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めんどくさいことをやる?やらない?

「めんどくさっ」。
誰しもが一度は口にしたことがあるだろう。

とある講演会を運営する日のできごと。
会場設営のために、机と椅子を全て並び替える。
そして、講演会が終了すると、元の状態に戻す。
机にはコマがついており、椅子にはコマがついていない。
つまり、机を動かすほうが、椅子を運ぶより明らかに楽である。

講演会の運営者の人数は10名。
座席は、ざっと150名から200名分ぐらい。

見ていると面白いのは、机ばっかり運ぶ人と、椅子ばっかり運ぶ人にキレイに別れること。
誰かが決めたわけではない。
全て、自分が決めているのである。
究極の選択。
めんどくさいことをやりますか?
やりませんか?

クライアントワークでスケールアップするためには、
人が「めんどくさっ」と思うことをやらなければならないと思う。
なぜなら、クライアントさんは自社でもできるが、時間がかかることを外注に出していると思っているから。
労働基準法で、会社員の労働時間は決められている。
社員でもできるが、時間がかかる(労働基準法に引っかかる可能性がある)業務は
外注すると社内で労働基準法を気にしなくて済むだろう。
だから、クライアントワークでは、時間のかかるめんどくさい仕事がほとんどだと思っている。

机を運ぶ人。
椅子を運ぶ人。
ぼくの肌感覚でしかないが、椅子を運ぶ人の方が、クライアントワークとしてスケールアップできる。
自らめんどくさい仕事を選択できる人は、それが当たり前となり、クライアントからのお仕事も苦にならない。
むしろ、クライアントのために、高い価値を提供しようと考えるのではなかろうか。

講演会会場の準備、終わると元の状態に戻す。
ぼくはそんなことを考えながら、椅子を運んでいた。


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