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「本と珈琲」 梟書茶房に行ってみた

同じタイミングで会社を辞めた後輩と、近況報告のため飲みに行った。
昼下がりから飲み始め、2次会は「本と珈琲」 梟書茶房へ。

「本と珈琲」 梟書茶房の運営は、ドトールコーヒーだそう。

お店に入って、メニューを見ると、どこにでもあるお店なのだが、おもしろいビジネスをされていた。
メニューとは別に本を販売していた。
それならば、TSUTAYA・スターバックスだってやっている。
違うのは、売っている本の中身がわからないのだ。
本の感想は書いてあるが、タイトルも誰が書いたのかもわからない。
判断材料は、付けられた番号と感想、本の厚さ、価格。

そして、ぼくが面白いと思ったのは、1冊の本には、2冊の本が紐付けされている。
読んだ後の次の選択肢として、1冊買ったついでにもう1冊とオプションが用意されているのだ。
だから、ハマる人にとっては、どんどん本が繋がっていく。

また、メニューを頼もうとすると、また1冊の本に紐づいている。
「このコーヒーには、この本をどうぞ」と。
本来ならコーヒーしか頼まない人も、「今日ばかりは」と本を購入する人もいるかもしれない。
その1冊の本から呪術なぎになる可能性も。


「ついでにこれも買おう」は、他のビジネスにも展開できそう。
ぼくの仕事に当てはめると、見積もり依頼をいただいたときに、ひとつの見積もりにオプションを加えることもできそうだ。
オプションはなかなか思いつかないが。

何かを買ったついでに、紐づく何かを購入したくなる。
人の心理に逆行せずに、「あったらいいな」を添えて、いつでも買える状態にしておく。

勉強となるお店だった。


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