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ビットコインマイニング・クラウドマイニングも意外と良いのでは?

以下の記事を書きながら調べていて、今更ながら、日本でもビットコインマイニング、意外と出来るじゃん、と思ったのでその部分だけ抜粋して書いてみます。

ビットコインマイニングに必要な設備

ビットコインのマイニングにはASICと言われる専門機器を用います。下記のような感じのものです。

Alibaba上に出店しているとあるセラーから頂いた価格表は下記です。

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おそらく200V前提なので、200Vの機器が動く環境を用意する必要があると思うので、一般の家庭ではなかなか難しいとは思います。

また、消費電力が1台で3000Wを超えるため、冷却設備も必要です。

どのASICが良さそうか?

BITMAIN AntMinerシリーズか、Avalonか、特にAvalonの方がハッシュレート当たりの販売価格は安いですね。ただAvalonは消費電力が高い(ワットパフォーマンスが悪い)ようで、1kwh23円だと下記のような収益シミュレーションになりました。

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引用元: https://www.nicehash.com/profitability-calculator/bitmain-antminer-s19-pro/canaan-avalonminer-1066

東京電力の30円などでは完全に赤字なので、日本ではBITMAIN AntMiner S19シリーズが良さそうですね。

S9シリーズは値段は安いのですが、ハッシュレートは低く、そのくせ消費電力は1000Wを超えるため、日本の普通の家庭の電力では赤字になってしまうようです。

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ビットコイン用ASICは4年以内にゴミになる

S9は2017年9月に発売されたモデルで、発売から4年が経過しています。4年でゴミになるのがビットコインマイニング用のASICの切ないところですね。

S19J Proは2021年6月に発売されたばかりのモデルなので、収益性は抜群です。値段も1台9500ドル、100万円を超えますが。

イーサリアムのマイニングで使えるゲーム用のグラフィックボードは4年前だとNVIDIA GeForce GTX 1070, 1080、AMD Radeon RX 470, 480などであり、現在でもまだゲームでも使えるし、マイニングでも日本でも黒字なので、ビットコインマイニング用のASICの寿命の短さを感じますね。

クラウドマイニングも業者によっては有り?

正直、調べるまでクラウドマイニングは怪しい、詐欺だ!と私は思っていました。調べた今でも、イーサリアムマイニングのクラウドマイニングはやはり詐欺に近い(リスクを正しく説明していない)と思っていますが、ビットコインマイニングについては以下の3つの条件が揃うようであれば意外と有りなのではと思っています。

1. ちゃんとした事業者であること
2. 機器の販売価格が市場価格から乖離していないこと
3. 電気代が安い国で運用されていること(1kwh 10円以下など)

1. ちゃんとした事業者であること

消費者庁、金融庁、警察庁からの注意喚起が行われるほどの詐欺が横行しています。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/caution_001/

大変危険ですので十分注意しましょう。マイニングエクスプレス、Percival Mark1などはよく知られている詐欺会社です。

2. 機器の販売価格が市場価格から乖離していないこと

Alibabaなどで投資しようとしているクラウドマイニング事業者が使う機器の価格を調べましょう。また、NiceHashのサイトからその機器でいくらぐらいの収益が出るのかをちゃんと調べましょう。(先述したリンク先などから調べられます)

詐欺かどうかさえ調べてはないのですが、コインポストなどもCMをやっているので、流石に詐欺ではないと思いたい、ディカーレットさんだと以下のような募集をしていました。

Bitmain社「ANTMINER S19J Pro 100th/s」200台
先着順です。お客様の申込が当社の最小募集台数(100台)に満たない場合、本件は不成立となる可能性があります
販売想定価格
1~29台: 単価1,076,000円(税込)
30台以上: 単価992,000円(税込)
https://www.decurret.com/miningmachine/003/

1-2割ほど中国から輸入するのに比べると割高ではありますが、消費税込みの価格であるため、法人が買えば、節税につながるので大差はないかもしれません。

3. 電気代が安い国で運用されていること

決してディカーレット社をお勧めするわけでもないですし広告費も貰っていないですし既に先の募集は終了しているようですが、情報の参考値として、電気代含む諸経費が1日あたり892円で募集していたようなので、日本だと空調費(冷房代)抜きで1800円かかるところ、空調費込で892円なので、安いなと思いました。

今は中国でマイニングが禁止されているので、たぶん新規に募集されることは中国ではないでしょうと思いますが。2021/07/14からの募集だったようですが、実際今運用出来ているのかは疑問がありますね。ちょうど中国の規制発表の直後か同じぐらいでの募集なので、もしかすると稼働できないまま終わるのでは?という気がしてしまいます。

しっかりしたところなら悪くないのではというメリット

ただクラウドマイニング自体は下記のようなメリットが有り、法人だと減価償却で節税にも使えるので、法人でやる場合は悪くはないように思います。
1. 専門知識が不要。お金を投資するだけで済む
2. 設置スペース不要。家の中に煩いマイニング機器を置かなくて済む
3. 運用も代わりにやってくれるので手間暇がかからない

イーサリアムマイニング vs ビットコインマイニング

イーサリアムマイニングを私は主としてやっていますが、イーサリアムマイニングは普通のパソコンで出来るので手が出しやすい、普通のパソコンなので設備も今あるエアコンとコンセントで良い、騒音も大きくない。マイニングしなくなったら中古のパソコン・パソコンパーツとして売れば良いというメリット郡があるので、一般の人が運用するにはイーサリアムマイニングが良いと思います。

一方で、ガッツリと節税をしたいといった法人格の場合、ビットコインマイニングが長期的にある程度は稼ぎ続けてくれる、1年間ぐらいは最新マシンなら収益はビットコイン価格さえ落ちなければ出してくれることはほぼ確実だろうから、全く悪くないと思います。

目的、法人か個人か、予算、環境等々に応じて、自分にあったマイニングをされると良いかなと思います。

以上、下記記事からの一部転載と追記の記事でしたが、読んでいただきありがとうございました!



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