【取締強化】ステーブルコインを取り締まる重要な役割は、米証券取引等委員会が担う？？

金融市場に関する大統領のワーキンググループが作成した報告書では、ゲンスラー氏の所属するSECがステーブルコイン業界の規制において重要な役割を担うことが推奨される見込みである。

米国の証券取引委員会（SEC）が、法律の提案やステーブルコイン分野の監督に関して、主導的な権威の役割を果たそうとしていると、Bloombergが最近、匿名の情報源を引用して報じた。

この「事情に詳しい」情報筋は、米財務省などが今週中に予定している報告書でも、ステーブルコインを銀行預金と同様に規制すべきだと判断する法案の可決を議会に促すだろうと漏らしている。
大統領の金融市場に関するワーキンググループ(SEC、CFTC、財務省)の広報担当者は、この報告書についてコメントを控えているという。
しかし、今回のリーク情報によると、
CFTC（Commodity Futures Trading Commission：米国先物取引委員会）がこの分野を監督する役割を担っていることも再確認されるという。

報告書は、
ジャネット・L・イエレン財務長官
ジェローム・パウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長
ゲイリー・ゲンズラー米証券取引委員会（SEC）議長
ロスティン・ベーナム米CFTC議長etc.....
米国内の主要規制機関の代表者で構成される「金融市場に関する大統領の作業部会」が作成した。

今回の提言は、
バイデン政権が複数の機関にまたがって
この分野を規制する方法を具体化したもので、
7月に開催された同グループの会合では、イエレン氏が
 "適切な規制の枠組みを確保するために迅速に行動する "必要性を強調している

米証券取引委員会(SEC)議長のゲンスラーはより大きな力を求めており、このグループが非公開で行った議論について、

「SECの責任者であるゲンスラーが非公開で変更を求めたため、SECの権限を強調する文言が追加された」とブルームバーグに明かしました。

最近、ステーブルコインをカジノのチップに例えたゲンスラーによると、SECとCFTCという2つの主要な市場機関は、
ステーブルコインに対する規制や取締りの面で、

どちらも議会の恩恵を受けることになるという。

また、今回の報告書では、GenslerがTether（USDT）やUSD Coin（USDC）などの米ドル建て資産に対する規制強化を働きかけることに成功したことが示唆されていますが、業界関係者や投資家の中には、監視の目が厳しくなることで、分散型のステーブルコインの導入が促進されると期待する人もいます。