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よく使っている4分岐ライザーカード集

私が使っている4分岐ライザーカードの写真集です。特に意味はありません。4分岐ライザーカード怖い、怪しい、という人がたまにいらっしゃるので、いくつかの種類を貼ってみます。

4分岐ライザーカード・オーソドックス

PCI-Express 1Xを4つのUSB端子に分岐するカードです。マイニング以外に用途はないと思います。USB端子なので終端もUSB端子であるもの、つまりライザーカードに接続する専用のカードですね。

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右のタイプのヒートシンクのが一番熱への耐性が強いです。左のタイプは悪くはないですが環境によっては暴走する可能性もあるかもしれません。

ヒートシンクを外すと中はこんな感じになっています。

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チップは写真撮ってはみたけどチップの刻印は写らなかったです。少なくても先の2つはヒートシンクは違いますがチップは同一でした。こんなに小さなチップですが、ライザーカードを4つつなぐと結構発熱します。もし不安定なら冷却を強化しましょう。

下記はヒートシンクがハズレのやつです熱暴走待ったなしなのでヒートシンクをすぐ外して付け替えましょう。以下のヒートシンク(シルバー)がハズレで、黒色が交換後のヒートシンクです。ただしこの黒色のでも少し性能不足かもしれません。

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私は下記に交換するようにしています。

30mm x 30mmのヒートシンクは一部パーツと干渉するため使えなかったので、これぐらいが無難なところでしょう。

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上記のように4分岐カードを3枚と通常のライザーを1個、みたいな構成で使っています。

USBケーブルは長さが当然たりなくなりがちなので、Ugreenの1m、2mのタイプを良く使っています。

Amazonだとこれが当たりですね。

こっちはハズレです。

ただどっちを買っても他の部分は一緒なのと、高い方を買ったからといってヒートシンクが小さいやつが来ないとも限らないので、安いのを買ってヒートシンクを交換、の方が良いかもしれません。どちらにせよヒートシンクは大きければ大きいほど安定する、かもしれません。

エンド側で分岐する4分岐ライザーカード

ちょっとマザーボードから離れたところにグラフィックボードを複数設置したいときにはオーソドックスな4分岐ライザーカードよりも、PCI-Express 1XからUSBでPCI-Express 1Xソケットが4個ある基盤に接続するタイプの4分岐ライザーカードが便利です。

おそらく以下の2種類が主に流通しています。ソケットが白色のものと、黒色のものの2種類です。

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黒色のものの表面。黄色いテープはなんとなく怖くて貼った絶縁用のカプトンテープです。

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基盤の裏側にチップセットがあります。ヒートシンクは付いていませんが、結構発熱するので、ヒートシンクはつけてあげましょう。また、特に裏面は絶縁されていないので、メタルラックやリグフレームに直接置くと大変危険です。ちゃんと絶縁をしましょう。

写真ではカプトンテープを貼っていますが、薄くて貫通するので、もっとちゃんと絶縁をしましょう。

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こちらはソケットが白色のタイプです。チップセットは表側で、ヒートシンクは標準で付属しているのですが、結構暑い気がしたので黒色の少し大きいのに交換し、ファンで冷却もしています。

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ちなみにこのタイプの4分岐ライザーカード、1xのスロットへの給電能力をちゃんと備えています。ただライザーカードにつなぐだけなら給電能力は要らないので、ペリフェラルやSATA、6ピンなどをこの4分岐ライザーカードに接続する必要はありません。ただし、4分岐ライザーカードにちゃんとした1xの機器を接続するなら不可欠ですね。

ちなみにこの黒色と白色のソケットの2種類、どちらもマザーボードの1xソケットからUSBケーブル経由で給電するようになっています。

しかし、片方は3.3V、片方は12Vでの給電になっているため、両方をまぜて使ってしまうと大変危険です。購入するときはどちらか片方にすると良いでしょう。

個人的には表面にヒートシンク及びチップセットが付いている白色ソケットタイプの方が無難だと思います。

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↑よく見ると給電ラインが繋がってるし、2つともでラインが違うので、基盤側と1xのマザボ側のパーツを入れ替えて使ってしまうと大変危険です。

余談ですが、おそらくPCI-Express 1XをUSBに変換する拡張ボードをたくさん使いたい(Chiaマイニングなど)場合などはこの4分岐ライザーカードは活きると思います。

ライザーカード

ライザーカードは普通によく出回っているこちらを主で使っています。Ver.009Sという刻印なのが特徴です。そこそこ作りはしっかりしている印象です。50個以上使っていますが、故障したのはたぶん1個だけです。

こちらのタイプのほうが安いですし、特に性能上の問題もないのですが、ペリフェラルで直接給電したいこともたまにありますし、この青色基盤タイプ(VER006)はコンデンサーの取り付けが甘い、グラグラする感じがするので、安かろう悪かろうよりは先の009Sの方を使っています。

Amazonだと価格差がそこそこありますが、Aliexpressだとあまり差がないので、急がない方は下記記事を参考に中国から直輸入してみてください。

もっとかっこいい最新タイプのライザーカードもAliExpressだと発売されています。

コンデンサの作りなどは確かにより良さそうになっているのですが、ハッシュレートなどに特に差は出ないので、あえてこれを買う理由はかっこよさそうぐらいしかないと思っています。

おわりに

ライザーカード3種、4分岐ライザーカード(3種ヒートシンク+2種)計5種をご紹介させていただきました。

個人的に一番思うことはライザーカードの裏面のゴムスポンジはすぐ外れる、接着剤でくっつけても外れる、貫通する、最初は大丈夫でもいっとき置いておくとグラフィックボードの荷重で貫通寸前になるor貫通するので、絶縁処理を行うことをお勧めします。

だいたい私はライザーカードのゴムに適当な絶縁体、私の場合はプラダンを切ったものをはさみ、それを絶縁テープでライザーカードとくっつけています。プラダンである必要性は特にないので、なにか絶縁性のものを挟みましょう。

真ん中がライザーカードで、これの上に右のプラダンを載せて、左の絶縁テープでくるくると固定してます。

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絶縁用のテープは定番ですが私は絶対これが一押しです。

百均などで売っているビニールのものと違って手で切れますし、熱で剥がれたりもしません。見た感じもマットな質感で、絶対におすすめです。

ただのライザーカードご紹介記事でした!
ありがとうございました。

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