若かれし頃は、「安物買いの銭失い」だった。
食べ物、日用品、仕事で使用するものとありとあらゆるもの。
そして、関西人気質で、常に「いくらまけてくれるんの?」と
聞いていた。
百貨店でも言っていたような。
ただ、社会人になり、結婚し、徐々に変わっていく。
写真は、今使っているお財布。
そうLVっす!
ただ、これは手帳カバーとして買った。
昔は紙の手帳を使っていた。
2012年に本社に異動になったときに
紙の手帳の利用は辞めた。
せっかくの革製品で革のあじが出てきた頃なので、
何か使い道はないかと考え財布にした。
財布として作られていないため、五千円札と一万円札は縦に入らない。
購入してかれこれ、15年ほど。
まだまだバリバリの現役選手。
さすがに、支払った分の回収は済んでいるだろう。
他の革製品といえば、靴。
フリーランスとなり、めっきり革靴を履く機会は
減ったものの、定期的なメンテナンスで
10年選手もちらほら。
革製品は磨くと光沢が出る。
革は手入れしないとダメになる。
栄養を与え続けると、寿命は長い。
使い続けると、あじが出る。
革製品の醍醐味だ。
人間も同じだろう。
磨けば磨くほどあじが出る。
革に負けている場合ではない。
これからも磨き続けねば。
3月の退職に合わせて買ったものに、
革の鞄がある。
これから10年、20年、30年と
長い付き合いになるだろう。
新たな人生を一緒に歩み、
お互いの「あじ」を見せ合おうじゃないか。
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