に素敵な物語を魅せてくれてありがとうございました。



●魔女の旅々 第4話『民なき国の王女』

・脚本:筆安一幸
・絵コンテ:窪岡俊之
・演出:西野武志
・総作画監督:小田武士
・作画監督:門智昭
・ジャバリエ作画監督:倉員千晶
・料理作画監督:横山友紀

 魔法で主に魅せてくれていた映像・音響面がずっとハイレベルで凄かったです。特に魔法のオンパレードだった4話はマジで強かった。無表情と無言の圧というか、イレイナと同じように只々茫然と眺めることしかできなかった…。ミラロゼの台詞が無く、大迫力で繊細な音と映像のみをひたすら浴びされていた時間は、意識が全部そこへ向かうので圧倒的臨場感を得られましたし、序盤から薄っすら蔓延る気味悪さも最後には色濃く出てて、何とも言えない余韻が最高でした。



●体操ザムライ 第6話『親子ザムライ』

・脚本:村越繁
・絵コンテ:松田清
・演出:後藤康徳
・総作画監督:崔ふみひで
・作画監督:本多みゆき、𠮷田正幸、藤田亜耶乃、小野田貴之、松岡秀明、冨永拓生、村長由紀、柴田志朗

 11話と迷ったけど、こっちで!こちら側が見ているものと、城太郎が見てきたもの、玲ちゃんが見てきたもの、色んな印象や視点があってそれが一同に繋がったこの話数は勝手に感動を追わせてくれたと思います。連鎖的にというか、涙が涙を誘うというか。亡き母との重ね合わせによって、新たに見えてきたものはこの家族だけのもので、計り知れないけれど、それでも玲ちゃんの笑顔を見ていると伝わってくる喜びや未来への希望がありました。



ーーー以上の10本となります。
 エピソードランキングということで個人的に5つ×4クール分選出していた状態だったので、そっから更に悩んで決めた感じです。
 話数単位だと、記憶や心に強く残っているもの、即ちすぐに想い出せるシーンや感情があるので、それらを頼りに選出しています。いつ何回見ても良い!っていうのも評価指標の一つかな。

 ということで、作品及び制作陣の皆様、併せて、ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました。来年からもできる限り、アニメ感想の投稿はTwitter、note両方とも続けていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

 ではまた!

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