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『ネコぱらvol.4 ネコとパティシエのノエル』感想

 どうもです。今回は、先月の11/27(金)にNEKOWORKsさんより発売された、『ネコぱらvol.4 ネコとパティシエのノエル』をクリアしたので感想を書いていこうかと。2週間前の発売日の夜にクリアしたので、もっと早くに感想書きたかったんですけど…色々立て込んでしまって…。ただ、そっから結局3周プレイしたのもあって、感想は捗りそうです。

 ってことで、とりあえず!!!
ネコぱらをご存知ない方の為にも、”最高”が詰め込まれた素晴らしいPVを一度見てくだされば幸いです。

 はい可愛い~~~!!!!!

 約2年半ぶりとなる新作ということで、初めてPVが公開されたときは、「生きてて良かった」ってガチで思いました。そのくらい僕にとっては特別好きな作品です。OP曲はお馴染みKOTOKOさんが歌う『SWEET×SWEET』。サビ始まりの楽曲は大体強い。歌詞もクリア後に沁みてくるものでした…。

 

 とゆーことで、前置きはこの辺にして、早速感想書いていきます。
(がっつりネタバレありなんで、未プレイの方はまた戻ってきてくださいな。もしくは自己責任でお願いします。)

 ネコぱらは√分岐とかはありません。ただダラダラ書くのもアレなので、自分でも気持ちを整理できるように、いくつか焦点を絞って章立てをして書いてみようかと。後半は語彙力消失オタクになってるかもですが、ネコぱら好きな人には共感してもらえるはず(笑)
 では、どうぞ!6章立てになってます。


1.嘉祥の夢が繋いだ家族の絆

 今作で一番のメインとして描かれたのは、間違いなくこれだったと思います。嘉祥の夢に遂にスポットを当てつつも、いつだって家族愛をベースに置いてる(と自分は思ってます)ネコぱらという作品ならではの、感動の結末で本当に良かったです。クリアした今思うと、序盤での時雨のこの言葉が或る意味、全てを物語っていたんだなとも思いました。

「離れていても、家族ですよ、兄様。なにも変わっていません」

 当たり前ですが、ここの"なにも変わってません"はポジティブな変わってないですね。どんなに心境や環境が変わろうとも、家族になった日からずっと家族なんだと。有難みと安心感、そして心強さを感じる言葉です。

 嘉祥の「皆を笑顔にする洋菓子を作りたい」という夢に当たっては、水無月家での立場や、彼の心境なんかがVol.1の頃からずっと少しずつですけど、触れられてきていました。なので、遂に来たかと…。お父さんの州浜さんが初登場した時はちょっと何故かこっちまで緊張しちゃいました(笑) そして、何より州浜さんに未だ認められてないのを、嘉祥自身が認めてしまったことは大ダメージでした。これまでずっと彼の姿を見続けてきてから余計に胸に来るものがあった。ただ、それ以上にやっぱりお父さんですから。もう比にならないくらい、息子の彼のことを理解している人です。頑張ってるのを知っている上で言っていることくらいわかる。きっと嘉祥自身も。だから、どうにかしなきゃと。この"夢の続き"を叶える為に。

 そんな彼の物語の中で描かれた、家族の絆。州浜さんが生クリームを作った辺りから既に怪しかったですが、ベニエさんと再会してから「もしや彼女とお父さんは…」みたいな考えが徐々に確信に変わっていく感覚は、ラストの感動に上手く繋がってくれました。いやぁ~まさかのね。州浜さんのお父さんとベニエさんの出逢いから、嘉祥のフランスでの修行時代、そして今に至るまで。彼らを取り巻いていた時と人の繋がりが、ここまで運命的なものだったとは。そのお蔭で強まる関係性みたいなのもあると思うので、凄い好みな話でした。

 ラスト関係が明らかになったとき、州浜さんがどういう想いで、嘉祥に修行をつけていたのか、言葉を送ってあげていたのか、みたいなものをやっぱり考えてしまって。それが一番感動を誘ったかもしれないです。

 嘉祥が留学先でベニエさんと出逢っていたことを知ってからは、州浜さんはかなり複雑な気持ちだったはずで。素直に水無月を引き継いで欲しい気持ちと、息子が自分の母親と出逢っていた嬉しさと、それで生まれた息子の夢を応援したい気持ちと、本当に色々あったと思います。ただ、一番は作中で淡雪さんが言っていたけれど、"職人の道"である以上、中途半端に終わらせる訳にはいかなかった。自分にとっても、息子である嘉祥にとっても。嘉祥はきっと自分の為に作ってしまっているんじゃないか…そこでどこか負い目のようなものを州浜さんは感じてしまっていたはずなので、そういう関係をしっかり終わらせて、それぞれの"職人の道"を歩む為にも、厳しい言葉や指導を選んでいたんだと思います。ただ、嘉祥が一人前に近づくにつれて最後の方はもう意地みたいなものもあったと思うんですよね、不器用さがあってので引くに引けないというか(笑) もう十分美味しいんだろう。それでも、息子の為を想ったらまだ…まだ…と長く続いてきてしまったのかもしれません。それだけ息子への愛と信頼もあったのでしょう。

 それと、嘗てはベニエさんが家族と伝統を守り、今は州浜さんも家族と伝統を守っている。自分自身も含めてだとは思うけど、それ以上に自分以外を一生懸命守ってきた2人。では2人にとっての孫であり、息子である嘉祥は?きっと"職人の道"のスタートラインに立ったばかりの彼には守って欲しくなかったんだと思います。いい意味で、前向きにというか。ひたすら"自分の為に"、"職人の道"を歩んで欲しかった。託したような想いもあったかもしれないです。絶対に後悔のないようにと。

 そう考えると、芯って言っていたのは、嘉祥自身の芯でしょう。繰り返しになりますが、彼が作りたいものを作って欲しかった。彼の想いを洋菓子に込めて欲しかった。勿論、これまでも込められていたと思います。でもそれは食べる人の笑顔に為に注力しすぎて、優しすぎたというか。嘉祥らしくてむっちゃ素敵だと思うんですけどね。だけど、笑顔になるかならないかは食べる人次第。そうである以上、今の嘉祥のままだとこれから先、どこかで挫折ような経験をしてしまうのを州浜さんは恐れていたのかもしれません。そうならないように、まずは洋菓子を作る人自身が第一に楽しい気持ちとかを持って、笑顔になれるように、"自分の為に"作って欲しかった。職人の根っこにある土台として。きっとその"自分の為に"が、"誰かの為に"なってるはずで、自分の立場を確立した先にこそ、相手の立場をしっかり考えられる余裕や発想が生まれるはずだからと。本当に難しいところだと思うんですけど、職人であり、父親である、州浜さんにとってはそれらが洋菓子込められて完成した時にわかってしまうんだと思います。思わず涙を流してしまうほどですから。あの涙には、職人と呼べる美味しさへの感動と、想いに応えてくれた喜び、長年の肩の荷が下りた安堵、後悔からの解放、色々含まれていたんじゃないかなぁ、と思います。

 

 一方でベニエさん。彼女も嘉祥が弟子入りしたときに、水無月という名前で気づいたはずですよね…。この子は孫だと。だから日本に帰った方がいい、とも言ったんだと思いますし。それと『師匠』って呼ばせたくなった理由には、『師匠』である前に家族だからというのもあったでしょう。

 当時はきっと、嘉祥から本当は色々聞きたかったというか、心配だったに違いないです…。でも、そうする資格が私にあるのかとか、嘉祥にかかる負担だとか、彼女も色んな想いを堪えてしまっていた。その上で"職人の道"を行く彼にしてあげられることは何か…ここの考えは州浜さんと似たような想いだったはずです。優しくも、厳しく、職人になれるようにと面倒を見てあげたんだと思います。修行中のベニエさんと嘉祥さんの過去の様子は描かれなかったけど、今回の再会の様子から何となく想像できますね。

 そんな大好きな孫がまた会いに来てくれたんだから、嬉しいに決まっています。しかも、今回は2人もですから…。
 時雨様を抱きしめるベニエさん、あのCGはとっても感動的でした。ずっと抱きしめたくても、抱きしめてあげられなかった、今迄の分まで詰まっていた気がします。そして何より、出逢った時と、別れの時との差分がむっちゃよかったです。別れの際には、時雨様は完全にわかっていたから。浮かべる涙が何よりの証拠でもありました。次の再会、フレーズと一緒に日本に来てくれるのが楽しみです。


 そんな感じで、かなり長くなりましたが、1章については以上になります。嘉祥を通して、べニエさんから息子である州浜さんへ。また、州浜さんからベニエさんへ。間違いなく繋がった想い、絆がありました。別れの道になってしまったあの日から…もしかしたら家族の形は変わってしまったのかもしれないと付き纏う歪な感情。でも、そんなことは決してなかった。当時の堪え切れないほどの親子の気持ちが生んだ後悔は(全部ではないかもだけど)拭われ、守りたかった伝統の"皆を笑顔にする"あの味は受け継がれた、どこまでも家族のことを想って行動してきた2人の想いは共通していて、その道は決して間違ってなかったと。その証拠に嘉祥が2人から教わったことを元に完成させた、和菓子と洋菓子を組み合わせた『華火』は、2人が惜しくも選べなかった道を嘉祥が繋ぎ止めてくれました。距離は離れてしまい、時は止まることなく流れるけれど、家族はちゃんと変わることなく繋がったままだと再確認することができた。嘉祥の想いから始まり、その過程で家族の想いまで込められた、とても意味のある洋菓子だったと思います。本当に素敵な物語でした。



2.これまでの物語が嘉祥を支える

「ソレイユが開店してから初めてのクリスマスだから、ココナツは知らないと思うけど…」

 まずなんですけど、嘉祥のこの台詞。これを読んだときに、これまでの物語(vol.1~3)は全部一年以内のことだったのかと痛感しました…。冷静になってみると当たり前のような気がするんだけど、なんか一年とは思えない濃密ぶりだったので(笑)

 恐らく初めて悩みや迷いを見せた嘉祥でしたが、時雨様やショコラ達が「いつもの嘉祥じゃない…何かしてあげられないかな」と落ち着かない様子で、そこから行動に移す今作の物語は、これまでの物語が支えとなっていて、それも凄いよかったです。回想シーンもよかった、涙を誘う。

 まずは、ショコラとバニラ。"家族のために頑張ることの素晴らしさ"。序盤で嘉祥を励ますシーン、vol.1との対比というか、ショコバニと嘉祥の立ち位置が逆転していたのが感動的でした。ちゃんとベンチでのシーンで。あの時もバニラは飲み物買ってきてくれたよなーとかも。

「今は足りなくても、頑張ればいい…そう教えてくれたのは、ご主人」

この言葉はいつ聞いても刺さりますね。純粋無垢だからこその強さを感じるので。それにショコラが言うと、とっても説得力があります。ショコバニにこう言われちゃあ、頑張るしかないっす。これからも嘉祥にはショコバニが付いていれば大丈夫だなと思えました。勿論、逆もですけど(笑)

 

 次に、アズキとココナツ。"自分の気持ちに素直になること"。旅行先でアズキが一番に声かけてくれたのがむっちゃ良かったです。これはもう必然だよなぁいうか。「しょーがねぇーなぁ」とか言いながらも、誰よりも早くに何かを察して、そこに留まることなくちゃんと行動に移せるのは彼女の魅力だなと、改めて。そして、ココナツはポスター貼ってる時のクリスマスについての会話が一番かもだけど、結構細かに挟んであったのかよかったです。何かというと、今の楽しい時間の延長線に明るい未来を常に想わせてくれること。今を全力で楽しんで、彼女は未来まで楽しもうとする。未来に対してマイナスになるような暗いイメージ、不安とかを絶対に溢さなかったんですよね。いつだって素直に喜び、はしゃぐ笑顔を一番多く見せてくれたのも彼女のような気がします。その笑顔にきっと嘉祥は救われてます。そして、自分も(笑)


 続いて、メイプルとシナモン。"夢を叶える幸せ"。ある意味、今作の嘉祥と直結するとこではありますね。それだけに、彼女達が涙を見せたあのシーンは今作の中でもかなりお気に入りのシーンです。

「ううっ…言いたいことが…言えない気持ちも…言いたくないこと…言っちゃう気持ちも…」
「どっちも…ぐす…わかる…ううぅ…かなしい~…かなしいんですからぁ~…!」

(中略)

「でも!泣いてたら、どうにかなるわけ!?」
「そりゃ…で、でもぉ…悲しいものは、悲しいよぉ~…」
「わかってるわよ。悲しいって気持ちは消えないわ」
「自分への失望も…今までやってきたことへの後悔も…力不足に対する憤怒も…」
「全部、受け止めて、まだ頑張るしかないでしょ!?」

 初回は思わずもらい泣きしてしまいました。シナモンもよかったけど、メイプルがよかったなぁ。凄い力強くて、「全部、受け止めて、」ってところが特に心に響きました。今度は私達の番だから、私達が一緒に受け止めてあげるから、みたいな想いが混じってて。一緒に頑張って隣で走ってくれる、そういうのってめちゃくちゃ心強いよなって。それに絶対に諦めないメイプル、力み過ぎたら安らぎを与えてくれるシナモンがいてくれたら余計に。


 最後に、時雨様。フランスまでついてきてしまう彼女、もう絶対来るよなと、逆に来ないはずがない(笑) でも、そうまでしても嘉祥の側にいたい、いてあげていって想いが人一倍強いのを改めて思い知らされました。そんな彼女がフランスからの帰路で話したこの言葉が印象的でした。

「ネコたちに喜んでもらえたときの、兄様の笑顔…どこに、父様への反抗心があるというのですか?」
「……」
「父様に認めさせたい気持ちがある――と兄様が言うのならきっと、あるのでしょう」
「でも『皆を笑顔にするお菓子を』という気持ちも、間違いなくあるはずです」

本当に嘉祥のことをよく見てるんだなぁと。そして、人の笑顔についてここまで強く言い切れる彼女から愛の強さを感じます。自分が普段どんな笑顔になってるかなんてわからない。だからこそ、いつも側にいてくれる妹の時雨がそう言ってくれるのなら、自分の笑顔は絶対そうなんだろうな、って思えてしまう。背中を最後に押し切ったのは時雨様でしたね。現実問題じゃないけど、自分のことについて、自分よりも覗き込むほどに見てくれてる人、理解してくれてる人って中々いないので、毎回いいなぁって思うんですよね。この兄妹ほんと大好きです。


 2章については以上になります。メインストーリー完結に相応しい、これまでの物語を踏まえての、築いた関係性が終始一本筋として通っている物語でした。やっぱりこういうのはいつまでも大好きですね。重ねた時間の分だけキャラクターへの愛、関係性への愛が強く出るので尚のこと。



3.進化し続ける作品クオリティ

 ここは作品における、物語以外の表面的、システム的なとこですね。まず声を大にして言いたい!CGのクオリティ高すぎ!そんで枚数が凄すぎ!!

なんとCG75枚です。ほんと頭おかしいです(褒めてる、圧倒的感謝)。好きが加速しますよ、こんなん。好きと感謝の永久機関が確実に出来上がってると思います、ネコぱらの制作陣とファンの間には。コンテンツの1つの理想の形かもしれないですね。

 ということで、まずはCGについてなんですけど、いつもに増して凄い。さよりさんの脳内ではショコラ達が動いている、表情が全部見えてるんだろうな、って。じゃなきゃこんなの、こんな枚数描けないですよ…。しかも画力が上がったというか、テイストが煌びやかに、華やかになった気がします。グラデーションと輪郭光(ハイライト?)の表現かな変わったの。素人なので、ちゃんとしたコメントできないのが、申し訳ないんですけど、とにかく好きです。もう更に好きになりました。一枚絵としての完成度が凄いので、ずっと見てられるんですよね、日常の一瞬を切り取ったようなCGなんかは特に好きです。


 続いて、ネコぱらの目玉機能でもあるE-mote。精度というか、表現幅上がりました?もはやアニメーションというか、表情だけならほぼ遜色ないくらいの、少なくともこの手のゲームに関して言えば、超ハイレベルな表現がされててビックリしました。これは本当に凄いというか、特に会話の想像がかなり捗るので最高です。2人以上になった時、目線が向き合ってたり、びっくりする反応だったりがとにかく可愛い。ショコラとココナツなんかは動きが多いので、見応えがありますし。逆に、細かい仕草が可愛いメイプルやバニラにも釘付けになります。全体を通して見ても、メリハリ、伸縮の様子がはっきりしてて、表情も逐一変わるから、なんかこれだけ動いてくれると気持ちいいというか、夢中になる。音楽や背景などの世界観でとてつもない没入感を感じさせてくれる作品とか結構ありますけど、ネコぱらはそれだけでなく、キャラの動きで没入感を感じさせてくれてるなと、改めて思いました。勿論、Hシーンも含めてね(笑) 可愛さ+エロさマシマシでした。


 これで3章は以上になるんですけど、あと細かいとこを少し!あの、バックログジャンプとか設定をいじる時のボイスがいちいち可愛いです。これまでも付いてた気がするけど、一般的なエロゲには大体入ってないんよな、これ。SEだけで。自分が声フェチなのもあるとは思うんですけど、まじでこの機能大好きなので、これからも楽しみにしてます。



4.心に響いた名言達

 題目通り、この章では作中で心に響いた言葉を書いていきます。個人的に残しておきたくて。記念というか、いつでも思い出せるように刻んでおきたいなと。3つほどですが、理由なんかも踏まえて書いていきます。

①ベニエさんのお言葉(再会のシーンにて)

「おやおや、何を謝ることがあるの? 人生は短いわ。好きなことを我慢する時間なんてないのよ」

 好きなことを我慢する時間なんてない。ホントそれです。我慢しなきゃいけない時もあるけど、そもそもそれって、そういう状況を作り出してしまったことが問題な時ってあるんですよね。我慢して良いことなんて1つもないですから、ショコラやココナツじゃないけど、欲望に忠実に生きていきたいです(笑)


②ベニエさんのお言葉(時雨の働きについて)

「強引さも、時と場合と言い方によっては、悪くないわ。たんに強制しても人は動かない。やる気にさせるのは、とても重要な資質よ」
「一人の志ある者は川を渡れるけれど、皆に志を抱かせる者は、川に橋をつくれるもの」

 リーダーや指導者に求められる力、資質を表現したいときの例え話に使えそうです。名言っぽい。強制って難しいけど、気持ちを引き出す強制はいい強制ですね。しかし、嘉祥も大概だけど、時雨様の行動力、決断力は見習わないとなぁと思います。個人的な話にはなるんですけど、来年度から社会人になるので、この言葉を胸に働いていきたいと思います。


③淡雪さんのお言葉(終盤、州浜さんの事を話すシーンにて)

「欲しいものは、全て手に入れなさい? 大切だと思うものを、諦めてはダメよ」

 これが今作では一番刺さった。"全て"ってとこが難しく大変なのだけれど、そんなのは当たり前で。本当に欲しいのなら、諦めず頑張って手に入れろと。ネコぱら含め大切なもの、大好きなものが個人的に沢山あるんですけど、妥協とか絶対にしちゃダメだなと改めて。この記事書くのにも、クリアからかなり間隔空いてしまったの反省です…。疲れたとか、他のタスクがとかは言い訳にせず、さっさとこなして、自分が好きで大切なものに時間を使っていきたいなと。①の言葉と合わせて。
 あと、この言葉には説得力が感じられたのも大きい。この作品のクオリティが高すぎるから。常に細部までのこだわりに絶対に手を抜かないさよりさんを筆頭に、制作陣の想いをあっての、この言葉だと思いました。


 4章は以上になります。他にもキャラの人格、性格が窺える良い言葉が溢れていました。会話聞いてるだけで楽しいのよ、ネコぱらは。



5.ただただ好きなとこ!!

 いやまぁ、全部もれなく好きなんですけどね。その中でも特にここ好きだわぁ。ってとこをピックアップするだけの章です。なので、内容はペラペラですが、よかったら読んでいってください。


①浴衣姿になった時に、アズキがショコバニに当たるシーン

「ショコバニ、笑ってんじゃねー!」
「理不尽…!?」

のとこですね、好きすぎる。バニラ笑ってないのにwww 可哀想だけど、いつも一緒にいるからね。悲しいような嬉しいような。バニラの反応、言葉選びはホント癖になります。あと、浴衣姿まじで皆可愛かった。


②温泉宿で夕飯までの暇つぶし時間

 この時間ほんと癒しだった。
まずメイプルとバニラの卓球。ガチンコなのが良かったです。仕掛ける戦術?も彼女らしくて。たなびく長い髪、肌けた浴衣姿が最高でした。

そっからシナモンのゲーム実況でくそ笑った。アズキが真剣にやってるのに、なんで「弾、当たっちゃう…」で潤うんだwww ほんとこの子には和まされてばっかりです。

そして、やっぱ食べちゃうよなーショコラとココナツは(笑) 常に欲望に忠実。食べたかったら食べてもいい!可愛いからいい!ココナツの笑顔で白飯3杯はいけます。このシーンのCGめちゃくちゃ好きです。

締めは時雨様のカラオケ―!!!ほんと何でもできるのね、この子。フランス語の勉強までしてたし…。彼女にできないことを見つけるほうが難しそうです。鼻血オチはいつもわかっていても笑ってしまうので、もうこっちもダメです(笑)


③温泉宿で夕食を食べるシーン

 ここね!それぞれの座り方が好きすぎる。こういうとこでの個性の出し方、キャラの立たせ方が本当にいつも上手いなと思います。座る位置なんかもそうなんだけど、一枚絵にしたときの構図、キャラ配置には「これしかないよなぁ」っていつも思うもの。完成された関係性、そこへの愛あってこそです。そして、飯がマジでうまそう。ココナツが沢山食べてるのも頷けます(笑)


④嘉祥と時雨がフランスから帰ってきた時のシーン

 やっぱり飛びついてくるのは、ショコラとココナツだよなぁって。他のネコ達それぞれの反応も勿論。帰ってきたわ~っていうのをこっちまで感じるいいシーンでした。お帰り、って言ってくれる人がこれだけいるの超嬉しいでしょ。まじでこういう日常シーン大好きです。


⑤ココナツがポスター貼ってるシーン

 温泉旅行から帰ってきて翌日ですね。ここのココナツがポスター貼ってるCGもめちゃくちゃ好き。ココナツが一番好きってのも勿論あるけど、この振り向き様構図が最高なんですわ。ちょっぴり見える太ももも最高。そっからの会話も良くって、ほんとココナツはずっとサンタさんを信じていてくれ…って思いました。要するに可愛いままでいてくれってことです。いつか真実を知った時の反応も楽しみだけど(笑)


 5章は以上になります。ホントにCG眺めてるだけで、癒されます。あとは欲張りだけど、嘉祥がいない間のソレイユの様子も見てみたかったっていうのはありますね。アイキャッチから何となく想像はできたけど(笑)



6.さいごに

 書きたい想いはめちゃくちゃ溢れてたんですけど、ただそれを綺麗に書きまとめられているかは正直自信はあまりないです。なんですけど、本当にありがとうございました。ということと、この作品が大好きだという想いが伝わっていれば幸いです。作中で出た、時雨様のこの言葉は自分にとっても凄く共感できるものでした。

「あの子たちは、私の娘で、私の親友で、私の誇りです」

 そのくらいネコぱらは本当に想い入れある作品なので、いくら感謝しても感謝しきれません。その気持ちが制作陣の皆様に届いていたり、同じプレイヤーさんと共有できていたり、それが叶っていればこれ以上ない幸せです。

 ということで、改めて制作に関わった全ての人に感謝しています。ずっと自分の中に残しておきたい、大好きな作品がまた1つ増えました。本当にありがとうございました。これからも一生ついていきます。そして次回作(可愛いかったフレーズちゃんをもっと見れる…?!)も楽しみにしています!!!



P.S.

クリア後に食べたコラボケーキとっても美味しかったです…。まじでうますぎて泣けたよね…。どれもよかったけど、メイプルとシナモンのケーキが一番好みでした。


 あと、ネコぱら展も最高でした…。こういうの大好きなので、結局2回も行っちゃいました(一部グッズを買い忘れたのもあるw)。受注生産グッズも一つだけですが頼んだので、届くの楽しみです。今年はTVアニメから始まって本当にネコぱら年だったなぁと思います。めちゃくちゃ幸せでした。


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